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茨城県厚生農業協同組合連合会 茨城西南医療センター病院
IP監視カメラシステムやストレージを高速・広帯域の院内ネットワークに統合
茨城県厚生農業協同組合連合会 茨城西南医療センター病院
茨城県厚生農業協同組合連合会 茨城西南医療センター病院では、2012年5月に外来や周産期母子医療センター、病棟などが入るG棟が竣工。同病院では建物の増改築とともに院内IT環境を拡充。2010年に稼動を開始したSwitchBlade x908やx900シリーズを基盤とする高速・広帯域の院内ネットワークを活用し、新たに導入した防犯・防災のIP監視カメラ(ビデオモニタリング)システムや各部門のデータを保管するストレージシステムを院内ネットワークに統合。これらのシステム増強では機器の導入とともにアライドテレシスのプロフェッショナルサービスを活用し、スムーズな導入・運用を図っている。
プロフィール
■茨城県厚生農業協同組合連合会 茨城西南医療センター病院
所在地:茨城県猿島郡境町2190
開設者:茨城県厚生連
病床数:358床(一般356床 感染症2床)
診療科:内科、外科、小児科など25科
救急医療体制 救急救命センター(第3次救急医療)指定、地域周産期星医療センター指定など
「患者さんを第一に考え、安全で安心な医療を提供し、地域社会に貢献できるよう努める」ことを病院の理念に、地域の中核病院として質の高い医療を提供している。
http://www.seinan-mch.or.jp/
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病院建物の増改築とともに院内ネットワークを増強
IP監視カメラ(ビデオモニタリング)システムを院内ネットワークに統合
アライドテレシスの“ストレージソリューション”
災害に強い院内ネットワークの増強に向けて
病院建物の増改築とともに院内ネットワークを増強
玉田千秋氏
茨城西南医療センター病院
施設課 審査役 施設課長
玉田千秋氏

茨城西南医療センター病院は、1946年に組合病院として開設。1949年に茨城県厚生連に移 管されて猿島協同病院となり、1970年代にA棟、B棟が完成。その後、1989年にC棟の完成や診療科の拡充などを経て、1994年に茨城西南医療センター病院に名称を変更した。また、2000年に救急救命センターを開設。茨城県のみならず、隣接する千葉県、埼玉県、栃木県の救急医療を担う地域の中核病院として、1次から3次までの救急患者を24時間体制で受け入れ、質の高い医療で地域社会のニーズに応えている。

同病院では、地域がん診療連携拠点病院や、地域小児救急センターの指定を受けるなど、医療の充実を図るとともに2009年から前期と工期に分けて病院の増改築を進めてきた。前期工事(K棟)は2010年5月に竣工。放射線部門や検査部門、透析センターなどの部門に利用されている。そして、後期工事(G棟)が2012年5月に竣工。3階建ての1階には外来部門や中央処置室、2階は周産期母子医療センターや産婦人科病棟、3階は小児科と整形外科の病棟が入り、より快適な環境で治療が受けられるようになった。

こうした建物の増改築と並行して院内ネットワークを整備。K棟の竣工に合わせてアライドテレシスのVCS対応コア・スイッチ「SBx908」や「x900シリーズ」をはじめ、エッジ・スイッチに「CentreCOM 9048XL」や「CentreCOM GS900M V2シリーズ」などを導入。リンクアグリゲーションにより、通信経路の冗長化と帯域の増強を図り、従来の課題であった高信頼・広帯域の院内ネットワークを構築・運用してきた。「2011年から院内のフィルムレスを実現し、撮影したレントゲン画像などは院内ネットワークを介してサーバーに保存し、診察室のモニターで撮影結果を簡単に閲覧できるようになりました」と、同病院の院内情報システムを担当する施設課長の玉田千秋氏は活用例を紹介する。

高野文男氏
茨城西南医療センター病院
施設課 院内情報システム担当
高野文男氏

茨城西南医療センター病院では、新設されたG棟にもx900シリーズを導入するとともに、院内情報システムのさらなる拡充を進めている。例えば、2012年8月から注射薬の指示を診察室のモニターから入力するシステムを導入し、投薬ミスを防止するなど安全な医療を推進している。

また、病棟では注射の処置を行う看護師、薬剤、患者リストバンドのそれぞれのバーコードを読み取る「3点チェック」を実施するほか、「ベッドサイドで患者の体温や血圧などのデータをノートPCに入力する看護支援システムが稼働を開始しています」と施設課・院内情報システム担当の高野文男氏は取り組みを述べる。これにより、看護師はナースステーションに戻ってから患者の情報を入力する手間がなくなるなど、看護業務の効率化や入力ミスの防止にも役立っている。

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IP監視カメラ(ビデオモニタリング)システムを院内ネットワークに統合

院内情報システムの拡充とともに、院内の防犯・ 防災体制をネットワークの側面から強化。従来 のアナログの監視カメラシステムに替えて、IP 監視カメラ(ビデオモニタリング)システムを導 入し、2012年4月から稼働を開始している。そ の狙いについて、玉田氏は「ガードマンによる警 備に加え、エレベーターホールや階段などの出 入口をモニタリングすることにより、防犯・防災 や患者さんの安全に役立てられます」と話す。 同病院では、従来からアナログカメラを病院 の出入口や駐車場などに設置してモニタリン グしてきた。だが、「記録した映像の検索・再 生に手間がかかり、誰でも簡単に操作できる モニタリングシステムの導入が課題になって いました」と高野氏は話す。

冨田雄司氏
茨城西南医療センター病院
施設課
冨田雄司氏

そんなときに、アライドテレシスからIPネットワークに対応するモニタリングシステムを紹介され、採用を決定。同病院が以前から利用しているアライドテレシスのプロフェッショナルサービスは、IPモニタリングシステムのコンサルティングから、PoEスイッチ「FS900M-PSシリーズ」を含めたネットワークの設計・設定・敷設工事まで一貫してサポートする。

既存のアナログカメラはコンバーターを利用してIPに変換。新規のIPカメラと合わせて26台のネットワークカメラ及びビデオを保存するレコーダーが院内ネットワーク上に統合され、稼働している。「こうしたIP変換によるアナログカメラの活用についても、アライドテレシスが提案してくれました。既存のアナログカメラと配線ケーブルを無駄にすることなく流用でき、コスト削減に役立っています」と玉田氏は評価する。

また、保存した映像の検索・再生の操作も容易に行えるようになり、「時間などの検索条件を指定して、必要な画像を簡単に取り出せます」(施設課 冨田雄司氏)。システムの設定変更やモニタリング画面の閲覧など、権限に応じたユーザー管理機能を活用。「現在は施設課や医事課、警備員室などでモニタリングできるようにしていますが、今後、必要に応じてナースステーションなどで閲覧できるように するなど運用体制を検討していきます」と高野氏は話す。

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アライドテレシスの“ストレージソリューション”

茨城西南医療センター病院では、診療や看護、検査などで医療情報システムの活用が進む一方、データバックアップの改善と情報保護の強化が求められていた。例えば、医師は自身のPCを用いて学会で発表する論文などを作成する機会も少なくない。論文には患者の情報が含まれる場合もあり、情報保護が重要になる。これまでデータの保存は各人のPCや、部門のファイルサーバーが利用されていたが、増大するデータ量とセキュリティー強化に向け、アライドテレシスの「NepAppストレージソリューション」を採用している。

従来はストレージの提案・販売はサーバー/ストレージベンダーからが一般的だった。しかし、NAS(Network Attached Storage)などイーサネットベースのネットワークストレージの普及が進展する一方、既存のベンダーはネットワークに関する経験やスキル不足といった課題に直面している。

こうした課題に対して、ネットワークに関するトータルソリューションを提供しているアライドテレシスでは、ストレージ製品の提供のみならず、ネットワークセキュリティーや冗長構成、ネットワーク管理など、高信頼のネットワークインフラを含めた提案・構築を行い、重要なデータを保存・管理する体制づくりを支援している。

「NetAppストレージソリューションの導入でも、アライドテレシスのプロフェッショナルサービスを利用しています。コア・スイッチなどのネットワーク監視を含め、サポートの窓口を一元化できるので安心です」と玉田氏は述べる。部門ごとのファイルサーバーをストレージに統合することにより、医師・看護師などのユーザーは院内のどのPCでも自身のフォルダ内のデータへ安全にアクセスできるようになった。今後、段階を踏んでストレージを利用する部門を広げていく予定だという。

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災害に強い院内ネットワークの増強に向けて

院内ネットワークやシステムの整備とともに、より快適かつ信頼性の高い院内IT環境づくり が今後の課題になる。その1つが、医療系の院内ネットワークとは別に構築・運用している情報系ネットワークの見直しである。「医療情報システムベンダーの勧めでインターネット接続などは別ネットワークで運用してきましたが、二重投資になるなどコスト面でも無駄が生じているという。そこで、高野氏は「VLANを利用して院内ネットワークに統合すればネットワーク機器や配線ケーブルなどのITリソースを有効に利用できます。また、入院患者さんが病室でインターネットを閲覧することも可能になります」と見ている。

ラック内のストレージ(NetApp)
ラック内のストレージ(NetApp)

また、現在はサーバールームに設置しているSBx908を中心にx900シリーズや各棟のエッジ・スイッチをスター型に接続。例えばK 棟とG棟を結ぶ基幹ネットワークが地震などの天災で切断されるとG棟の院内ネットワークが利用できなくなるリスクがある。このため、「今後、基幹ネットワークをリング構成で冗長化するなど、地震など自然災害に対応できる院内ネットワークの増強を検討していきます」と高野氏は述べ、プロフェッショナルサービスの役割に期待している。

茨城西南医療センター病院では、東日本大震災後、医療チーム(DMAT)が被災地の病院で救急治療にあたっている。救急救命医療など、地域の中核医療機関として大きな役割を担う同病院のネットワークの進展と、そのインフラを支えるアライドテレシスのソリューションが注目される。(取材:2012年9月)

ネットワーク構成図
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