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万成病院
高い安定性が求められる電子カルテシステムの基盤に、アライドテレシスのネットワークソリューションを採用
万成病院
岡山県岡山市の万成病院は、電子カルテシステムの導入にあたり、基盤となるネットワークを刷新。アライドテレシスのネットワークソリューションを採用し、事務作業の軽減による医療の質の向上を実現するための電子カルテシステムの基盤として、高い安定性を持つネットワークを構築した。 万成病院
お客様プロフィール
■特定医療法人 万成病院
所在地 : 岡山市北区谷万成1-6-5
創立 : 1954年
許可病床 : 500床(うち精神科措置入院指定病床数15床)
標榜診療科目 : 5診療科
職員数 : 総数430名
入院中心から社会復帰施設などへの多機能化、時代に則した医療体制づくりに積極的に取り組み、医師、看護職員、リハビリテーションスタッフ、ケースワーカー、薬剤師等の多面的な視野を持つ医療チームを構成。医療の連携を図ることで患者さまを早期回復へと導くように努める。保険・医療・福祉の連携、統合された地域包括医療を推進している。
http://mannari.or.jp/
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医療の質の向上を目指し、電子カルテシステムを導入
電子カルテネットワークをVDI環境で構築
リカバリーの考慮されたネットワーク
速度や帯域も問題なく、安定したネットワークを実現
電子カルテ導入により、さまざまなメリットを享受
医療の質の向上を目指し、電子カルテシステムを導入
特定医療法人 万成病院 情報システム課 係長 上級医療情報技師 河田 智之氏
特定医療法人 万成病院
情報システム課
係長 上級医療情報技師
河田 智之氏
認知症患者の増加や、薬物依存、摂食障害、発達障害など、精神科医療に対する社会的要請が多様化する中、現場となる精神科病院では「入院中心から社会復帰、地域生活中心へ」という医療体制作りに取り組んでおり、岡山の万成病院もそうした医療法人の1つだ。
岡山県岡山市の万成病院は、精神科、神経科、心療内科、歯科、内科を診療科目とする病床数500床の精神科病院である。介護老人保健施設として85床の岡山リハビリテーションホームを併設し、増加する認知症疾患へのニーズにも積極的に対応している。近年、急速に進む医療のIT化の潮流の中で、精神科においてもその特有の煩雑な事務処理作業の効率化や医療の質の向上のために、電子カルテの導入が進んでいる。
万成病院では2015年4月、電子カルテシステムを本稼働させた。万成病院 情報システム課 係長の河田 智之氏は、「電子カルテについては5年ほど前から課題に挙がっておりまして、今回、満を持しての導入となりました。紙カルテでは書類ごとに何度も転記が必要で、間接事務作業が増大していました。電子カルテを導入することで、この事務作業を削減、効率化し、創出した時間を患者様の診療やケアに還元すること、つまり、医療の質の向上を目指すものです」と、電子カルテ導入の目的を語る。
特に近年推進しているチーム医療においては、記載した情報を統合的に見ていく必要があるため、他部署の記録を見たい、情報を包括的に時系列で見たい、患者の今の状況を知りたいなどという要望があり、リアルタイムな情報の共有化、スムーズな情報伝達を実現する必要がある。電子カルテを導入し、スタッフが大量の患者情報の中から必要な情報を瞬時に把握することができるインフラが求められていた。
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電子カルテネットワークをVDI環境で構築
万成病院では以前から事務系を中心にIT化を進めてきたが、「ネットワークが継ぎ足しになっている状態で、どこに中継点があるか探すのもひと苦労でした」と河田氏が語る通り、ネットワークは複雑化し、運用管理の効率化も課題となっていた。
河田氏とアライドテレシスとの出会いは2010年のことだ。ソリューションの紹介を受けるとともに、複雑化していたネットワークの診断をアライドテレシスへ依頼。そこでようやくネットワークの構成図も完成したと話す。
河田氏が次に取り組んだのが、情報系システムの仮想デスクトップ(VDI)化である。2012年からシンクライアントを導入し、事務系の端末約80台を段階的に仮想化した。
「電子カルテの導入を見据えて、まず2012年にVDI化をスタートしました。この段階ではネットワークは既存のままでしたが、アライドテレシスのネットワーク診断のおかげもあり、スムーズに導入が進みました」と河田氏。
こうしたVDI基盤の運用実績などをもとにして、2013年には電子カルテ導入の具体的な検討に入った。電子カルテはVDIにて構築し、端末はすべてゼロクライアント端末を採用することとした。
電子カルテとひと口に言っても、電子カルテのソフトウェア、サーバーや端末などのハードウェア、基盤となるネットワークなど、検討すべき項目は多い。以前のVDI化の際には既存のネットワークをそのまま利用したが、今回はネットワークも刷新することを決定した。
河田氏は、「電子カルテについてもVDIで構築しますので、普通のデスクトップパソコンやノートパソコンを端末に利用した電子カルテシステムよりもネットワークの安定性、信頼性が求められます。そこで、電子カルテの導入と同時にネットワークも刷新することを決めました」と話す。
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リカバリーの考慮されたネットワーク
ネットワークを選定する上での要件について河田氏は次のように話す。
「“止まらないネットワーク”が理想ですが、実際は止まる時には止まるものだと思います。重要なのはトラブルが起きた時のリカバリーです。管理者として、動き出した後にネットワークのことを不安材料として抱えながらシステムを運用していくのは難しいことです。問題なく、当然に動くことが第一ではありますが、トラブルがあった時にはインフラとの兼ね合いも含めて切り分けができ、現場で対応が可能であるということを重視しました」 ソフトウェア、ハードウェアを中心に幅広く検証や検討が実施され、2014年5月には電子カルテベンダーに株式会社ベータソフトを、インフラについては富士ゼロックス岡山株式会社を、そしてネットワークはアライドテレシスのソリューションを採用することを決定した。
「病院への導入、運用実績の豊富なベータソフト、以前のVDI導入もお願いした富士ゼロックス岡山、そしてネットワークにはアライドテレシスを選定しました。アライドテレシスにはネットワーク診断をお願いしたこともあり、同社からの提案なら安心してお任せできると考えました」と河田氏は採用の理由を話す。
ネットワークのコア・スイッチには、L3ギガビットイーサネットモジュラースイッチ「SwitchBlade x908」が2台導入された。VCS(バーチャルシャーシスタック)機能を用いて2台をスタック接続し、冗長化構成とすることで、仮に1台に障害が発生しても運用継続が可能となり、通常時も双方アクティブで負荷分散の処理を行うため、ネットワーク資産の有効活用も実現する。エッジ・スイッチにはギガビットスイッチ「CentreCOM AT-x210/AT-x200シリーズ」を導入。あわせて、今回のネットワーク刷新では無線LAN環境も構築されることとなり、高容量給電が可能なPoE+に対応したスタッカブルスイッチ「CentreCOM AT-x510シリーズ」、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANアクセスポイント「AT-TQ3600」なども設置することが決まった。
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速度や帯域も問題なく、安定したネットワークを実現
2014年8月には、キックオフミーティングが開催され、電子カルテの導入作業がスタート。ネットワークに関しては、病院内のスイッチや無線LANアクセスポイントの設置など、アライドテレシスによりスムーズに作業が進行した。
今回の電子カルテ導入にあたり万成病院では、敷地内にサーバールームを新設している。新サーバールームは11月に完成。既存のIT機器に加え、電子カルテ用のサーバーやコア・スイッチなども設置された。
「サーバールーム完成より前の段階で、院内に新サーバー、ネットワーク環境を仮組みして、動作などの検証を進めていましたので、導入はスムーズに完了しました。12月にはデータの入力なども開始し、仮運用がスタートしました」と河田氏は語る。
2015年4月、電子カルテシステムは本稼働を迎えた。電子カルテ用のゼロクライアント端末は120台。VDIを用いて、電子カルテを仮想デスクトップ上で利用する仕組みだ。
「システムは大きなトラブルもなく、順調に稼働しています。ネットワークについても問題はありません。VDI環境で、デスクトップ画面を転送する方式のため、ネットワークは非常に重要です。PACSとの連携に関しても速度や帯域も問題なく、極めて安定していますので、導入は成功と言えると思います」と河田氏はアライドテレシスのネットワークを評価する。
同時に無線LANも運用を開始。新たに導入されたタブレット端末では、電子カルテの閲覧や入力だけでなく、カメラ機能を使い、治療の状況を撮影してカルテに添付するといった活用も行われている。
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電子カルテ導入により、さまざまなメリットを享受
タブレット端末 無線アクセスポイント ▲無線LAN APの運用が開始され、タブレット端末は電子カルテの閲覧やカメラ機能を用いた治療状況の撮影に活用されている
今回の電子カルテ導入にあたり、既存の情報系のネットワークは、新ネットワークに統合されている。インターネットへ接続する情報系とネットワークを閉じている電子カルテ系はVLANで分割され、セキュリティーを担保しつつ、運用管理を統合している構成だ。
万成病院では今回、ネットワークの監視用にアライドテレシスのネットワークマネージメント・ソフトウェアを導入している。「現在までに大きなトラブルは発生していませんが、何か起きた時には視覚的に素早く確認できるため、運用上の安心感を得ることができています」と河田氏はネットワークの見える化をメリットに挙げた。
導入して3カ月あまり。事務作業の軽減による医療の質の向上という目的は徐々に達成しつつある。「電子カルテの導入にともない、部門システムも連携するように変更を行っています。電子カルテへの1回の入力で、薬剤などのオーダーも各部門と連動し、事務的な作業の軽減効果は現れています。加えて、電子カルテで情報共有するチーム医療の現場では、カルテの質の向上という効果も出てきています。自分だけでなくチームのメンバーにも分かりやすい内容、入力を心掛ける医師も増えており、これも医療の質の向上に繋がる効果と思います」と河田氏。あわせて、今後は紙カルテが増加しないことから、保管するスペースの節約にもなることも電子カルテ導入のメリットになると付け加えた。 最後に河田氏に今後の展望を聞いた。
「まずは導入したばかりの電子カルテシステムの安定運用が第一です。当院は精神科病院ということで患者様のプライバシー保護など、セキュリティー対策に力を入れていますが、今後もいっそう充実させていく予定です」と語った。
これからもITを活用しながら、先進の精神科医療を提供していく万成病院。アライドテレシスでは、ソリューション提供を通じて、万成病院の医療活動を支援していく。
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ネットワーク構成図
パートナー様プロフィール
■富士ゼロックス岡山株式会社
 
本社 : 岡山市北区今4丁目14-26
設立 : 1981年12月
資本金 : 3,000万円
 
富士ゼロックス商品(デジタル複合機、複写機、OA機器および関連諸商品)および関連商品の販売・サービスの提供、パーソナルコンピューター・ソフトウエアの販売・メンテナンスおよびシステムインテグレーション、インターネット関連事業、各種プリンター消耗品販売を展開。
   
http://www.fujixerox.co.jp/okx/
 
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