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山口県厚生農業協同組合連合会 周東総合病院
地域の基幹病院として、地域づくりを支える院内ネットワーク基盤を整備
山口県厚生農業協同組合連合会 周東総合病院
山口県厚生農業協同組合連合会 周東総合病院では、オーダリングシステムの導入にあたり院内ネットワークを刷新。コア・スイッチ「SwitchBlade x908」をはじめとするアライドテレシスのネットワーク製品を導入し、チーム医療・医療安全・業務負荷軽減の推進、将来の地域医療情報連携や災害対策、電子カルテを見据えた院内ネットワーク基盤を整備した。 周東総合病院遠景
プロフィール
■山口県厚生農業協同組合連合会 周東総合病院
所在地:山口県柳井市古開作1000番地1
創 立:1938年(昭和13年)
許可病床数:360床(一般病床331床 亜急性期病床29床)
救急体制:第二次救急病院群輪番制病院、地域災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院
標榜科:19科
職員数:560人
安全で良質な医療の提供。患者様の人権の尊重。チーム医療と地域連携医療の推進。地域の健康づくりへの協力を基本方針とし、柳井医療圏の基幹病院として質の高い医療を提供している。
http://www.hsp-shuto.jp/index.html
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地域から信頼される質の高い医療を提供するための院内ネットワークの整備
わかりやすく、シンプルで、運用負荷を軽減できるネットワーク設計
運用管理の負荷を大幅に軽減
データの二次利用の推進、地域医療情報連携や電子カルテ導入に対応出来るネットワーク
地域から信頼される質の高い医療を提供するための院内ネットワークの整備
周東総合病院 守田知明 院長
周東総合病院
守田知明 院長
山口県厚生農業協同組合連合会 周東総合病院は昭和13年設立。昭和35年に現在の山口県南部、瀬戸内に面した柳井市丘陵地帯に移転した。8万3千人の人口を擁する柳井保健医療圏唯一の二次救急病院として、また、がん診療拠点病院、臨床研修病院、災害医療拠点病院に指定されており、地域医療の基幹病院として大きな責任を担っている。橋で結ばれた周防大島からはもちろん、平郡島、祝島などの島部から定期船を使って来院する患者も多い。平成20年5月には5年間にわたる増改築工事を終え、地上7階地下1階、4棟からなる新病院が竣工した。

周東総合病院 院長の守田知明氏は、病院の理念と基本方針について、「当院は、柳井保健医療圏の基幹病院として“地域の皆様が安心して健康的に過ごせる地域づくり”の中心的役割を担っています。“私たちは患者様ひとりひとりが満足できるよう質の高い医療の提供に努力し、心から親しまれ、信頼され、愛される病院を目指します”という理念に沿って、近隣の医療機関・福祉施設等との連携を密にし、地域から信頼される病院を目指しています。」と語る。

同院では平成24年3月にオーダリングシステムの導入に伴い、院内ネットワークの刷新が図られた。システムの運用には、従来、縦割りだった部門間の連携を強化する必要があるため、その基盤としてのネットワークの整備が急がれたためだ。

周東総合病院では、以前は部門毎にシステムの管理運用が行われていたため、ネットワークもそれに付属する形で個別に拡張されてきた。その結果、病院の全体的なネットワークの現状把握が困難になり、運用管理面での課題はもとより、セキュリティーの課題も懸念されてきたという。

「どの部門も、業者から図面をもらってはいても、自部門のネットワークを正確には把握できていませんでした。図面同士の齟齬もありました。当然、院内ネットワークの全体像はよくわからず、効率化するための検証などもできない状態でした」と当時、医事課長であった西原寛之氏(現総務課長兼施設課長)は振り返る。

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わかりやすく、シンプルで、運用負荷を軽減できるネットワーク設計
周東総合病院 総務課長兼施設課長 西原寛之氏
周東総合病院
総務課長兼施設課長
西原寛之氏
オーダリングシステムの導入が決まった当時、周東総合病院は5年間にわたる大規模な増改築が終了したばかりだったが、院内の情報ネットワークは完全ではなく、それを管理する担当者もいなかった。これらの課題を解決するために医事課に専任者を置くことになり、白羽の矢が立ったのが診療放射線技師の河村裕介氏だった。河村氏は医事課に籍を移し、一年半にわたり医事の実務習得とともに院内ネットワークの見直しに従事した。

「診療放射線技師として、主にカテーテル検査治療や胃の検査に従事していましたが、検査機器単位でしか検査結果が閲覧できませんでした。当時の院長から、「より良い検査が出来るようになるには、放射線の検査だけを勉強していては駄目だ。」と言われ、放射線の検査の前後には、内視鏡や超音波等、他の検査結果を出来るだけ確認するようになりました。しかし、放射線技術科では放射線検査以外のデータは閲覧出来ませんでした。また当時県内でもいち早く、心臓の血管を日帰りで撮影できる最新の64列マルチスライスCT(コンピュータ断層撮影装置)を導入しましたが、放射線技術科内では検査機器ごとにネットワークを構築した関係で、他の検査機器との接続や閲覧性、障害対応に課題が多く残っていました。例えばカテーテルによる心臓の血管検査や治療を行う部屋の機器操作室まで心臓のCT画像のデータをオンラインで閲覧するところまでは何とかなっても、治療をしている医師の手元までは届かず、また検査中にリアルタイムに再解析したりすることは容易ではありませんでした。このような放射線機器に限りませんが医療機器が進化してデジタルデータが普及しても、その結果は相変わらずプリントアウトやUSBメモリ等で対応するところも多く残り、部門間どころか部門内ですらオンラインによる情報共有が円滑に進まない状況に危機感を持っていました。自分でこうした部門間、医療機器間をつなげ、情報共有はもとより医療の質や医療安全の向上に貢献できる仕事ができたらいいのではないかと思い、この仕事を引き受けました」と、河村氏は語る。最初に取り組んだのは、各部門のシステムとネットワークを担当したベンダーから図面を入手することだったが、現状と違うものも少なくなかった。

「このスイッチを置いたのは誰かと尋ねてもわからないことがありました。そこで、アライドテレシスにネットワーク調査を実施してもらい、ようやく全体像が把握できたのです」(河村氏)

当時は連携のとれていないネットワークだったため、ルーティングポイントが多数存在し、ループも発生しており、障害時の切り分けも難しかった。ネットワークを刷新するためのベンダー選定にあたって、河村氏は周東総合病院のネットワークに必要な要件を策定した。

それは、(1)分かりやすくシンプルな設計、(2)機器故障時の迅速な対応、(3)セキュリティー対策の考慮、の3点だ。この要件を各ベンダーと話していく過程で、同院が抱える課題を共有できるパートナーとして富士通エフサスが選定された。

「専任担当者になったとはいっても私一人なので、一般企業の数人が担当できる体制と比較すれば、できることには限りがあります。また、その時だけの構築ではなく、将来的な運用を一緒に考えてほしかったのです。そうした事情を正しく認識していただき、ご提案いただくことが重要でした」と河村氏は語る。

新規の開発や工事がこの先頻発するのでは対応負荷が大きすぎるし、運用も一人で大きな不都合なく回せる必要があった。

「全体をわかりやすく、シンプルなネットワーク構成を実現し、業者任せにはしないが院内の運用負荷を減らすというご要望でした。アライドテレシスの事前調査を基に設計したので切り替え時も大きなトラブルもなく進みました。工事期間としては平成24年10月に開始し、年内にコア・スイッチの切り替えまで行いました」と富士通エフサスの泰山勉氏は振り返る。

院内の調整もスムーズに行なわれた。その理由として、新年の互例会で院長が全職員を前にオーダリングシステムを導入する重要性を説明し、そのために必要なインフラとして「院内ネットワークの整備を進める」と宣言してくれたことが大きかったと西原氏は語る。院内の意識統一が図られていたため、その後の作業においても医師、看護師をはじめ関係する多くのスタッフが理解を示してくれたのだと語る。

新院内ネットワークのコア・スイッチには、アライドテレシスの「SwitchBlade x908」が導入され、2台をVCS(Virtual chassis Stacking)で冗長化する一方、東館、西館、玄関棟のビル用スイッチと放射線部門中継として導入したディストリビューション・スイッチ「AT-x600-24Ts」をVCS構成で設置し、コア・スイッチとディストリビューション・スイッチの間はリンクアグリケーションにより冗長化と高速化を図っている。フロアのエッジスイッチとしては、ループガードやUDLD(UniDirectional Link Detection)をはじめ、豊富なセキュリティー機能に対応したレイヤー2plusギガビット・インテリジェント・スイッチ「x200シリーズ」を導入。また将来の電子カルテシステムの稼働を見据え、各病棟階には無線LANのための基幹線、そのほかにも内視鏡や透析などの本プロジェクトでは統合できなかった部門システムと電子カルテシステムとの連携に向けた配線を予め行っておき、近い将来の拡張に備えた柔軟なネットワーク構成となっている。

今回のネットワーク刷新で、結果的にほとんどのネットワーク機器を入れ替えることになった。SNMP監視ができないものは省く方針で、一人で管理できる機器に入れ替えられた。
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運用管理の負荷を大幅に軽減
周東総合病院 医事科 診療放射線技師 医療情報技師 医用画像情報専門技師 河村裕介氏
周東総合病院
医事科
診療放射線技師
医療情報技師
医用画像情報専門技師
河村裕介氏
ネットワーク刷新後の導入効果については、各部門からのクレームなどはあがっていないという。刷新後は稼働率もあがっており、障害時の発見、対応も迅速化されていると、河村氏は語る。

現在、河村氏が院内ネットワークの運用管理を行ううえで最も役立っているのが、アライドテレシスのネットワークマネージメント・ソフトウェア「AlliedView NMS EE」だ。「シンプルなネットワーク構成に加えて、このソフトのおかげで、運用管理の負荷は大幅に軽減されています。デスクに居ながらにしてネットワークの状態をビジュアルでチェックできるようになりました。」と河村氏は語る。

AlliedView NMS EEは、ネットワークマネージャー、デバイスビューワ、コンフィグレーションマネージャー、ログビューワが一体となったトータル監視・運用サービスソリューションソフトウェアだ。ネットワークの死活監視やデバイスのステータス管理にとどまらず、コンフィグの管理や、ファームウェアのバージョンアップといった各機能が連動した運用管理を実現する。河村氏は、「複数のネットワーク機器のコンフィグを一括でバックアップでき、かつスケジューリングも行えるため、機器の設定変更等があっても手間が省けるうえにバックアップ漏れも無くなりました。新たなシステムが導入されてネットワーク図の書き換えが間に合わなくても、正確なネットワークの現状把握が可能です。運用管理の担当者がひとりですので大変便利です」と語る。
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データの二次利用の推進、地域医療情報連携や電子カルテ導入に対応出来るネットワーク
AlliedView NMS EEで運用管理負荷を軽減
AlliedView NMS EEで運用管理負荷を軽減
オーダリングシステムを導入したことがきっかけで、医師の指示内容が各部門へ伝達・共有され、医療の質の向上や医療安全の支援をはじめ、診療や会計の待ち時間の短縮などによる患者様の満足度の向上にも役立っているという。と同時に、院内ネットワークの刷新により、システムを支える、24時間365日止まらないネットワークを整備した周東総合病院。今後の取り組みについて西原氏は、「これまでは、投薬は薬剤科、検査は検査科というように、この情報は別部門のものだから、ここでは見られないということが多数ありました。そうした障壁が取り除かれ、例えば、病棟でも薬剤治療の情報が見られるようになり、部門の枠にとらわれないでデータを二次利用できる環境も整備されました。一方で、このように情報共有・連携のシステムが整備されたことで、これまで以上に部門間、職種間での理解を得ながら、連携強化に役立てていくことの重要性を再認識しています。オーダリングシステムのパッケージには電子カルテ機能も含まれており、将来的な導入も視野に入れて、今回の院内ネットワーク刷新を行っています。このネットワークインフラを活用することで、患者様を中心にそれぞれの職員が専門性を発揮し、協力して医療を提供するチーム医療への取り組みや、地域医療情報連携も一層推進していくことができると思います」と語る。

地域の基幹病院として、安全で良質な医療の提供、チーム医療と地域連携医療を推進する周東総合病院。その取り組みをアライドテレシスのネットワークソリューションが支えている。(取材:2013年8月)
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