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北海道工業大学
学生生活を支援する情報システムの基盤となる広帯域キャンパスネットワーク
北海道工業大学
「北海道工業大学」
北海道工業大学では「ヒューマニティとテクノロジーの融合」を教育理念の中心に据え、学生の個性を尊重した「人間力」のある人材を育成し、地域社会の活性化に貢献している。
こうした教育環境を支えるのがキャンパスネットワークである。
講義室の全席に情報コンセントを設けるほか、各所に無線LANアクセスポイントを設置し、授業や学生生活に必要な情報をやり取りできるモバイルキャンパスを整備。
そのネットワーク基盤として、アライドテレシスのコア・スイッチ「SwitchBlade x908」やディストリビューション・スイッチ「x600シリーズ」などを導入。
ITを駆使した教育・研究や学生生活をサポートしている。
プロフィール
■北海道工業大学
所在地:札幌市手稲区前田7条15-4-1
開学:1967年
教職員:191名(2011年5月1日現在)
学部学生:2,910名
大学院生:70名
ヒューマニティとテクノロジーの融合を基本理念に、時代の要請に即したプロフェッショナル教育を推進するとともに、産業界との連携や寒冷地特有の技術開発などを通して地域社会へ貢献している。
http://www.hit.ac.jp
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モバイルキャンパス構想に基づくIT環境を整備
学生生活をサポートするキャンパス情報システム
約4,000ポートに及ぶ情報コンセントを設置
ネットワークの拡張性を考慮しSBx908をコアにギガビットのキャンパスネットワークを構築
新体育館の竣工に合わせて無線LANの更新も計画
モバイルキャンパス構想に基づくIT環境を整備
北海道工業大学 創生工学部 情報フロンティア工学科 教授 メディアセンター長 岡崎哲夫氏
北海道工業大学 創生工学部
情報フロンティア工学科 教授
メディアセンター長 岡崎哲夫氏

札幌市の郊外、手稲の山並みを望む広大なキャンパスを構える北海道工業大学(HIT)。
同大学は、1967年に北海道の産業・経済の発展と生活環境の整備に寄与することを目的に創立された。当初、機械工学科と経営工学科からスタートし、1986年に6学科、1990年に大学院3専攻、1994年に大学院9専攻、2001年には学科改組により8学科となり、2008年4月から学部・学科の再編に着手。現在は工学を基本に、文理融合の教育を推進し、創生工学部、空間創造学部、医療工学部、未来デザイン学部の4学部8学科で構成される。

教育の特色は、学生の立場に基づく教育を実践していることだ。専門領域ごとに最適化された教育・学習プログラムや学習環境を提供する。また、高度技術化社会に調和するプロフェッショナル教育を行い、充実した学内イントラネット環境やe-ラーニング環境などを整備しており、教育・研究や学生生活を支える施設・設備が充実。先端的なネットワーク環境が整ったG棟(講義棟)をはじめ、既存棟や図書館、24年度完成予定の新体育館などがある。

そして、同大学では「モバイルキャンパス構想」に基づく教育環境の整備に注力。「学内の随所に有線LANの情報コンセントや無線LANのアクセスポイントを設置しています。学生は学内ネットワークとキャンパス情報システムなどを利用し、履修登録などが行える情報環境を整備しています」と、北海道工業大学創生工学部教授でメディアセンター長を務める岡崎哲夫氏は述べる。

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学生生活をサポートするキャンパス情報システム
北海道工業大学 学術情報課情報係長 西村和芳氏
北海道工業大学
学術情報課情報係長
西村和芳氏

モバイルキャンパスは、すべての学生がノートPCと学内の情報サイトを活用。いつでも、どこでも情報を利用できる環境を整え、学生は自然に情報メディアを使いこなす力を身に付けられる。具体的には、学生生活全般をサポートする「キャンパス情報システム」と日々の授業をサポートする「HIT-Eduシステム」がある。
いずれも学生生活に関する情報をまとめたポータルサイト「HITナビ」からアクセスする。

例えば、「HITナビ」では休講・補講情報や年間スケジュール、開放教室、履修ガイド、学科トピックス、就職関連セミナーなどの情報を提供。PCのほか、携帯電話やスマートフォンなどでも最新情報を確認できる。また、キャンパス情報システムは、履修登録、学業成績表の閲覧、授業改善アンケート、自分の進路に向けた目標の設定と達成を記録する学生サポー トプログラムなどがある。

HIT-Eduシステムは、ノートPCと有線LANを利用した出欠席のチェックや、小テスト、講義資料の配布、課題提出、学生への連絡・呼び出しなどの機能があり、授業を支援する。現行のシステムは2005年から稼働。「2011年度後期から、新たな授業支援システムをテスト稼動しています。学生や教職員から操作性などの意見を聞き、システムを修正したうえで来年度から本格稼働の予定です」と、北海道工業大学のキャンパスネットワークやシステムの運用を担当する学術情報課情報係長の西 村和芳氏は話す。

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約4,000ポートに及ぶ情報コンセントを設置
北海道工業大学 学生支援グループ長 学術情報課長 川村高史氏
北海道工業大学
学生支援グループ長
学術情報課長 川村高史氏

北海道工業大学では、教育・研究や学生生活で情報を活用できるようキャンパスネットワークの拡充を図ってきた。2001年のG棟の竣工に合わせ、29教室の全席に5ポートのスイッチを置き、有線LANの情報コンセントを用意。そのポート数は約4,000にのぼるという。

例えばHIT-Eduシステムを利用した出欠チェックでは、学生が講義のある教室の情報コンセントにノートPCを接続していることを証明する必要がある。そのため、教室(学生の居場所)の特定が困難な無線LAN経由での出欠チェックは認めず、有線LANの接続が必要になる。

学生はレポート提出などで教室に設置されたプリンターを利用する機会も多い。その際、学生は学内のメディアセンターサーバー室に設置されたプリントサーバーに自身のノートPCで出力情報(キュー)を送信。プリントサーバーは送信元の教室にあるプリンターで出力する仕組みだ。こうしたプリンティングシステムにもキャンパスネットワークが活用されている。

同大学では定期的にキャンパスネットワークを更新してきた。例えば、2001年度に、G棟の基幹LANを整備するとともに、講義棟を中心に無線LANを整備。2003年度に既存棟のLANを更新。さらに2005年に学内無線LANを拡充するとともに、「自宅など学外からキャンパス情報システムなどへリモートアクセスできるよう、学生向けにSSL-VPN、教職員向けにIPsec-VPNを導入。さらに、2007年には既存棟のシステムを更新し、キャッシュサーバーの負荷分散などを実施しています」と、学生支援グループ長で学術情報課長の川村高史氏はネットワークとシステム更新の取り組みを説明する。

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ネットワークの拡張性を考慮しSBx908をコアにギガビットのキャンパスネットワークを構築

そして、2010年度にはキャンパスネットワークを全面的に更新している。長年使用してきたシャーシ型コア・スイッチに代えて、アライドテレシスのコア・スイッチ「SwitchBlade x908」を2台導入。教職員向けのグローバルネットワークと学生向けのプライベートネットワークの各セグメントのコア・スイッチとしてSBx908を配置している。

グローバルとプライベートのセグメントを分けた設計について、「ネットワークのセグメントを明確に分割してシンプルにすることにより、障害の切り分けなどが容易に行えます」と、北海道工業大学のネットワーク設計・構築を長年担当している三菱電機インフォメーションテクノロジー北海道支店の坂井田博之氏は説明する。
また、SBx908の配下にはディストリビューション・スイッチ「x600シリーズ」を配置するとともに、G棟の各教室は多数の情報コンセントが必要になることから、多ポートのインテリジェント・エッジ・スイッチ「9048XL」(48ポート)などを導入している。

現在のコア・ネットワークの回線速度は1Gbpsだが、キャンパス内のトラフィックが増えてくればメディアセンターサーバー室とG棟間は10Gbpsに増強することも可能だ。また、次期ネットワークの拡張計画があることや保守ポリシーから現在はコア・スイッチの冗長化はしていないが、今後状況をみながら対応していくことも可能だ。
「こうした今後のネットワークの拡張性を考慮して信頼性の高いSBx908を採用しています」(川村氏)。

学術情報課が担当するキャンパスネットワークの責任範囲は各棟に設置するエッジ・スイッチまでである。その先の研究室のスイッチは教職員の責任において設置・運用するのが原則。
とはいえ、研究室のスイッチの誤接続によってループ障害を引き起こし、キャンパスネットワーク全体に影響が及ぶこともある。そこで、エッジにはループガード機能を備えたGS900Mシリーズなどのスイッチを配置し、ループ障害を局所化するように配慮している。

また、インターネット接続は、サービスプロバイダーの通信網とSINET(学術情報ネットワーク)の2つを利用している。そのアクセス・ルーターとして、WANロードバランス機能を備えたアライドテレシスの「AR570S」を導入。
一般的な回線冗長機能の場合、通常は片側の回線のみ対応する。それに対し、WANロードバランス機能は通常時に両回線を使用し、回線障害時に片側の回線で通信を継続できる。「アライドテレシスのスイッチやルーターは、キャンパスネットワークに求められる性能を維持しつつ、コストパフォーマンスが高いので満足しています」と西村氏は導入効果を話す。

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新体育館の竣工に合わせて無線LANの更新も計画
サーバーラックのSBx908
サーバーラックのSBx908

学部・学科によってキャンパスネットワークの利用方法も多少異なるという。例えば、創生工学部機械システム工学科では、モノづくりの基礎となる設計・製図をはじめ、実験や演習を重視したカリキュラムで技術者の育成を目指す。「実験データやCADデータなどは学科のサーバーで運用します。また、講義で配布する資料はHIT-Eduシステムに登録され、ネットワークを活用した授業を実施しています」と岡崎氏は話す。

そして、情報フロンティア工学科では、IT技術を幅広く実践的に学ぶ。例えばアライドテレシスのスイッチを用いてVLANの設定やネットワーク管理のSNMPなどを習得するという。
キャンパスでは有線LANのほか、無線LANを活用。G棟やHITプラザ(食堂)、図書館などを合わせて約20台の無線LANアクセスポイントを設置。学生はHITナビなどの情報サイトを参照したり、インターネットで就職情報を入手したりできるネットワーク環境を整えている。

また、来年度竣工予定の新体育館「HIT ARENA」にも無線LANを導入する予定だ。
新体育館は体育局・文化局のクラブ活動や各種トレーニングの設備があり、部員やクラブ間の情報交換手段としてモバイルの活用が期待されている。無線LANの適用範囲の拡大に向け、より運用の容易な無線LANシステムに刷新する計画もあるという。モバイルキャンパスの高度化に向け、有線系、無線系のキャンパスネットワークを拡充する北海道工業大学。
そのネットワーク基盤を担うアライドテレシスの役割は大きくなるに違いない。(取材:2011年9月)

ネットワーク構成図
プロフィール
■三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社
本社:東京都港区芝浦4-15-33
発足:2001年4月
資本金:12億5,000万円
従業員数:1,100名(2010年度)

プラットフォーム、ネットワーク、IT・セキュリティー、保守の各テクノロジーを組み合わせ、新規ソリューション・サービスの創出により、顧客・社会への貢献を目指している。
三菱電機インフォメーション テクノロジー株式会社 北海道支店 副支店長 坂井田博之氏
三菱電機インフォメーション
テクノロジー株式会社
北海道支店 副支店長
坂井田博之氏
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