ライブラリー
導入事例
WEBカタログ
プレゼンテーション素材集
製品写真
製品外観図
メール配信サービス
導入事例
鹿島石油株式会社 鹿島製油所
製油所のネットワークインフラをAMFとEPSRリングで構築
鹿島石油株式会社 鹿島製油所
茨城県鹿島臨海工業地帯で石油精製事業を行う鹿島石油株式会社。鹿島製油所内の新統合事務所竣工を契機に構内4拠点を光ファイバーで結ぶリング型ネットワークを刷新した。新ネットワークには、障害検出と経路の切り替えを高速に行うEPSRや、ネットワーク運用管理の負荷軽減が可能なAMF対応機器を含めたアライドテレシスのソリューションが採用された。
お客様プロフィール
■鹿島石油株式会社
本社 : 東京都千代田区大手町1-1-2
設立 : 1967年10月
資本金 : 200億円
事業内容 : 石油精製業
▲鹿島コンビナート
JXグループの一員として、エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、持続可能な経済・社会の発展に貢献している。鹿島製油所では精製システムの高度化を図りながら、品質の高い石油製品を供給するとともに、環境負荷の低減に貢献する新たなエネルギーの供給にも取り組む。
http://www.kashima-oil.co.jp
Top
コンビナートで重要な役割を担う鹿島製油所
経路の切り替えに時間のかかるSTPが課題に
高速切り替えが可能なEPSRでリング型構内ネットワークを構築
万一の障害時にも高速な切り替えやAMFによる自動復旧などに期待
コンビナートで重要な役割を担う鹿島製油所
鹿島石油株式会社 鹿島製油所 計画グループ システムチーム チームリーダー 根本 洋二氏
鹿島石油株式会社
鹿島製油所
計画グループ
システムチーム
チームリーダー
根本 洋二氏
鹿島製油所は1970年の操業開始以来、鹿島コンビナートの中核として石油エネルギーなどの安定供給を推進。同製油所の敷地面積は273万u(サッカーの鹿島スタジアムの90個分)、原油処理能力は1日あたり約25万2500バーレル(約40,150kl/日)を有し、石油製品から石化製品まで幅広く製造する大型総合製油所として発展してきた。近年はコンビナートルネッサンス事業を推進し、石油化学会社と副生成物の相互融通を行っている。
鹿島製油所のある東部コンビナートでは20社以上が密接に関わりながら生産活動を実施。鹿島製油所では原油を蒸留してガス・LPG、ナフサ、灯油、軽油、重油などを製造する。例えば、重油はコンビナート内の電力会社(火力発電所)にパイプラインで送られ、コンビナートの動力部門を支えている。また、ナフサは化学会社に送られ、エチレンなどに分解された後、コンビナート内の化学メーカーに供給されるといった具合だ。
「鹿島製油所は東部コンビナートで重要な役割を担っており、万一、何らかの理由で石油精製活動が停止するような事態になれば、他の会社の操業に大きな影響を与えることになりかねません」と鹿島石油株式会社 計画グループ システムチーム チームリーダーの根本洋二氏は話す。システムチームは鹿島製油所のミッションクリティカルなシステムとネットワークの企画、構築、運用などを担い、製油所の安定的な操業を支えてきた。
例えば陸上出荷設備は、サービスステーションや需要家向けのガソリン、灯油、軽油、重油などを運ぶタンクローリーへの積み込み設備で、毎日24時間体制で稼働する。また、海上出荷設備は、タンカーが着く桟橋の出荷設備で、鹿島製油所で生産された製品の約5割がここから出荷されるという。出荷管理はコンピューターを用いた分散型総合制御システムで行われ、積み込み数量の的確な管理により、安全で確実な出荷を実施している。「製油所は出荷が最優先です。何があっても停止することは許されません」と根本氏は強調する。
Top
経路の切り替えに時間のかかるSTPが課題に
鹿島石油株式会社 鹿島製油所 計画グループ システムチーム 石塚 博明氏
鹿島石油株式会社
鹿島製油所
計画グループ
システムチーム
石塚 博明氏
鹿島製油所ではコンピューターシステムのインフラとなる構内ネットワークを構築・運用し、定期的に更新してきた歴史がある。サーバー室のある統合事務所を中心に、構内の各拠点(操油センター、陸上出荷センター、二期計器室など)をスター型で結ぶほか、前回更新の2005年は各拠点をループ型で結ぶ基幹ネットワークを構築するなど、その時々のネットワーク技術を採用してきた。
前回のループ型ネットワークでは、構内各拠点のコア・スイッチとしてレイヤー3スイッチを冗長化するほか、その配下にレイヤー2のディストリビューション・スイッチとエッジ・スイッチを設置。「障害対策としてスパニング・ツリー(STP)を構成していましたが、課題がありました」と鹿島石油 計画グループ システムチームの石塚博明氏は語る。
STPは障害発生時に障害経路を迂回するようにネットワークを再構成する。LANの障害対策として一般的に利用されているが、課題もある。ネットワーク構成によって異なるが、経路の切り替えに数十秒の時間がかかり、この間、通信ができないことになる。「ループ型ネットワークのある拠点のスイッチが障害を起こした場合、配下のスイッチでSTPが動作し、ネットワークが再稼働するまでに1,2分間かかることもありました。そこで、STPを使わずに障害対応が可能なネットワークができないものか検討を開始したのです」(石塚氏)。
そして、根本氏は「出荷などの業務を止めることはできず、万一の障害時にも1秒程度で切り替えられる構内ネットワークを実現したいと考えていました。加えて、従来は別々の拠点に置かれていたサーバーとPBXを新たな統合事務所に移転する計画があり、構内ネットワークを刷新することになったのです」と語る。
Top
高速切り替えが可能なEPSRでリング型構内ネットワークを構築
鹿島製油所ではいくつかの事業者からの提案を検討した結果、日興通信株式会社の提案を採用した。それは、アライドテレシスのVCS及びAMF対応のアドバンスト・レイヤー3スイッチ「x930シリーズ」を各拠点のコア・スイッチとしてそれぞれ2台設置。VCSにより2台のスイッチをあたかも1台のように運用管理できる。また、x930シリーズは1Uボックス型スイッチでありながらAMFマスターとして機能する。
各拠点のx930シリーズの配下のディストリビューション・スイッチには、VCS及びAMFメンバー対応の「x510シリーズ」を冗長化して設置。また、エッジ・スイッチにはAMF非対応のデバイスとAMFネットワークを接続し、AMFによるネットワーク全体の統合管理を可能にする新製品「Secure HUB SH510シリーズ」を導入している。
そして、各拠点の冗長化されたx930シリーズでリング型ネットワークを構成。リングプロトコルには障害検出と経路の切り替えが高速に行えるEPSR(Ethernet ProtectedSwitched Ring)を採用した。EPSRはSTPのような段数制限がないため大規模なネットワークにも適用できることや、設計が簡単に行えるといった特長がある。
この新構内ネットワークを提案した日興通信株式会社 鹿島支店営業部営業課長の小池真広氏は「アライドテレシスのスイッチ製品は、EPSRのリング型ネットワークで豊富な構築実績を持っていることと、ノンストップの稼働に耐えうる高い信頼性を評価しました」。また、日興通信株式会社ネットワーク事業部の武田恭幸氏は「付加価値の高い機能としてAMFがあり、お客様のネットワーク管理の負荷削減が可能です」と推奨理由を語る。
AMF(Allied Telesis Management Framework) は複雑化、多様化するネットワークの一元管理や自動構築、自動復旧など運用管理を効率化。アライドテレシスではAMF対応機器の増強や機能の拡張、強化を図っている。石塚氏は「当初、リング型ネットワークを構成する各拠点のコア・スイッチのみ更新する計画でしたが、エッジ・スイッチまでAMF対応機器にすることで、自動復旧など運用管理の省力化が可能になると判断しました」と述べる。わずかな人数のネットワーク担当者は、ネットワーク以外のシステム企画などの業務も担っており、運用管理の負荷軽減が求められていた。

AMF(Allied Telesis Management Framework)の特長
AMF(Allied Telesis Management Framework)は一元管理、分散マスター処理、
自動構築、自動復旧、非AMF装置対応の5つの機能によって構成され、
ネットワーク管理・運用の「一元化」「簡素化」「自立化」を行い、ネットワークの
運用・管理にかかるコストや必要となる技術スキルを大幅に下げることが可能です。
Top
万一の障害時にも高速な切り替えやAMFによる自動復旧などに期待
鹿島製油所では、x930シリーズなどの実機を用いてEPSRやVCSのテストを実施。擬似的な障害を発生させて経路の切り替えを試験した結果、「要件であった1秒程度での切り替えを確認することができました」と根本氏は述べる。そして、新統合事務所の竣工とともに2016年5月から新構内ネットワークが稼働を開始。鹿島製油所内の各種装置の制御は別ネットワークで行われているが、「出荷などの情報をやり取りする新構内ネットワークと業務が密接に関係しています。万一、新構内ネットワークに問題が発生した場合、製油所のみならず、東部コンビナートにも影響を与えることになるため、今後も止まらないネットワークを目指していきます。障害予知や監視を含め、危機管理に役立つ提案をしてほしいですね」と根本氏はアライドテレシスに期待する。
24時間・365日、休みなく操業する鹿島製油所。そのネットワークインフラの一翼をアライドテレシスの最新技術が担っている。
Top
ネットワーク構成図
パートナー様プロフィール
■日興通信株式会社

本社 : 東京都世田谷区桜丘1-2-22
創業 : 1947年6月
資本金 : 4億9600万円
従業員数 : 450名(2016年3月末現在)

情報システム導入時のコンサルティンから設計、構築、保守、運用サポートまで一貫したサービスを提供。ネットワークインフラ、業務システム、映像システム、電話通信システムなどに強みを発揮している。

http://www.nikkotelecom.co.jp
日興通信株式会社 茨城ブロック 鹿島支店 営業部 営業課長 小池 真広氏 日興通信株式会社 ネットワーク事業部 ネットワークシステム部 システム一課 武田 恭幸氏
日興通信株式会社
茨城ブロック 鹿島支店
営業部 営業課長
小池 真広氏
日興通信株式会社
ネットワーク事業部
ネットワークシステム部
システム一課
武田 恭幸氏
 
導入事例一覧へ


PAGE TOP