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導入事例
医療法人 明仁会 かないわ病院
AMF※1対応の「SwitchBlade x8100シリーズ」を導入し、院内ネットワークの集中一元管理を実現
医療法人 明仁会 かないわ病院
石川県金沢市の医療法人 明仁会 かないわ病院は、電子カルテシステムの導入に先立ち、院内のサーバー、ネットワークを刷新し、AMF(Allied Telesis Management Framework)対応のコア・スイッチ「SwitchBlade x8100シリーズ」などアライドテレシス製品を導入。AMFの活用により、ネットワークの一元管理や構築、設定の自動化を実現し、運用管理の省力化、セキュリティーの強化など、さまざまな効果を挙げている。
プロフィール
■医療法人 明仁会 かないわ病院
所在地 金沢市普正寺町9-6
創立 1956年4月
許可病床数 189床 (指定病床5床)
標榜診療科目 4診療科
職員数 総数126名
「一人ひとりが大切にされ、声をかけられ、関心をもって接してもらえる環境、弱さや痛みを分かち合える環境、安心できる居場所、すべてのものが生きる環境づくり」を目指して、保健医療、地域サービスの向上に努めている。
http://www4.ocn.ne.jp/~kanaiwa/
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電子カルテの導入に先立ち、止まらないネットワークを構築
複雑な院内ネットワークを管理するためにSDNが必須条件に
新たなネットワークにアライドテレシスのAMFを採用
止まらないネットワークと一元管理を実現
WAN側も含め、今後もネットワークの強化を推進
電子カルテの導入に先立ち、止まらないネットワークを構築
医療法人 明仁会 かないわ病院 院長 岡田淳夫氏
医療法人 明仁会 かないわ病院
院長 岡田淳夫氏
かないわ病院は1956年に精神病床100床を有する精神科病院「金石神経サナトリウム」として発足し、診療業務を開始。2002年に「かないわ病院」と改称。現在は精神科、心療内科、児童精神科をはじめ、病床数189床を抱える精神科病院として、精神医療福祉の地域への浸透と充実および地域支援と障害者の自立の促進を図っている。

かないわ病院はIT化にも積極的に取り組み、2013年からはオーダリングシステムを含む電子カルテシステムの導入を進めている。

病院長の岡田淳夫氏は「電子カルテシステムの導入は、医療サービスのさらなる向上、職員の情報共有の強化などを目的としています」と語る。加えて、従来の紙ベースでのカルテや書類の管理にスペース的な限界を感じていたことも電子カルテシステム導入のきっかけと話す。特に精神疾患はいったん罹病すると長期間の治療が必要となることも多く、診療記録や検査データも膨大な量となる。そこで、紙のカルテだけに依存することのない、電子カルテシステムへのスムーズな移行が必要となっていた。

「電子カルテシステムの導入で大切なのは、単にカルテを電子化するだけでなく、システム全体として考えることです。そこでもっとも大事なのは、電子カルテが載るネットワークが止まらないことです」と岡田氏は言う。止まらないネットワーク、万一止まってもすぐに復旧できる、さらにデータを消失することのないシステムが重要だと岡田氏は指摘する。

電子カルテシステムの導入に向けて、2013年、病院のIT全体を見直すプロジェクトがスタートを切った。
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複雑な院内ネットワークを管理するためにSDNが必須条件に
医療法人 明仁会 かないわ病院 IT管理課主任 医療情報技師 河原直人氏
医療法人 明仁会 かないわ病院
IT管理課主任 医療情報技師
河原直人氏
従来、かないわ病院では、院内のITに関しては総務部門が兼務して管理を行っていた。当時のネットワークについて、IT管理課主任 医療情報技師の河原直人氏は「各種サーバーは現場に分散して配置され、OSも通信規格さえバラバラ。私1人では全てのシステムのバックアップを取るのにもひと苦労という状況でした」と振り返る。

折しもWindows XPのサポート切れ対応という課題があり、さらに、電子カルテシステムの導入を見据えた病院の全ITを見直すとなると、課題を根底から再確認すべき大規模なプロジェクトとなる。そこで専門部署としてIT管理課が新設された。

サーバーやネットワークを含め全てを見直すにあたり、河原氏がもっとも重視したのは一元管理だ。「IT管理課とは言っても極めて少人数です。院内のIT全てを管理、運用するためには、集中的に一元での管理を行うことができる環境にするということが第一でした」と河原氏。

特にネットワーク機器はそれぞれの機器に対して設定が必要となるし、情報を統合して見ることも難しい。そこで、河原氏は「SDN(Software Defined Network)(※2)を必須条件としました」と新しいネットワークの要件を語る。

SDNについて河原氏は「ネットワークは複雑化していく一方です。特に、従来のシステムでは、HIS(病院情報システム)系とインターネット系を切り離さないといけないということもあったため、ネットワークは複雑な階層構造になりがちです。従来のネットワークのような単一の流れでは制御しきれないという中で、ネットワークスイッチに求められる要件、機能は昔の比ではなくなってきています。これからのネットワークにはSDNが必須になっていくと思います」と語る。
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新たなネットワークにアライドテレシスのAMFを採用
SDNを検討した中で河原氏が注目したのが、アライドテレシスの「Allied Telesis Management Framework(以下、AMF)」である。AMFはアライドテレシスが提唱する実用的なネットワークの仮想化思想「u-VCF(unified-VirtualCore Fabric)」(※3)において、ネットワークの統合管理を実現するコントロールプレーンテクノロジーだ。AMFを用いることで、ネットワークを構成している多数のネットワーク機器の一括設定やアップグレード、遠隔地からの管理・設定変更、機器交換時の事前設定不要といった運用が可能となり、ネットワークの自律化を図ることができる。

外来ロビー
病棟デイルーム
病棟デイルーム
検討を振り返って、河原氏は「当院は精神科病院ということで患者様情報の秘匿性は特に高いです。AMFは医療機関や行政機関などでもすでに利用されているプロトコルということで、安心感がありました」と言う。一元管理、自動構築・設計といった要件を満たす上に、セキュリティー面でも安心感があるということがAMF採用の決め手となった。

アライドテレシスからの提案を受け、コア・スイッチにはAMF対応の「SwitchBlade x8100シリーズ」、インテリジェント・エッジ・スイッチには「CentreCOM AT-x510シリーズ」の導入が決定された。SBx8100シリーズをAMFマスターとした2階層のスター構成とし、配下のネットワーク機器(AMFメンバー)の一括設定やアップグレード、リモートからの管理・設定変更、機器交換時の自動設定・復元などを可能とする構成とした。

ネットワーク構築は順調に進んだ。河原氏は「今回のプロジェクトではSIerを経由せず、アライドテレシスと当院が直接話をして、プロジェクトを一緒に進めました。この直接のコミュニケーションということが、プロジェクトが順調に進んだ要因だと思います。アライドテレシスがメーカーとして持っている知識・ノウハウを余すところなく受けることができたと思います」と語る。提案から設計、実際の構築に至るまで、アライドテレシスからの直接の支援を受け、新たなネットワークの構築は完了した。

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新工場・新製品による売り上げ向上とネットワーク活用の今後
医療法人 明仁会 かないわ病院 事務長 大西義則氏
医療法人 明仁会 かないわ病院
事務長 大西義則氏
病院内にはサーバールームも新設され、システムは順調に稼働し始めている。「まだ、全てのシステムが本稼働しているというわけではありませんが、すでにネットワーク刷新の効果は現れています。今まではなにも分からないという状況だったのが、一元管理できているというのも大きいですし、セキュリティー面での安心感も段違いです。加えて、管理者としての私の運用管理効率がよくなったということだけでなく、利用する職員にも可用性の高いシステムを提供できていることが一番の効果ですね」と河原氏は効果を語る。

ネットワークは冗長化を多く取り入れ、求められていた“止まらないネットワーク”も実現した。今回のネットワーク構成では、SBx8100シリーズとエッジ・スイッチ間にリンクアグリゲーションを用いることにより、冗長化と帯域幅の拡大を実現している。河原氏は「当院のシステムにはPACS(Picture Archiving and Communication System、医療用画像管理システム)もありますので、帯域も非常に重要です。リンクアグリゲーションを活用しての高速化は嬉しい効果です」と語る。
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WAN側も含め、今後もネットワークの強化を推進
ナースステーション
ナースステーション
かないわ病院では今後も積極的にITの強化を進めていく。今回のプロジェクトはサーバー、ネットワーク全ての見直しということで、ネットワーク部分のリプレースから先行して着手され、アライドテレシスがパートナーとして構築を担当した。なお、サーバー部分についてはftServer©を用いた冗長構成のシステム上でプライベートクラウド環境を構築。さらにVDIの導入によりデスクトップを全てゼロクライアント(※4)にするという、先進的なシステムを実現している。また、診療記録の管理ソリューションの導入や、県外のデータセンターと連携したBCP(事業継続計画:Business continuity planning)対策の取り組みもスタートしている。

河原氏は今後の展望を次のように語る。

「ITというとサーバーに目がいきがちですが、ネットワークの上で動いてこそのシステムです。ネットワークのパフォーマンスはシステム全体のパフォーマンスに繋がりますので、引き続き強化を図っていきたいと考えています。加えて、今回のシステム刷新ではプライベートクラウドを構築したのですが、次世代にはシステムを院外に置くというケースも出てくると思います。その時に重要となるのがWAN側の強化です。今回は院内LANの強化が主目的でしたが、地域医療連携やパブリッククラウドなどのことも考え、今後はWAN側も強化していきたいと考えています」

病院のIT化に意欲的な取り組みを続ける、かないわ病院。アライドテレシスのAMFを活用した、止まらないネットワークを構築し、一元管理、自動構築・設計、セキュリティーの強化など、さまざまな効果を挙げることに成功した。かないわ病院の先進的なネットワークインフラをアライドテレシスが担っている。
(取材:2014年2月)
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システム構成図
※1 AMF:アライドテレシスが新たに開発したプロトコル。AMFを用いることで多数のネットワーク機器の一括設定や一括アップグレード、遠隔地からの管理・設定変更、機器交換時の事前設定不要といった運用が可能となり運用管理工数、コストの大幅な削減が可能となる。
※2 SDN:通信機器を単一のソフトウェアによって集中的に制御しネットワークの構成、設定などを柔軟に動的に変更することを可能とする技術。
※3 u-VCF:アライドテレシスが提唱するネットワークの運用管理性向上を目的としたネットワーク仮想化思想。
※4 ゼロクライアント:汎用的なOS等は搭載せず、ネットワーク接続やキーボード・マウス入力などの機能のみを持ち情報処理機能のほぼすべてをサーバー上で実行する仮想デスクトップ環境向けの情報端末のこと。
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