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導入事例
日本赤十字社 大阪赤十字病院
医療情報システムを支えるネットワークインフラを再構築し、
「止まらない院内ネットワーク」を実現
日本赤十字社 大阪赤十字病院
大阪赤十字病院では電子カルテシステム導入を契機に院内ネットワークを再構築。従来の課題だったスイッチの安定性や通信障害、保守体制などを改善するため、医療情報システムとネットワークを分けてインフラを設計・構築した。ネットワークにはアライドテレシスのVCS対応コア・スイッチ「SwitchBlade x908」、「x900シリーズ」を中核に「止まらない院内ネットワーク」を実現。さらに高速無線LANを導入し、看護業務などの効率化を推進している。
プロフィール
■日本赤十字社 大阪赤十字病院
所在地:大阪市天王寺区筆ヶ崎町5-30
創 立:1912年5月
病床数:1,000床
病院敷地面積:35.207u
建物延床面積:86.493u
職員数:1,548名(2012年3月末現在)
標榜診療科:26科
「人道・博愛の赤十字精神に基づき、すべての人の尊厳をまもり、心のかよう高度の医療をめざす」を基本理念に、地域の中核病院として診療体制を充実。26診療科に第一線の専門家を有し、若手医師の育成や地域の医療機関との研修・連携に力を入れている。
http://www.osaka-med.jrc.or.jp/
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2004年の新本館外来業務開始を契機にフルオーダリングシステムの稼働を開始
コア・スイッチの更新で安定性の高い「x900」を採用
通信障害や保守などの課題を新院内ネットワークで解決
シームレスな無線LANを導入
ネットワーク認証や管理ソフトウェアでセキュリティーや安定性を確保
2004年の新本館外来業務開始を契機にフルオーダリングシステムの稼働を開始
大阪赤十字病院 業務部医療情報課 課長 満島順啓氏
大阪赤十字病院
業務部医療情報課
課長 満島順啓氏
大阪赤十字病院は、日本赤十字社大阪支部病院として1912年(明治42年)に創立。 100年の歴史を持つ地域の中核病院として診療体制の拡充を図ってきた。病床数は赤十 字病院の中でも最大規模の1,000床を数え、救急救命センター、地域がん診療連携拠点 病院、大阪府地域周産期医療センターなどの指定を受ける。

また、日本赤十字社の国際医療拠点病院に指定され、人材育成や国内外の災害救援活動、医療支援を積極的に実施。阪神淡路大震災や東日本大震災での医療救援活動をはじめ、海外ではハイチ大地震救援活動やウガンダ北部病院支援事業などで医師・看護師を派遣している。

こうした医療活動を支えるのが医療情報システム(HIS)と院内ネットワークである。2002年の外来用オーダリングシステムに続き、2004年の新本館完成を契機に外来と入院のフルオーダリングシステムの稼働を開始。「オーダーの種類は電子カルテシステムに匹敵する機能を備えていました。オーダリングシステムとともに多くの部門システムを運用してきましたが、HIS系ネットワークでさまざまな問題が持ち上がっていたのです」と、大阪赤十字病院業務部医療情報課課長の満島順啓氏は語る。

同病院ではHIS系ネットワークのほか、レントゲンやCTなどのPACS系ネットワーク、インターネットやグループウェアなど情報系ネットワークを個別に構築・運用してきた経緯がある。
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コア・スイッチの更新で安定性の高い「x900」を採用
大阪赤十字病院 業務部医療情報課 医療情報係長 能津桂氏
大阪赤十字病院
業務部医療情報課
医療情報係長
能津桂氏
大阪赤十字病院では2004年のオーダリングシステム導入に合わせ院内ネットワークを構築。本来、院内ネットワークはHI Sなどの重要なインフラの位置づけになるが、「実態は、あまり重視されていませんでした。HISベンダーが紹介してくれたインテグレータがネットワークの設計や機器の選定を行い、配線工事なども建物と同じ事業者任せでした」と医療情報課医療情報係長の能津桂氏は振り返る。

2004年に導入した海外製のコア・スイッチは冗長化していたものの、「障害時にスタンバイ機に切り替わらず、オーダリングシステムや医事会計システムが長時間にわたり使えなくなることもありました。当時は紙のカルテだったため、ネットワーク復旧までどうにか乗り切りましたが、サポート体制の重要さを再認識しました」と満島氏は語る。

当時はネットワークの保守体制が確立されていない状況だった。その後、都築電気のグループ会社である都築テクノサービスがサーバーなどの保守に加え、ネットワークの保守業務を合わせて実施。そして、2004年に導入したコア・スイッチの老朽化もあり、2009年にリプレースすることになった。

「いかに安定性の高い院内ネットワークを実現するかが課題でした。サポート体制の充実した国産ベンダーで安定性が高く、将来の電子カルテシステム導入時にも使用できるスイッチを検討した結果、アライドテレシスの製品を提案しました」と、都築テクノサービスの小谷良介氏は語る。そして、「予算に限りのあるなかで設備投資コストを抑えながら、将来にわたって使い続けられると判断」(能津氏)し、VCS対応のコア・スイッチ「x900シリーズ」を採用した。
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通信障害や保守などの課題を新院内ネットワークで解決
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
その後、大阪赤十字病院では2013年の稼働を目指して電子カルテシステムの導入を決定。あわせて、HIS系ネットワークを全面的に再構築することになった。そのコンセプトは、これまでの轍を踏まず「止まらないネットワーク」を実現することだ。能津氏は旧ネットワークの問題点として、「品質の不安」「通信障害」「保守体制」などを挙げる。品質の不安とは、旧ネットワークでは配線方法に問題があり、建物の場所によっては通信品質が低下することがあったという。

通信障害は、職員によるLANケーブルの誤接続で発生。院内には約1,300台の端末がHIS系ネットワークに接続されている。ループの原因箇所を特定するまで時間がかかり、ループ防止の仕組み作りが課題だった。また、IPアドレスの重複で通信障害が発生したこともある。「通常、IPアドレスを割り振る場合、pingを打って使われていないことを確かめますが、滅多に使われない医療機器があり、常時接続されていなかった為に重複したものです。こうした通信障害も、病院システム側では意識しても、ネットワーク側では意識しないために発生した一例と言えます」と能津氏は指摘する。

そこで、新院内ネットワークは電子カルテのHISベンダーとネットワークベンダーを分け、インフラを設計・構築することを基本に着手。前述の問題を改善するため、2009年の更新で実績のあるアライドテレシスの製品、ソリューションを採用することになった。

ネットワーク設計を担当した都築電気の水越信寛氏は、「止まらない院内ネットワークを実現するため、シンプルな構成を心がけて設計・構築しています」と話す。本館にVCS対応のコア・スイッチ「SwitchBlade x908」を2台設置して冗長化するほか、サーバー用スイッチにVCS対応「x610シリーズ」を導入。そして、東館のコア・スイッチには2009年に導入した「x900シリーズ」を流用。SBx908とx900はトランク接続され4Gbpsの広帯域を確保している。

また、各フロアにはxシリーズのレイヤー2plusギガビット・インテリジェント・スイッチ「x200シリーズ」を導入。AlliedWarePlusを採用する「xシリーズは業界標準コマンドで設定も容易にできます。また、信頼性・安定性や保守・運用性の面でも安心です」と都築電気の濱野泰孝氏は評価する。
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シームレスな無線LANを導入
院内壁面に設置されたAT-TQ2403
院内壁面に設置されたAT-TQ2403
大阪赤十字病院では新たに無線LANシステムを導入。「無線LANについては、接続中に通信が途切れて接続し直すのでは、業務に支障を来たす恐れがあります。端末を移動しても、途切れることのない無線LANを提案してもらいました」と満島氏は語る。アライドテレシスが提案したエクストリコムの無線LANシステムは、すべてのアクセスポイント(AP)を同一チャネルで干渉させることなく運用でき、シームレスな無線LANを実現する。一般的な無線LANのように事前のサイトサーベイやチャンネル設計の手間もかからないといった特長がある。

「病棟の1フロアに20台以上のAPを設置していますが、チャンネル設計が不要なため、稼働までの期間を短縮できます。病棟内には患者様もいらっしゃるため、調査や工事の期間短縮は施工側にとっても、ありがたいですね」と水越氏は語る。また、外来処置室やリハビリ室などにはアライドテレシスの無線LANアクセスポイント「AT-TQ2403」を導入。「外来処置室やリハビリ室は狭いエリアでPCを利用しアクセスポイントをまたがないので、ローミングなどは不要です。用途に合わせてTQ2403を導入しました」と能津氏は語る。

無線LANは看護師が入院患者の体温や血圧などバイタルデータをPCに入力する際に使用するほか、点滴などの3点チェックにも活用。さらに医師の回診時に患者のベッドサイドで電子カルテの検査データを確認する際にも使われるなどフル活用されている。無線LANの導入前は看護師がナースステーションに戻ってから患者のバイタルデータをPCに入力するなどの手間がかかっていた。導入後はそうした手間がなくなるだけなく、入力のうっかりミスが防げるなど、看護業務の効率化や安心・安全な医療にも貢献しているという。
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ネットワーク認証や管理ソフトウェアでセキュリティーや安定性を確保
新院内ネットワークの構築に合わせ、新たにネットワーク認証アプライアンス「iBAQS-FX02」を導入。MACアドレス未登録の端末は、HIS系ネットワークへの接続を拒否することでセキュリティーを強化する狙いがある。そして、アドレスを含め医療情報課で機器・端末を一元管理することにより、ベンダーによるIPアドレスの割り振りと重複の課題を解決している。また、ネットワーク管理にはアライドテレシスのネットワークマネージメント・ソフトウェア「SwimManager」を活用。ループ防止のスイッチ導入とともに、ネットワークの稼働状況を常時監視することで障害発生時にもスピーディに対応できる体制を整えている。「24時間・365日稼働する病院にとって、止まらないネットワークはもはや当たり前です。新院内ネットワークの運用開始から現在まで、職員から苦情の声などが一切ないということは、安定稼働しているという証拠です」と満島氏は導入効果を語る。

今後、PACS系ネットワークをHIS系ネットワークに統合する構想もあるという。「院内ネットワークをインフラとして明確に位置づけることで最適なものができます。そのためには、病院、設置・工事事業者、ネットワーク機器メーカーの3者のコミュニケーションが大切になります」と能津氏は語る。そして、今回の院内ネットワークは完成ではなく、改善すべき点もまだあるとも語る。地域の中核病院として、心のかよう高度な医療を目指す大阪赤十字病院。その新院内ネットワークをアライドテレシスのネットワーク・ソリューションが担っている。(取材:2013年8月)
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ネットワーク構成図
パートナー様プロフィール
都築電気株式会社 大阪支店 ネットワークインテグレーション部 第二課 課長 水越信寛氏 都築電気株式会社 大阪支店 ネットワークインテグレーション部 第二課 濱野泰孝氏
都築電気株式会社
大阪支店
ネットワークインテグレーション部
第二課 課長 水越信寛氏
都築電気株式会社
大阪支店
ネットワークインテグレーション部
第二課 濱野泰孝氏
■都築電気株式会社

創 業:1932年5月
資本金:98億1,293万円

インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー事業及び電子デバイス、生産・技術サービス事業を通じ、最適なソリューションをグローバルに提供している。

http://www.tsuzuki.co.jp/
パートナー様プロフィール
都築テクノサービス株式会社 関西統括部 大阪支店 第二カストマサポート課 課長 小谷良介氏
都築テクノサービス株式会社
関西統括部 大阪支店
第二カストマサポート課
課長 小谷良介氏
■都築テクノサービス株式会社

本 社:東京都港区海岸1-11-1 ニューピア竹芝ノースタワー
設 立:1969年10月
資本金:2億円

コンピュータシステムおよびネットワークシステムの導入企画から、設置・アフターメンテナンスまでトータルサービスを提供している。

http://www.tsuzuki-techno.com/
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