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徳島県 つるぎ町立半田病院
地域医療を担う信頼性の高い
院内ネットワークをもとに医療連携へ
徳島県 つるぎ町立半田病院
徳島県 つるぎ町立半田病院
「いかにコストを抑えながら、信頼性、拡張性の高いネットワークを実現するか」。規模の大小に関わらずあらゆる医療施設に共通する想いだろう。この命題に取り組むのが徳島県 つるぎ町立半田病院である。過疎化が進む地域の中核病院として住民に安心と信頼の医療サービスを提供する。その院内ネットワーク基盤にアライドテレシスのコア・スイッチ「SwitchBlade x908」や「x900シリーズ」などを導入。コストと性能を両立する高いコストパフォーマンスが評価された。「医療と経営の両立」を推進する半田病院の取り組みを紹介する。
プロフィール
■徳島県 つるぎ町立半田病院
所 在 地:徳島県美馬郡つるぎ町半田字中藪234-1
開    設:1949年4月
事業管理者:沖津 修氏
病 床 数:120床
診 療 科:内科、外科、小児科、産婦人科、泌尿器科など9科

「信頼と安心」を理念に掲げ、患者様中心の医療サービスを提供。総合病院としての安心・安全と、小規模病院としてのアットホームな雰囲気を兼ね備える。
http://www.handa-hospital.jp/
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県西部二次医療圏唯一の公立病院として地域医療を担う
24時間365日の医療体制を支える「止まらない」ネットワーク
安定稼働していたネットワーク環境を新館にもそのまま適用
部門システムを独自開発し院内の情報活用を推進
県西部二次医療圏唯一の公立病院として地域医療を担う
つるぎ町立半田病院 事業管理者(病院長) 沖津 修氏
つるぎ町立半田病院
事業管理者(病院長)
沖津 修氏
四国の主峰、剣山に由来するつるぎ町は2005年に旧半田町、貞光町、一宇村の町村合併によって誕生した。つるぎ町立半田病院(以下、半田病院)は、1949年に旧半田町の町国保組合直営施設として診療業務を開始。現在は公営企業法を適用する病院となり、徳島県西部I医療圏(つるぎ町、美馬市)の中核病院として地域医療を担っている。

つるぎ町では、半田病院の安定した医療サービス提供に注力するとともに、病院の健全経営に向けて経営基盤の安定化に取り組むなど、医療と経営の両立を図っている。半田病院の事業管理者(病院長)、沖津修氏は「当病院は徳島県西部の二次医療圏唯一の公立病院です。診療科は内科・外科・産婦人科・小児科・泌尿器科などがあり、地域医療を担ってきました。近年は地域の過疎化、高齢化が著しく、人口減少も進んでいます」と述べる。

そして、半田病院は中小規模に属することから「現在の診療報酬体制では採算面で厳しい現実があります。しかし、公立病院の性格上、地域医療を守るため救急医療など不採算部門を今後とも担わなければなりません。経営の効率化・経費削減などの経営努力を続けていくことは無論ですが、地方自治体からの繰入金も必要不可欠です。こうした現状について、国や地方自治体、地域住民の皆さんにご理解いただけるよう、職員一同、努力しています」と沖津氏は強調する。
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24時間365日の医療体制を支える「止まらない」ネットワーク
つるぎ町立半田病院 総務課 システム管理室 情報システム管理担当 課長補佐 山本高也氏
つるぎ町立半田病院
総務課 システム管理室
情報システム管理担当
課長補佐 山本高也氏
つるぎ町では病院改革プランを策定。診療機能の充実では、医師確保と診療体制の充実を目指し、地域住民が安心できる医療体制を構築。具体的には、電子カルテシステムの運用開始や、県西部の公立3病院の総合情報連携システムの整備計画などがある。また、経営の効率化では、病院職員の経営に対する意識を高めるとともに、事業管理者のもと病院機能の一層の充実・向上を図っていくとしている。

こうした病院運営とともに、診療に欠かせない医療情報システムを整備。旧半田病院時代には、医事会計システムに始まり、1998年にオーダリングシステムを導入。そして、2011年に電子カルテシステムの稼働を開始した。さらに、2012年12月には半田病院の新館完成に合わせて院内ネットワークを拡張している。

その院内ネットワークのコンセプトについて、半田病院のシステム管理室・情報システム管理担当・総務課・課長補佐、山本高也氏は「いかにコストを抑えながら、信頼性の高いネットワーク・システムを実現するか。そして、現場に使いやすいかをポイントに構築しています」と述べる。例えば、医師や看護師が簡単に操作でき、確実に電子カルテやレントゲン画像などの医療情報をやり取りできるネットワーク・システムを心がけながら導入・運用しているという。

半田病院は地域の拠点病院として救急医療を担い、24時間・365日の医療体制が求められる。そのインフラとなる院内ネットワーク・システムは当然ながら「止まらない」仕組みが要求される。山間にある半田病院の場合、落雷による停電や瞬停、雷サージ(異常な電圧・電流)による機器障害もあるという。

紙のカルテのときには、雷サージが発生しても診療への影響は小さかった。だが、電子カルテシステムの導入に伴い、「接続される機器・端末も増え、より安定した信頼性の高い院内ネットワークが不可欠です」と山本氏は力説する。さまざまなネットワーク機器を検討した結果、オーダリングシステムのときにも、問題なく稼働していたアライドテレシス製品の採用を決めたという。

そして、コア・スイッチにVCS対応のx900-12XT/S、フロア・スイッチにレイヤー2インテリジェント・スイッチ「GS924M V2」およびPoEスイッチ「FS926M-PS」、無線LANアクセスポイント「AT-TQ2403」などを導入している。山本氏は「止まらないネットワーク、広帯域の院内ネットワークの要件を満たす製品として、x900シリーズを採用しました。加えて、アライドテレシスは四国に拠点を構えスピーディな対応が可能なこともポイントになりました」と2011年当時を振り返る。
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安定稼働していたネットワーク環境を新館にもそのまま適用
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
半田病院は公立病院としてへき地医療や救急医療に取り組むとともに、災害拠点病院としての取り組みを進めている。その一環として、耐震構造の新館を2012年12月に竣工。新館と既存の本館を合わせて院内ネットワークを拡張・整備している。将来の拡張も考慮して、VCS対応コア・スイッチ「SwitchBlade x908」を追加導入し、本館のサーバー室に設置する一方、既存のx900-12XT/Sを新館に移設。新館の基幹ネットワークや電子カルテシステムのバックアップなどを担っている。山本氏は「本館で安定稼働していたネットワーク環境をそのまま新館に適用しています。加えて、SBx908は価格、性能、仕様などが当院の要件にマッチするため採用しました」と話す。

本館のSBx908および新館のx900-12XT/SはそれぞれVCSで冗長化するとともにトランク接続され、「万一、片側のネットワーク・システムが停止しても、もう一方で稼働できるように設計しています」と山本氏は説明する。また、落雷による院内ネットワーク・システムの停電・瞬停対策として、病院の自家発電装置のほか、コア・スイッチやフロア・スイッチに雷サージ対応UPSを取り付け、過電圧・電流による障害を回避している。

そして、院内のネットワーク機器を集中管理する「Swim Manager」を導入。電子カルテシステムの稼働後、部門システムの追加やレントゲン画像のフィルムレス化などで院内ネットワークに接続される機器・端末が増加。万一のネットワーク機器の障害時にもSwim Managerで障害箇所を把握した後、現場で必要な処置を行うことで復旧時間を短縮できます」と山本氏は述べる。

実は、情報システム管理担当は山本氏1人だ。院内ネットワークの日々の安定運用のほか、医師・看護師・職員のシステム活用の支援、電子カルテの部門システムの開発など幅広い業務を担う。しかも、「止まらない」院内ネットワークは必須の要件である。

そこで、Swim Managerによるネットワーク機器の監視に加え、迅速に障害復旧が行える工夫をしている。「コア・スイッチはVCSで冗長化して可用性を高める一方、フロア・スイッチは予備機を用意し、障害時に簡単に交換できるようにしています」と山本氏は説明する。具体的には、GS924M V2やFS926M-PSのフロア・スイッチのコンフィグレーション設定に統一性を持たせ、IPアドレスの設定を変えるだけで簡単に機器を交換できる仕組みだ。こうしたネットワーク機器の運用面を含め、「本館と新館で同じアーキテクチャで対応できることも、コストを抑えながら信頼性を高める院内ネットワークの特徴になっています」と山本氏は話す。
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部門システムを独自開発し院内の情報活用を推進
導入効果として山本氏は、機器のコストパフォーマンスに加え、サポート体制を挙げる。以前、ある部門システムで遅延が発生したことがあるという。それに対しアライドテレシスではトラフィック調査を実施。「トラフィックの状態をチェックし、レポートを作成、問題点をわかりやすく説明してくれました」と振り返る。こうした調査をもとに問題点を改善するなど、より信頼性の高いネットワークが実現する。

また、山本氏は現場の要望に応じて電子カルテの部門システムを開発。これまで診療材料管理システムや輸血管理システム、アクシデント報告システムなどを開発しているという。例えば、アクシデント報告システムでは、従来、紙で報告していた「ヒヤリハット」の情報を電子化し、リアルタイムに院内で共有することにより、リスクマネージメントに役立てる狙いがある。

徳島県では地域医療再生計画の一環として、県西部の公立3病院(半田病院、三好病院、三野病院)の連携・協力体制を推進。2014年度に稼働が予定される県西部の公立3病院の総合情報連携システムの整備も今後の課題になるという。例えば、クラウド上に構築される総合情報連携システムと院内ネットワークが連動するようになると、院内からのリモート・アクセス時のセキュリティー確保なども必要になる。「地域医療の高度化に向け、病院に役立つ提案を今後もお願いします」と山本氏はアライドテレシスのサポートに期待する。

公立病院を取り巻く環境が大きく変化する中、導入から運用、将来の拡張性を考慮してアライドテレシスのネットワーク機器を導入。医療と経営の両立に取り組む半田病院の取り組みが注目される。(取材:2013年5月)
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