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公益財団法人 群馬慈恵会 松井田病院
安心・安全な医療体制のインフラとしてVCSとAMFによる院内ネットワークを整備
公益財団法人 群馬慈恵会 松井田病院
群馬県安中市にある公益財団法人 群馬慈恵会 松井田病院では、電子カルテ導入を視野に院内ネットワーク基盤を整備。医療情報化を推進するうえで、「止まらないネットワーク」が重要になるとして、院内のコア・スイッチにVCS及びAMFマスター対応の「x930シリーズ」、ディストリビューション・スイッチとエッジ・スイッチにはAMFメンバー対応の「x510シリーズ」及び「x230シリーズ」を導入した。万一、スイッチが障害を起こした場合にも、VCSによる冗長化とAMFによる設定の自動化、早期復旧により可用性の高い院内ネットワークの実現を目指している。
お客様プロフィール
■公益財団法人 群馬慈恵会  松井田病院
所在地 群馬県安中市松井田町新堀1300-1
開設 1928年1月
病床数 119床
診療科 内科・外科・呼吸器科など11科。ほかに横川診療所を併設する。

「愛と科学をモットーに地域の人々に信頼され、安心のより所となる病院・施設、常に患者さん本位に考える病院・施設」を理念にしている。

www.matsuida-hp.com/
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地域医療を第一に呼吸器系の検診に注力
電子カルテの導入を視野に院内ネットワークを整備
機器の冗長化と設定の自動化を要件にスイッチを選定
AMFにより保守費用の低減も可能
地域医療を第一に呼吸器系の検診に注力
公益財団法人 群馬慈恵会 松井田病院 院長 髙橋 好一氏
公益財団法人 群馬慈恵会
松井田病院
院長 髙橋 好一氏
公益財団法人 群馬慈恵会 松井田病院 事務長 本多 英明氏
公益財団法人 群馬慈恵会
松井田病院
事務長 本多 英明氏
群馬県西部に位置する安中市松井田町には碓氷峠があり、江戸時代に中仙道の松井田宿と坂本宿で栄えた街道の街として知られている。信越本線西松井田駅からほど近い公益財団法人 群馬慈恵会 松井田病院(以下、松井田病院)は、昭和初期の1928年に、当時の国民病であった結核の治療と予防のために結核診療所を開設したことに始まる。
県内外の結核患者様の治療にあたるほか、結核の早期発見のための検診にも注力してきた。1981年に松井田病院と改称し、一般、結核病棟に加え、療養型病棟を運営するなど地域医療と介護に対応する医療活動を続けている。松井田病院院長、髙橋好一氏は「当院は結核病院から始まった経緯があり、現在も地域医療を第一に、結核や肺がんなど呼吸器系の検診にも力を入れています」と話す。また、2015年から透析を開始し、それまで高崎市などの病院へ透析のために通院していた透析患者様にも喜ばれているという。
患者様の地域での生活を支援するため、病院と併設して介護老人保健施設や居宅介護支援事業所、訪問看護ステーションを設置。「医療と介護の連携や、地域の診療所と密接に連携していくためには医療情報を共有できるIT環境が必要です。そこで、電子カルテシステムの導入を視野に入れ、さまざまな検討を続けているところです」と髙橋氏は話す。
こうした医療情報化の意義について、松井田病院事務長の本多英明氏は「電子カルテをベースとした情報の共有や業務の効率化により、医師や看護師の負担を軽減するだけでなく、患者さんのケアを手厚くすることができます」と話す。
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電子カルテの導入を視野に院内ネットワークを整備
松井田病院ではさまざまな形で地域医療に取り組んできた。例えば、住民向けに胸部X線検診車で市内に巡回し、結核や肺がんなどの予防と早期発見に努めている。さらに、新しい胸部X線デジタル検診車を導入。低床のノンステップバスをベースに地面と検診車の床の段差を少なくし、高齢者や車椅子の人でも受診しやすいよう配慮しているという。
「この検診車はデジタル画像で胸部を撮影します。医師が読影用の端末を使って前回の受診結果と今回の画像の差分を比較できるシステムを導入しており、微細な変化も見つけやすくなります。電子カルテの導入に加え、こうした胸部画像などのシステムを活用するためには、従来の課題を解決する新たな院内ネットワークの整備が求められていたのです」。こう話すのは、松井田病院の医療情報の企画から運用まで担う経営企画室長の福原慶氏だ。
従来は医療機器の導入に合わせて医療機器メーカーの主導でネットワークを構築してきた。例えばX線CTを導入した場合、CTメーカーがネットワーク構築を行い、PACS(医療管理画像システム)を用いて画像データの閲覧や保管、管理を行ってきた。また、透析患者様は週に3回の透析を受け、データの管理が重要になるという。松井田病院では透析情報システムを導入しているが、院内全体を結ぶネットワークがないため透析室でしかデータを参照することができないという問題があった。
「PACSや透析、各種検査装置などの医療機器や、医事会計などのシステムごとにネットワークが導入されてきたため、管理が複雑になるだけでなく、設備投資も大きくなる懸念がありました。ネットワーク上で稼働する医療機器が多くなり、従来のやり方では対応できなくなってきました。電子カルテの導入を見据え、病院側でネットワークをコントロールする必要があり、院内ネットワークを整備することになったのです」と福原氏は経緯を説明する。
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機器の冗長化と設定の自動化を要件にスイッチを選定
胸部X線デジタル検診車 低線量で高画質な画像を提供できる高性能検出器を搭載している
▲胸部X線デジタル検診車
低線量で高画質な画像を提供できる高性能検出器を搭載している
院内ネットワークの整備にあたり、松井田病院では要件を定義。その第一が「止まらないネットワーク」だ。髙橋氏は「機器の障害や自然災害時の停電など、ネットワークが止まって電子カルテなどが使えなくなるのは困ります」として、患者様の安全・安心を守るためにも院内ネットワークの安定稼働が可能な機器と回線の冗長化が要件の1つになった。
また、本多氏は「病院経営ではコスト管理が求められており、院内ネットワークの選定についても、性能とコストのバランスがポイントでした」と話す。病院の収入源である診療報酬はその時々の政策の方針によって変動する。「ネットワーク機器の導入コストのほか、保守費用などのランニングコストは可能な限り抑えられる製品が望ましいと考えていました」と福原氏は付言する。
そして、松井田病院の院内ネットワーク構築をサポートした日立システムズネットワークスの松井洋一郎氏は「松井田病院様の要件に合致するネットワーク機器として、豊富な導入実績があり、冗長化のVCS及び設定の自動化などが可能なAMFに対応するアライドテレシスのスイッチを提案させていただきました」と述べる。また、同社の鳥居正尚氏は、「AMFは、機器の一括設定や遠隔地からの設定変更、障害時の自動復旧もできるなど大きなメリットがあります。」と述べる。具体的には、冗長化した「x930シリーズ」をコア・スイッチに、各病棟のディストリビューション・スイッチに「x510シリーズ」、エッジ・スイッチに「x230シリーズ」を導入した。コア・スイッチと病棟のスイッチとの間はリンクアグリゲーションを用いて回線の二重化と2Gbpsの広帯域化を実現している。
VCS(Virtual Chassis Stacking)は複数台のスイッチをスタック接続して仮想的に1台のスイッチとして動作でき、機器の冗長化と負荷分散を実現する。VCSによる冗長化について福原氏は「万一、院内ネットワークが停止した場合、復旧後、医療機器が正常に稼働するかどうかのテストが必要です。コア・スイッチと回線を冗長化することにより、すべてのネットワークが停止する事態は避けられます」と述べる。また、院内ネットワークに電子カルテシステムやPACSなど各種医療情報システムが統合され、電子カルテシステム導入後はデータ量の増大が予想される。VCSで接続されたコア・スイッチはアクティブ/アクティブの運用が行えるためトラフィックの負荷分散が可能だ。
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AMFにより保守費用の低減も可能
松井田病院では、VCSによる院内ネットワークの信頼性向上とともに、AMF(Allied Telesis Management Framework)に期待する。同病院のIT担当者は少人数のため、IT担当者が不在になる夜間や休日にネットワーク機器の障害が発生した場合、AMFを活用することで早期復旧とコスト削減になると見ている。福原氏は「事前に練習は必要ですが、当直する職員がスイッチの障害時に代替機と交換し、AMFでコンフィグなどの設定を自動化することにより早期復旧が可能です。IT担当者が少ない中小規模の病院にこそ、AMFは大きな効果を発揮します」と評価する。
そして、「設定の自動化と早期復旧をサポートするAMFの活用により、ネットワーク機器の保守費用の低減も可能です」と松井氏はアライドテレシスのネットワーク機器を推奨した理由の一端を説明する。
松井田病院では2018年度中に電子カルテシステムを導入する計画だ。併せて医師用の端末や看護師用の院内端末としてスマートフォンを導入する。その狙いについて髙橋氏は「高崎などの市外から通ってくる医師もいます。患者様の緊急時にスマホで連絡し、電子カルテの情報を参照しながら指示を出すといった使い方が可能です」と話す。また、本多氏は「看護師にとって電子カルテの端末としてノートPCは新たに操作を覚える必要があり、病棟に持ち運ぶのも大変です。日常的に使い慣れたスマートフォンであれば、操作を気にせずに電子カルテの情報を参照できます。院内の情報化を進めることで看護師の負担を軽減し、患者様のケアに時間をかけられます」と期待する。
院内ネットワークは医療機器・システムのインフラのほか、看護師が最新医療を学ぶ研修などのEラーニングにも活用する。さらに病院内の介護老人保健施設にもつながり、医療と介護の連携が可能になるほか、将来的には地域の診療所との病診連携のインフラとして役立てる構想もあるという。「病院においてネットワークは水道や電気と同様に、動いて当たり前のインフラと考えられています。そうした要求に応えるため、これからもアライドテレシスの技術力に期待しています」と福原氏。医療機器・システムごとのネットワークを刷新し、信頼性・安定性の高い統合的な院内ネットワークを構築した松井田病院の取り組みは、多くの医療機関の参考になるはずだ。
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ネットワーク構成図
パートナー様プロフィール
■株式会社 日立システムズネットワークス

本社 : 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー4階
創立 : 1965年12月
資本金 : 1億2133万円
従業員数 : 260名

コミュニケーション、ネットワーク、セキュリティなど、システムの提案から構築、運用管理、保守サービスまでワンストップで提供する。

www.hitachi-systems-ns.co.jp
日立システムズネットワークス 埼玉支店 営業グループ 課長 松井 洋一郎氏 日立システムズネットワークス ソリューションシステム本部 第一部 第一グループ 主任 鳥居 正尚氏
日立システムズ
ネットワークス
埼玉支店 営業グループ
課長 松井 洋一郎氏
日立システムズ
ネットワークス
ソリューションシステム
本部 第一部 第一グループ
主任 鳥居 正尚氏
 
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