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導入事例
九州ルーテル学院大学
情報活用を促進するハウジング化に向け高可用キャンパスネットワークを構築
九州ルーテル学院大学
「九州ルーテル学院大学」
熊本市にある九州ルーテル学院大学では、学術情報ネットワーク「SINET(Science Information Network)4」の運用開始に伴い、学内の情報系サーバーをデータセンターに移設してハウジング化するとともに、キャンパスネットワークを刷新。アライドテレシスのVCS対応コア・スイッチ「SBx908」やディストリビューション・スイッチ「x600シリーズ」、無線LAN AP「AT-TQ2403」、ネットワークマネージメント・ソフトウェアなどを導入。学生が利用するデバイスの多様化やデータセンターへのアクセスなど、データ量の増大に対応するネットワーク環境を整備し、ハウジング化を基盤に学生や教職員の情報活用を促進している。
プロフィール
■九州ルーテル学院大学
本社:熊本市中央区黒髪3-12-16
開学:1997年(1975年に開学した九州女子短期大学から改組転換、共学に)。
人文学部人文学科(キャリア・イングリッシュ専攻、こども専攻)、心理臨床学科、大学院人文研究科障害心理専攻を擁する。少人数制のアットホームな雰囲気、ボランティアなど体験学習の重視、充実した学生支援体制を特色に、社会で活躍できる人材を養成している。
http://www.klc.ac.jp/
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教育・研究活動の基盤として学内を結ぶ光バックボーンを導入
DCで情報系サーバーを運用し学内の教育環境を整備
ネットワーク機器をアライドテレシス製品で統一
ITを活用して魅力ある大学をつくり競争力をアップ
教育・研究活動の基盤として学内を結ぶ光バックボーンを導入
古屋四朗氏
学校法人 九州ルーテル学院
理事・事務局長
古屋四朗氏

九州ルーテル学院大学の歴史は、1908年、北米ペンシルベニア州のルーテル教会で 「日本に女子の学校を」との願いから5ドルの献金に始まる。その後、日本で活動していた女性宣教師たちにより、女子教育の場を求める運動が広がり、1926年に学院の前身である九州女学院が誕生した。以来、伝統を築き1997年に男女共学の4年制大学として九州ルーテル学院大学がスタートした。

同大学は、建学の精神である「感恩奉仕」に則ったキリスト教主義教育と、専門領域における高度な学術の教育研究による全人的な人間教育を基本理念に掲げる。「奉仕者としての人間観、世界観を持ち、全人的、専門的な知識を育むことを基本に教育・研究活動を行っています」と、学校法人九州ルーテル学院の理事・事務局長を努める古屋四朗氏は述べる。緑豊かなキャンパス内には、大学・大学院のほか、幼稚園、中学・高校があり、生徒・学生の学びと成長を見守っている。

大学の教育・研究活動の基盤を担うのがキャンパスネットワークである。5年前にキャンパス内の建屋を結ぶ10Gbpsの光バックボーン上に外国製のレイヤー3コア・スイッチを導入。

また、大学・研究機関などの学術情報基盤となるSINET3向けの外部接続は100Mbpsの回線速度でキャンパスネットワークを構築した。だが、より安定的なシステム運用やスマートフォン、タブレットPCなど学生が利用するデバイスの多様化などを背景にインフラの増強が求められていた。「こうした要求に加え、コア・スイッチの課題解消も急務でした」と九州ルーテル学院大学人文学部教授でキャンパスネットワークの運用を担当する椛一喜教授は打ち明ける。

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DCで情報系サーバーを運用し学内の教育環境を整備
椛一喜氏
九州ルーテル学院大学
人文学部人文学科教授
椛一喜氏

コア・スイッチは導入後5年が過ぎ、リースアップを迎えていた。それとともに保証期間も終了し、「リースを延長しても、保証が継続されるか疑問でした」と椛教授は話す。また、従来、利用していたSINET3は、2011年4月からSINET4へ機能が向上。熊本県内の大学が接続するエッジノード(アクセスポイント)が熊本大学から通信事業者のデータセンターに変更されることになった。

「2014年までにSINET4のノードを変更しなければなりません。学内の広帯域光バックボーンを活かすため、ノードのあるデータセンターへの外部接続を1Gbpsに増速する計画でした。加えて、学内のコア・スイッチの更新や無線LAN増設の要望もあり、一気にキャンパスネットワークを刷新することに決定したのです」(椛教授)。

また、学内で運用している内部用及び外部用メールサーバーやWebサーバーなどのシステムを外部のデータセンターに移設する構想が持ち上がっていた。万一の自然災害などでサーバーが被害を受ければ、重要な情報を消失するリスクもあるからだ。古屋氏は「学校全体を運営する立場から検討した」と前置きしつつ、次のように述べる。「幼稚園から大学まで学内の情報を共有する環境づくりとともに、情報セキュリティーの強化に注力しています。
情報セキュリティーでは機密性、可用性が不可欠であり、学内に重要な情報を置いておくのは可用性の点で課題がありました」。

九州ルーテル学院大学では、事務局など部門ごとにサーバーを分散配置しており、災害などで情報を失いかねないとの危機感がある。また、ITの安定利用に欠かせない停電対策や省エネ、BCP(事業継続計画)といった観点から、外部のサービスを活用する利点があると見ている。

また、学生と教職員、非常勤講師などを含め約1,000ユーザーの比較的小規模な大学であることから、ITの運用体制にも課題があったという。そこで、堅牢な設備が整ったデータセンターでサーバーを運用し、学内・学外向けのハウジング環境を整えることで、安定的な情報活用を進める狙いがある。

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ネットワーク機器をアライドテレシス製品で統一

学生・教職員の情報活用基盤となるキャンパスネットワークの刷新にあたり、いくつかのネットワークベンダーの製品を比較・検討している。

そして、パフォーマンスや障害対策の観点から、コア・スイッチをはじめ、ディストリビューション・スイッチやエッジ・スイッチまで、すべてアライドテレシス製品で統一した。

具体的には、コア・スイッチにVCS対応「SBx908」を2台導入。従来のコア・スイッチはアクティブ-スタンバイ構成で冗長化していたが、「SBx908はアクティブ-アクティブで動作でき、パフォーマンスを向上できます」と、ネットワーク設計・構築を担当した株式会社キンキの小柳雅義氏は説明する。

SBx908とディストリビューション・スイッチの「x600シリーズ」はリンクアグリゲーションで経路を冗長化する一方、エッジ・スイッチには、ループガード機能を備えた「GS900Mシリーズ」を導入。そして、これらアライドテレシスのスイッチを一元管理するSwimSuite(Swim ManagerとSwim Viewのパック製品)を活用し、ネットワーク管理の一元化を実現している。

また、1号館に設置するSBx908のVCSと各建屋のx600シリーズのリンクアグリゲーション構成で工夫。従来、2芯で使っていた光ファイバーを1芯2本の形で利用することにより、既存の光ケーブル資産を有効活用しながら、容易に冗長ネットワークを実現した。

キャンパス内に設置されたTQ2403
キャンパス内に設置された
TQ2403

キャンパスネットワークでは、x600シリーズごとに学生用、教員用、事務職員用、共通用の4つのVLANを構成。「あえて物理的にVLANを分けることで、万一の障害の影響が他に及ばないように工夫しています。例えば学生用のVLANが障害を起こした場合、緊急避難的に事務職員用のVLANを利用するなど、従来の学内ネットワークの考え方を踏襲しています」と小柳氏は話す。

このほか、学生の利便性を考慮し、無線LANアクセスポイント(AP)を増設。学生が集るホールやラウンジ、食堂などに無線LAN AP「AT-TQ2403」を配置し、学生が持参するノートPCやタブレットPCの利用を支援している。

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ITを活用して魅力ある大学をつくり競争力をアップ
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
ラック内のSBx908をはじめと
するアライドテレシス製品群

新たなキャンパスネットワークが2012年4月から本格稼動を開始した。学生たちは情報教 室に設置されたPCを用いてイントラネット用サーバーへアクセスしシラバスを閲覧したり、授業で使用するテキストをダウンロードしたりする。また、ディスクに学生ごとのフォルダーを設け作成したレポートなどを保存。提出はメールで行う仕組みだ。ちなみに、卒論もメールで提出することになっており、提出の締め切り日が近くなるとトラフィックが集中するという。

また、講義室に電子黒板を設置し、データセンターを経由してインターネットに接続しながら授業を行ったり、LL教室では英語のコンテンツにアクセスしながらEラーニングを行ったりするなど、キャンパスネットワークやクラウド環境をフルに活用している。

アライドテレシスの製品・ソリューションの導入効果について、椛教授は「SwimManager/SwimViewでネットワーク機器を監視し、状況を“見える化”できるので安心です。万一のトラブル時にも、問題を特定してから管理業者に連絡、対処できます」と評価する。キャンパスネットワークの運用管理は、椛教授と事務職員の2名で実施しているが、学生への対応が優先のため 運用管理に時間を割けないという。

そこで、管理ツールを活用してネットワーク状況を把握し、管理業者と機器の情報を共有しながら運用管理する体制を整えている。

また、古屋氏は「事務職員の情報共有を促進するインフラが整い、チームワークで仕事ができるようになりました」とキャンパスネットワーク刷新後の仕事の変化を述べる。例えば学生支援センターでは学生の志望先などの情報を共有し、きめ細かく対応。以前はセンターの職員ごとにPCで情報を管理しており情報を共有しにくかったという。

現在、教務用サーバーなどは学内に置いているが、災害対策やBCP対策などを考慮し、今後、データセンターでの運用を検討するという。そして、「大学の魅力を高めるため、いかにITを活用していくかが重要です」と古屋氏は強調する。例えば、教員は教育・研究の質を高めるため、職員は学生・教員へのサービスの質を高めるためにITを活用するなど、それぞれの立場で大学の魅力を高める。

「キャンパスネットワークの刷新とデータセンターの活用により、その環境づくりはできました。ITで大学の競争力を増すためには、可用性や運用性の高いネットワークが不可欠であり、今後も質の高い製品・ソリューションの開発、提供をお願いしたいですね」と、古屋氏はアライドテレシスに期待する。クラウド化を視野に広帯域・高可用のキャンパスネットワークを構築した九州ルーテル学院大学。そのプラットフォームを担うアライドテレシスの役割は増していくに違いない。(取材:2012年6月)

ネットワーク構成図
プロフィール
■株式会社キンキ
本社:熊本市大江4-21-3
創立:1959年11月
資本金:1,800万円
教育研究関連事業やICT事業、OA機器販売事業、保守サポート事業など広範なビジネスを展開。ICT事業では、ネットワーク/VPNやサーバー仮想化、情報セキュリティーなどのソリューションを提供している。
http://www.kinki.co.jp/
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