ライブラリー
導入事例
WEBカタログ
プレゼンテーション素材集
製品写真
製品外観図
メール配信サービス
導入事例
特定医療法人 三佼会 宮崎病院
医療現場の止まらないネットワークと運用管理の見える化を実現
宮崎病院
長崎県諫早市の特定医療法人 三佼会 宮崎病院は、病院新棟の建設にあわせ、サーバールームを新設。同時に、従来からの課題であったネットワーク環境の再構築を行った。24時間365日止まらないことを前提に、運用管理性の向上、拡張性や柔軟性などを要件とした新ネットワークに採用されたのは、アライドテレシスのネットワーク製品だった。止まらないネットワークと運用管理の見える化を実現した宮崎病院の取り組みを紹介する。 宮崎病院
プロフィール
■特定医療法人 三佼会 宮崎病院
所在地:長崎県諫早市久山町1575番地1
創 立:1982年2月1日
許可病床数:153床
1日平均外来患者数:約200名(宮崎病院、宮崎診療所合計)
標榜診療科目:17診療科
「心を込めて、患者様の為に」という三佼会の理念のもと、長崎県諫早市および近隣地域の基幹病院として、医療に対する高い知識と技術の修得に努め、安全で信頼される最良の医療を提供している。
http://sankoukai.net/
Top
先進医療、健康管理と予防医療、救急救命医療に注力
電子カルテシステムを一から開発するもネットワークに課題
止まらないネットワークを前提に、運用管理性、拡張性も要件に
VCSにより冗長性を確保、帯域も2Gbpsに拡張
止まらないネットワークの実現に加え、運用管理性も大幅に向上
今後は通信インフラにとどまらず、病院全体のIT化を推進
先進医療、健康管理と予防医療、救急救命医療に注力
宮崎病院事務長 櫻井権次氏
特定医療法人 三佼会
宮崎病院事務長
櫻井権次氏
宮崎病院の開院は1982年。長崎県諫早市および近隣の地域医療に貢献する急性期病院として発展を続けてきた。総合健診センター、総合リハビリセンター、介護保険事業なども併設し、急性期医療のみならず、予防医学から罹看後の社会復帰へのサポートを含め、トータルな医療の提供を目指している。

同病院では先進医療の導入に積極的に取り組み、九州でもごく一部の病院しか設置されていない「ガンマナイフ」をいち早く導入。ガンマナイフは脳を切開せずに脳血管障害や脳腫瘍を治療する装置。入院期間も短く、健康保険も適用される治療方法として、県内外から多くの患者がガンマナイフ治療のために同病院を訪れるという。

また、健康診断にも注力し、総合健診センターを併設。同センターは長崎県で最初に「人間ドック・健診施設機能評価」認定を受けた施設。日本人間ドック協会が定めた基準をクリアした健診センターとして、地域住民の健康管理と予防の役割を担っている。

そして、宮崎病院のもう1つの特徴と言えるのが救急救命医療だ。「宮崎病院では救急救命医療にも力を入れています。年間の救急車両受け入れは約1,500件、その約半数が夜間の受け入れです。救急患者様の約7割は脳疾患関係となっています」と語るのは、宮崎病院事務長の櫻井権次氏。救急医療充実の一環として、長崎県の民間病院では唯一というヘリポートを病院屋上に設置。離島の多い長崎県における救急医療でヘリポートは大きな役割を担っている。

「最高最新の医療機器の導入、健康管理と予防医療の充実、救急救命医療。この3つが宮崎病院の特徴です。さらに、今年の4月には回復期リハビリテーション病棟も新設し、患者様の社会復帰・在宅復帰・寝たきり防止にも力を入れていきます」と櫻井氏は語る。
Top
電子カルテシステムを一から開発するもネットワークに課題
宮崎病院システム管理室 吉田直樹氏
特定医療法人 三佼会
宮崎病院システム管理室
吉田直樹氏
従来は紙のカルテを使用していた宮崎病院に電子カルテシステムが導入されたのは2006年頃のことだ。「地元のソフトハウスさんと当院のドクターが協力して、電子カルテシステムを開発、導入しました」と電子カルテシステム導入の経緯を話すのは、宮崎病院 システム管理室の吉田直樹氏。使い勝手やカスタマイズ性を重視し、既製の電子カルテシステムではなく、一からシステムを開発。同システム内にはオーダリングシステムも組み込まれ、当時としてはかなり先進的な病院情報システムとして稼働を開始した。2010年にはサーバーを入れ替えてさらに強化し、クライアント・端末の総数は約250台というネットワークになっている。

しかし、当時から宮崎病院のネットワークにはいくつかの課題が存在していたと吉田氏は振り返る。

「閉域網の院内ネットワーク、インターネット系のネットワーク、さらに画像系(PACS)のネットワークなど、混在した状態になってしまっていました。ある場所ではループしたり、あるいはネットワークが遅くなったりという弊害も出ていました。サーバーの置き場所も各部屋に分かれているなど、管理上も問題がありましたので、サーバー、ネットワークの整理が必要だと感じていました」(吉田氏)

システムの導入・改善を繰り返してきたため、ネットワークの設計図も明確ではなかったと言う。管理上はもちろん、当時は特に問題は発生していなかったもののセキュリティー上も好ましいとは言える状況ではなかった。

2012年、宮崎病院では新棟の建設が決定し、それに伴い、新棟内に新たにサーバールームを設けることになり、サーバールームの新設にあわせて、ネットワークも整理、再構築することが決定された。
Top
止まらないネットワークを前提に、運用管理性、拡張性も要件に
ネットワーク構築の要件としてまず挙げられたのが安定性だ。「病院は24時間365日稼働していますから、“止まらないネットワーク”ということは前提条件です。その上で、なにか障害等が発生した際にはすぐに復旧できるように運用管理を「見える化」すること、一元管理できることがまず要件となりました」と吉田氏。

特に、吉田氏の属するシステム管理室はサーバー、ネットワークの運用管理だけでなく、システムの開発も行っている多忙な部署である。ネットワークに何かあった時にはすぐに分かり、そしてすぐに復旧できることが必要となったのだ。

さらに求められたのは拡張性、柔軟性だ。先進医療への積極的な姿勢が特徴の宮崎病院では、新しい医療機器なども頻繁に導入され、また、病床の拡大なども常に行われている。その都度に大規模なネットワーク工事を行ったり、配線を見直すといったことは難しいため、ある程度の拡張に備える柔軟性も求められた。

このような要件のもとで、ネットワーク構築のための業者選定が行われ、パートナーとして選ばれたのが、長崎県を中心にSI事業を展開する扇精光株式会社だ。同社のシステム営業部 係長の鈴田禎臣氏は、「病院様ということで、止まらないネットワーク、安心して運用できるネットワークの構築をご提案しました。安心して利用できる製品として提案させていただいたのがアライドテレシスのネットワーク製品です」と当時の提案を話す。

扇精光は、ネットワーク構築でアライドテレシスとの協業を数多く行ってきている。「一番安心できるメーカー」(鈴田氏)ということで、今回の宮崎病院の案件でもアライドテレシス製品を提案したと言う。

吉田氏は業者の選定について、「もちろんコストとの兼ね合いもありますが、扇精光さんは実績も意欲もあり、パートナーとして選ばせていただきま した。アライドテレシスさんについては、以前、医療セミナーにも参加したことがあり、コストパフォーマンスも良く、安心できるメーカーと感じていました」と語る。
Top
VCSにより冗長性を確保、帯域も2Gbpsに拡張
宮崎病院のネットワーク更新にあたっては、コア・スイッチにアドバンストレイヤー3・ギガビットイーサネットスイッチ「CentreCOM AT-x900-24XT」を2台導入。各階のフロアにはギガビット・インテリジェント・スイッチ「CentreCOM GS900M V2シリーズ」が採用された。ネットワーク設計について鈴田氏は、「まず、“止められないネットワーク”のコアとして、VCS対応のコア・スイッチを冗長化して配置し、さらに、PACSや電子カルテのネットワークが帯域を必要としますので、コアと各ディストリビューションの間でリンクアグリゲーションによる経路の冗長化と帯域の増強(2Gbps)を図るという構成にしました」と話す。

なお、今回のネットワーク構築では帯域を2Gbpsとしたが、各ケーブルにはカテゴリー6Aのものを選択し、将来的な10G BASE-Tへの拡張も可能な配線となっている。

「機器を入れ換えるたびに配線工事というわけにはいきませんので、5年、10年と先を見据えて、将来の拡張性のある設計にしています」(鈴田氏)

また、特にVCSについては、アライドテレシスのSEとも相談、技術的な支援も受けながら設計、導入が進められた。

設計はスムーズに行われたが、それでも苦労はあったと鈴田氏は振り返る。「従来のネットワークで当然医療機器にもアドレスが割り振られているわけですが、医療機器のアドレスは業者さんを呼ばなければ変更できません。移行の際のネットワーク停止時間を極力短くするためには、そんな時間はありませんので、極力既存のアドレス設定を維持したまま統合するという設計に苦労しました」と鈴田氏。

吉田氏も、「当初は1日かけてネットワークの切り替えを行う予定にしていたのですが、基幹となる電子カルテシステムだけは2時間で切り替えるということになりましたので、設計段階から切り替えを見据えたものにしていただきました」と話す。
Top
止まらないネットワークの実現に加え、運用管理性も大幅に向上
設計の完成後、構築のフェーズに入り、順調に機器の導入、ネットワークの配線が進められた。今回のプロジェクトでは新棟の建設にあわせて、既存のA棟、B棟も含め全てのネットワークを刷新するため、工事スケジュールの調整は大変苦労したと吉田氏、鈴田氏は口を揃える。2013年2月、工事はスケジュール通り終了し、ネットワークの切り替えも無事完了した。

その後、ネットワークには大きなトラブルもなく、順調に想定通り稼働している。ネットワーク刷新の効果について吉田氏は、「事前の想定通りに、止まらないネットワークが実現できました。また、当院にはさまざまなシステムがありますが、ネットワーク速度が向上したという印象もあります。画像系のシステムでもかなり快適度が増したと感じています」と、安定性と高速化を挙げた。

さらに吉田氏は、要件となっていた管理のしやすさについても高い評価を与える。

「アライドテレシスのネットワークマネージメントソフトウェア『Swim Manager』を導入したのですが、大変管理がしやすくなりました。ネットワーク構成ツリーの自動作成機能など、機器を増設する際にも簡単・便利ですし、しきい値を設定してそれを越えた際にはメールを送信してくれるのも嬉しい機能です」(吉田氏)

Swim Managerはネットワークを管理するための全ての機能が網羅されたソフトウェア。インテリジェントスイッチやルーターなどを自動探索し、ネットワーク構成をツリーやマップ形式で見やすく表示し、さらに、定期的に状態を監視したり、不定期に発生する障害やイベントなどの記録もできる。
Top
今後は通信インフラにとどまらず、病院全体のIT化を推進
医療相談室、地域医療連携室、診療録管理室
医療相談室、地域医療連携室、診療録管理室
アライドテレシスのネットワーク製品により、止まらないネットワークを実現した宮崎病院。最後に今後の展望を伺った。

「電子カルテシステムの改修、拡張は常に行っていまして、システムはますます大規模化しています。患者様の診療においても1人あたりの画像の点数は増え続けていますので、さらなる高速化が求められていきます。そうしたことに対応していくためには通信インフラだけでなく、ますます病院全体のITを強化していかなければなりません。宮崎病院全体のITを支える強固なネットワークを作っていくために、アライドテレシスには今後も情報提供をはじめ、ご協力をお願いできればと思います」と吉田氏は今後の展望を語った。

ラック内のアライドテレシス製品群
ラック内のアライドテレシス製品群
扇精光の鈴田氏も「弊社にはアライドテレシスの製品を活用したモバイルVPNの構築実績などもありますので、今後も宮崎病院様の課題を解決し、さらに発展に寄与させていただけるご提案を心掛けたいと思います」と語る。

今後はタブレットPCなども活用して、より医療体制を充実させていきたいという要望も病院内から出ているという。

積極的にIT化を推進する宮崎病院のネットワークインフラをアライドテレシスが担っている。(取材:2013年11月)
Top
ネットワーク構成図
パートナー様プロフィール
扇精光株式会社システム営業部 SIグループ係長 鈴田禎臣氏
扇精光株式会社
システム営業部
SIグループ 係長
鈴田禎臣氏
■扇精光株式会社

所在地:長崎県長崎市出来大工町36

情報機器の販売・保守、ネットワーク構築、仮想化基
盤の構築、システム開発、運用支援などのトータルサー
ビスを展開している。

http://www.ougis.co.jp/
導入事例一覧へ


PAGE TOP