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三晃印刷株式会社
デジタル印刷システムを支える高信頼のネットワークを構築
三晃印刷株式会社
創業80年以上の歴史を持つ三晃印刷株式会社では、本社・拠点ネットワークの刷新にあたり、アライドテレシスのAMF(Allied Telesis Management Framework)(※1)対応製品を採用。本社と工場間のWANを越えて、ネットワークの一元管理を実現した三晃印刷の取り組みを紹介する。
プロフィール
■三晃印刷株式会社
所 在 地 東京都新宿区水道町4-13
設  立 昭和3年4月
従業員数 254名(平成26年6月現在)
出版印刷、商業印刷を行う印刷会社。常に品質の向上を目指し、時代のニーズに対応できる「多彩な技」を模索。企画のプロデュースからデザイン、製版業務、グラフィック印刷業務、製本、さらにはデジタルコンテンツ制作業務など、印刷における分野は多岐に渡る。
http://www.sanko-printing.co.jp/
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デジタル化が進む印刷業界に求められる広帯域・高信頼のネットワーク
“シンプル化”と“止まらないネットワーク”が要件に
AMFを活用し、ネットワークの一元管理を実現する
データ伝送所要時間を1/3に。管理の効率化も実現
ネットワークインフラを含め、システムの強化、拡張をさらに推進
デジタル化が進む印刷業界に求められる広帯域・高信頼のネットワーク
三晃印刷株式会社 ネット戦略開発室 課長 西田 弘一氏
三晃印刷株式会社
ネット戦略開発室 課長
西田 弘一氏
週刊誌や月刊誌、単行本、コミックスなどの出版印刷を中心に、カタログやパンフレット、ポスター、カレンダー、各種折込広告などの商業印刷も手掛ける三晃印刷株式会社。

出版や広告コンテンツが紙だけでなくWebやテレビ、モバイルデバイスなど、さまざまなメディアで扱われる近年、同社では出版、広告に関するメディアサポートを実現するため、あらゆるメディアに対応する新たなメディアコンテンツ作成部門を開設し、トータルな運営管理を行っている。2008年にはカラーリング部署を開設し、コミック作品の白黒原画をデータ上でフルカラーの画像に仕上げるといった、DTP(Desktop Publ ishing(※2))の新たな分野への技術投資にも着手している。

さらに、2014年にはネット戦略開発室を発足。三晃印刷株式会社 ネット戦略開発室 課長の西田弘一氏は、「当社では印刷のデジタル化に積極的に取り組んできましたが、印刷だけに留まらない新たな事業創出にも注力しています」と語る。西田氏は、ネット戦略開発室の開設以前は経理部計算課に在籍。今回のネットワーク刷新プロジェクトの指揮に当たった人物だ。

印刷業界におけるデジタル化は近年急速に進んでいる。「例えば、原稿の入稿形態も、昔でしたらバイク便でお送りいただくというのが主流でしたが、近年はFTPサーバーなどを経由してお送りいただくケースも増えました。また、当社においても、本社と工場間の印刷用データのやり取りはネットワーク経由です。工場のサーバーにVPN回線を利用してデータをアップロードしています」と、印刷業界のデジタル化の現状を話すのは、三晃印刷のシステム管理を担う、経理部計算課 課長補佐の角谷厳氏。「社内でのデータのやり取りも増え、大容量化していますので、ネットワークに求められる品質やパフォーマンスは年々高くなっています」と語る。
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“シンプル化”と“止まらないネットワーク”が要件に
三晃印刷株式会社 経理部計算課 課長補佐 角谷 厳氏
三晃印刷株式会社
経理部計算課 課長補佐
角谷 厳氏
三晃印刷でネットワークを刷新するプロジェクトがスタートしたのは2013年5月。翌年に訪れるネットワーク機器の更新時期に対応するためだ。

「プロジェクトのきっかけは予定されていた更新時期への対応ということになりますが、当時のネットワークにはそれ以外にもさまざまな課題がありました」と西田氏。まず、ここ数年の急速なデジタル化にともない、社内で利用できるIPアドレスの数が不足し、このままでは社内ネットワークの拡張が難しくなっていた。また、ネットワークの複雑化による管理負荷の増加も指摘されていた。西田氏は、「拡張を繰り返し、ネットワークが非常に複雑になっていたため、管理の負荷が高まっていました。システム部門の少ない人数で、いかに効率的にネットワークを管理するか。つまりネットワークをシンプル化したかったのです」と話す。“シンプル化”は、今回のネットワーク刷新におけるキーワードとなる。

他にも課題はあった。印刷業務は常に時間に追われており、ネットワークの速度は少しでも速い方が良い。パフォーマンスを上げたいという課題だ。速度の向上に加えて、三晃印刷では週刊誌の印刷なども手掛けており、絶対に遅れることのできないデータ送信もあるため、冗長化、堅牢性といった“止まらないネットワーク”の構築も大きな課題となっていた。あわせて、新たなメディアなどへも対応していくために、全館を無線LAN対応することも求められていた。

検討がスタートし、導入に関するコンペが行われた。検討は半年以上の期間を掛けて行われ、提案各社と打ち合わせを繰り返し、西田氏は各社の提案する機器のデモンストレーションの見学などにも積極的に参加した。そして、最終的に採用されたのがアライドテレシスの機器を活用したネットワークだ。
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AMFを活用し、ネットワークの一元管理を実現する
今回のネットワーク刷新において、アライドテレシスの機器を提案した株式会社オーエスアイ システム営業部の白鳥一弘氏は、「少ない管理者でもいかに効率よくネットワークを管理していくかということで、アライドテレシスのAMF(Allied Telesis Management Framework)を活用したネットワークをご提案しました」と話す。AMFはアライドテレシスが提唱する実用的なネットワークの仮想化思想「u-VCF(unified-Virtual Core Fabric)」(※3)において、ネットワークの統合管理を実現するコントロールプレーンテクノロジーだ。AMFを用いることで、ネットワークを構成している多数のネットワーク機器の一括設定やアップグレード、遠隔地からの管理・設定変更、機器交換時の事前設定不要といった運用が可能となり、ネットワークの運用管理工数/コストの削減を図ることができる。

西田氏はオーエスアイ社の提案を採用した理由について、「アライドテレシスのAMFを利用することで運用負荷を低減するとともに、シンプルな構成を実現するという、当社の要件を満たす提案でした。また、費用対効果の高さも採用の要因となりました」と語る。

採用が決定した後、2014年1月からは導入に向けての準備がスタートした。特に、設計には時間を掛け、何度も打ち合わせ、提案を繰り返したと話すのは、オーエスアイの協力会社として設計から構築を担当した、株式会社エーティーエム 代表取締役社長の椛澤剛史氏だ。「設計は試行錯誤を繰り返しました。シンプル化というテーマがありましたが、それゆえに低機能であってはさまざまな要件を満たすことができませんので、そのバランスには苦労しました」と椛澤氏は振り返る。

コア・スイッチにはAMF対応の「SwitchBlade x8100シリーズ」が、インテリジェント・エッジ・スイッチには「CentreCOM AT-x510シリーズ」「CentreCOM AT-x210シリーズ」の導入が決定された。多層構造で生産系と事務系で分かれていたネットワークをシンプルな二層構造にするとともに、本社工場間を含む全てのネットワークをAMFで一元管理するという構成だ。さらに、基幹ネットワークも10Gbpsに刷新。「ネットワークはリンクアグリゲーションを利用して、10Gbpsを2本束ねる構成で、経路の冗長化と20Gbpsの速度を実現しています。パフォーマンスの向上とともに、止まらないネットワークの構築も重要なポイントでした」と椛澤氏は語る。
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データ伝送所要時間を1/3に。管理の効率化も実現
習志野工場
習志野工場
完成した設計をもとに、2014年5月、大型連休を利用してネットワークの切り替えが実施された。「大型連休とはいっても暦の関係で4日間しか使えないということで、スケジュール調整には苦労しました」と白鳥氏。短期間の作業にはなったが、事前の綿密な準備のおかげもあって、ネットワークの切り替えは大きなトラブルもなく、スムーズに完了した。

切り替え後もネットワークは順調に稼働を続けている。まだ短い期間ではあるが、ネットワーク刷新の効果は現れ始めている。

「ネットワーク高速化の効果は非常に大きいです。例えば、工場に印刷データをアップロードするために、従来ですと45分かかっていたものが15分で完了するようになりました。
また、社内でのプリンター出力に掛かる時間も大幅に短くなっています。ネットワークパフォーマンス向上の大きな効果です」と角谷氏は評価する。西田氏も、「DTPでデータ量が増加していますし、高速化だけでなく帯域が不足しないというのもパフォーマンス向上の大きな効果だと感じています」と話す。

さらに、ネットワーク管理の効率化についても角谷氏は、「シンプルな構成とAMFによる、本社工場間の“WAN越え”でのネットワーク一元管理を実現しましたので、これからはトラブルがあったとしてもリモートでの対応も可能です。休日に突然の電話で呼び出されることもなくなるでしょう」と、WANの先となる工場ネットワークの管理や設定変更、機器交換もAMFにより、容易になると期待する。

なお、無線LANについても、アライドテレシスの無線LANアクセスポイント「AT-TQ2450」「AT-TQ2403」が導入されている。西田氏は、「事前の検証を十分に行うことで効率的な無線LANの導入ができました。稼働後も、パワー、カバーエリアともに問題もなく、安定した無線LAN環境を導入できたと思います」と話す。
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ネットワークインフラを含め、システムの強化、拡張をさらに推進
多彩なニーズに高品質で応えられる一貫したサービス/技術が整備されている。(習志野工場)
多彩なニーズに高品質で応えられる一貫したサービス/技術が整備されている。(習志野工場)
三晃印刷では現在、基幹システムの刷新にも取り組んでいる。角谷氏は、「基幹システムの入れ替え、拡張は何年もの期間を必要とする長いプロジェクトですが、これに先だって、ネットワークが刷新できたことは良かったと思います。システムを拡張していくためにはインフラが重要です。まずは、新たなネットワークを運用していきながら、さらに強化、拡張していきたいと思います」と今後の展望を話す。

オーエスアイの白鳥氏も、「三晃印刷様が取り扱われるデータはますます増えていきます。ネットワークもサーバーもそれに対応していくことが重要です。さらなる大容量化、高速化に対応するインフラの強化を今後も支援していきます」と話す。

アライドテレシスでは、今回のネットワーク刷新にあたり、機器の導入だけでなく、事前の管理者講習などの支援も実施している。三晃印刷のデジタル印刷システムの強化を支える、高信頼のネットワークインフラをアライドテレシスが担っている。
(取材:2014年06月)
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システム構成イメージ図
※1 AMF:アライドテレシスが新たに開発したプロトコル。AMFを用いることで多数のネットワーク機器の一括設定や一括アップグレード、遠隔地からの管理・設定変更、機器交換時の事前設定不要といった運用が可能となり運用管理工数、コストの大幅な削減が可能となる。
※2 DTP:出版物の原稿作成や編集、デザイン、レイアウトなどの作業をコンピュータで行い、データを印刷所へ送り出版すること。
※3 u-VCF:アライドテレシスが提唱するネットワークの運用管理性向上を目的としたネットワーク仮想化思想。
プロフィール
■株式会社オーエスアイ

所在地:東京都千代田区東神田1-5-6 東神田MK第5ビル8F
設 立:平成2年12月

情報処理システム受託開発、OSIルゼルパッケージ、ネットワークソリューション及び情報セキュリティーの4つの分野にわたる事業を展開している。

http://www.osi-net.co.jp/
株式会社オーエスアイ システム営業部 白鳥 一弘氏 株式会社オーエスアイ
システム営業部
白鳥 一弘氏

■株式会社エーティーエム
株式会社エーティーエム 代表取締役社長 椛澤 剛史氏 株式会社エーティーエム
代表取締役社長
椛澤 剛史氏
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