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武雄市役所
全国の自治体の注目を集める武雄市本庁舎のセキュアな公衆無線LAN環境を構築
武雄市役所
佐賀県武雄市役所は、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアや公衆無線LANを積極的に導入していることで全国的に注目されている。このような先進的な取り組みを支えているのが、無線LANアクセスポイントAT-TQ2450をはじめとするアライドテレシスのソリューションだ。ITを活用して地方自治体の活性化 を目指す武雄市の取り組みを紹介する。
プロフィール
■佐賀県武雄市役所
所在地:佐賀県武雄市武雄町大字昭和1番地1
面積:195.44ku
人口:50,931人(2012年12月末現在)
佐賀県西部に位置する人口5万人の武雄市。
Twitter、Facebookをはじめとしたソーシャルメディアを積極的に取り入れ、全国の自治体からも注目されている。最近の取り組みとしては、Facebookを使って自治体の特産物を通販する「FB良品」がある。市立図書館の運営をTSUTAYAのCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)に委託するなど、大胆な取り組みも話題となっている。
https://www.facebook.com/takeocity
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ソーシャルメディアの活用による市政改革を推進
市庁舎に公衆無線LANを導入
電波干渉や運用管理の課題を解決
セキュアな無線LAN環境を構築
デジタルデバイドの解消を目指して
ソーシャルメディアの活用による市政改革を推進
フェイスブック・シティ課の案内板
フェイスブック・シティ課の案内板

佐賀県武雄市は、開湯が約1200年前とされる武雄温泉や武雄古唐津焼などでも知られるが、近年、市長の樋渡啓祐氏の主導による大胆な市政により全国的に注目を集めている。市庁舎入り口には、毎週20件、1カ月で約80〜100件程度にのぼる、行政視察で訪れる全国の自治体や海外からの訪問者名が掲示されている。

つながる部フェイスブック・シティ課 情報係長 古川慎治氏
つながる部
フェイスブック・シティ課
情報係長 古川慎治氏

特に目を引くのは、Facebookなどのソーシャルメディアの利用だ。樋渡市長氏自身、日本Facebook学会会長、日本ツイッター学会会長を兼任、2012年11月には、日本Facebook総会が武雄市役所で行われ、全国から学会員、著名人がパネラーとして参加した。「ソーシャルメディアの利用は2010年9月からです。市のほぼ全職員がTwitterアカウントを取得しました。Twitterを使って、情報共有、拡散をしようという狙いです。」と、つながる部フェイスブック・シティ課 情報係長の古川慎治氏は語る。このユニークな名称の「フェイスブック・シティ課」は、武雄市のWebサイトが2011年8月Facebookに完全移行した際に開設された。課の機能としては、他の自治体に設置されている「情報政策課」と同義で、Facebookの更 新や管理のほか、市庁舎や市立図書館等のICTネットワークの管理・運営全般を所管している。

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市庁舎に公衆無線LANを導入
つながる部フェイスブック・シティ課 情報係 主事 池田祐輔氏
つながる部
フェイスブック・シティ課
情報係 主事 池田祐輔氏

武雄市では、2012年10月に公衆無線LANが導入された。すべての来庁者はスマートフォンやタブレットPCなどで、無線LANに接続できる。無線ネットワークは、アライドテレシスのIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANアクセスポイント(以下AP)AT-TQ2450と、ファーストイーサネット・インテリジェントPoEスイッチCentreCOM FS900M-PSシリーズ、そしてこれらを集約するギガビット・インテリジェント・スイッチCentreCOM GS900M V2シリーズによって構成されている。導入経緯について、つながる部フェイスブック・シティ課 情報係 主事池田祐輔氏は、「以前は業務用のネットワークとして有線でのイントラネットしかありませんでしたが、市のWebサイトをFacebookにしたことから、イントラから外部のインターネットを使う機会が急増しました。また、業務でもインターネットを利用した情報収集も増えてきていました。インターネットの利用が増えると、セキュリティーのために導入しているプロキシサーバーがボトルネックとなり、イントラのネットワークに負荷がかかり、業務にも影響が出てきました。こうしたことから、本庁舎のネットワーク構成をイントラとインターネット接続用のネットワークに分け、それぞれに適したセキュリティーポリシーで運用しようと考えたのです」と語る。イントラは、福祉情報や税務情報などの個人情報が扱われるため厳重なセキュリティーポリシーのもと管理運営。また、インターネット接続用のネットワークはFacebookの更新や閲覧や情報収集などのレベルに応じたセキュリティーポリシーを設定した。「もう一つの背景として、スマートフォンやタブレットPCの普及があります。当市庁舎には毎週20件程の行政視察がありますが、お客様の中にもスマートフォンやタブレットPCをお使いの方が多数いらっしゃいます。もちろん、来庁される市民の方も同様です。そうした皆様にインターネットを自由にお使いいただきたいということから、公衆無線LANを構築することになりました」(池田氏)。

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電波干渉や運用管理の課題を解決
市役所内に設置されたTQ2450

武雄市では、市庁舎に先立ち市立図書館に無線LANを導入。基本的な構成は共通だが目的が異なるため、ネットワークの設計思想は異なるという。「図書館に無線LAN環境を作った目的は、iPadで電子書籍の貸出を行う事業『my図書館』がきっかけです。iPadを図書館に導入する際に、Wi-Fiを使えるようにしたいということになりました。」(古川氏)。図書館と市庁舎の両方のシステムを構築したNTT西日本 佐賀支店 法人営業部営業部門 営業担当課長代理 樋渡俊浩氏は、「図書館の無線LANは、利用者がご使用になられることに限定しリスク対策は最小限に抑えつながり易さを重視した設計となりました」と語る。

図書館と市庁舎のネットワークが異なるのは、セキュリティー面だけではない。「一番大きいのは無線の電波状況です。図書館はフロアの見通しがよくAP数も少なくてすみました。一方、庁舎は4階建てで部屋も多い。また、どこで利用したいかというのがはっきりしていたので、そのエリアでしっかり使えるように設計しました」(樋渡氏)。

市庁舎では、さらに外部からの電波干渉も考慮しなければならなかった。「当初、電波測定をしたところ、外部からの電波がかなりきていました。通りの向かい側には無線LANを独自に入れられているお店もかなりあります。その電波が市庁舎まで届いているのです。このような外来波が庁舎の無線ネットワークに干渉しないように事前に調査しチャンネル設定しました。また、APはチューニングし電波の出力調整をしています」(樋渡氏)。さらに、市庁舎の無線ネットワークは運用面でも考慮されている。「駐車場は夜間は一般開放されています。そのため、市庁舎の無線LANの電波が漏れて夜間に駐車場での使用を防ぐため、時間によって使用できなくなるなど運用管理がしっかりできるシステムであることが重要な要件でした」(池田氏)。このような要件に基づき古川氏は、「機器の信頼性、APの管理やアクセス制御、フィルタリングなど、提案されたシステムを総合的に判断した結果、NTT西日本さんの提案を採用することになりました」と語る。

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セキュアな無線LAN環境を構築
GoNET認証画面
GoNET認証画面

無線LANの認証/セキュリティー対策については、認証サーバーとしてネットワーク接続制御アプライアンス「GoNET」を導入。ユーザーIDとパスワード、DHCPを使い個々の端末を管理。現在300ユーザーが同時接続可能だ。また、時間による接続制御も行う。インターネットのセキュリティー対策としては、セキュアルーター「SRX210HE」を導入。また、スイッチのマルチプルVLAN機能により端末間の通信の制御を行っている。具体的には、@AP配下の無線端末を分離、AマルチプルVLAN機能を利用したPoEスイッチ側でのポート間通信制御により、APまたぎの通信を制御、BマルチプルVLAN機能を利用した集約スイッチ側でポート間通信制御によりPoEスイッチまたぎの通信を制御している。無線LANは議会議場でも使われている。「12月議会の直前に議場へのPCの持ち込みが認められ、無線LAN APを追加で設置することになりました。開会してから議員さんたちがPCを使う一般質問が始まるまでの間に設置工事をしましたが、拡張にも柔軟に対応して頂けました」(古川氏)。「時間的にはギリギリでしたが、議場内のAPの設置場所や電波出力などは予め把握できていたので特に問題はありませんでした」と樋渡氏は語る。

12月の議会では数名の議員がPCを持ち込み利用したということだ。無線ネットワークの稼動から4ヵ月余りとなるが、約400名の職員のうち本庁内で無線LANに接続している職員は300名弱ぐらいにのぼるという。池田氏は、「アクセスの集中やネットワーク障害は、まったくありません。強いて言えば、雷でしょうか。実は市庁舎の建物の立地、構造上から近隣に雷が落ちたときに影響を受けやすいのです。それ以外では、これといってトラブルはありません」。

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デジタルデバイドの解消を目指して

ソーシャルメディアの活用や公衆無線LANの導入に取り組んだ武雄市。行政サービス面におけるICTの活用の今後について古川氏は、「行政サービスやコミュニケーションの面で今後の課題として大きいのは、デジタルデバイドの解消です。インターネットでの情報に特化してしまうと、高齢者の方などには情報がいかなくなってしまいます。当然、広報紙や掲示板など従来型の広報や行政放送などにも力を入れる必要があります。

センターラック内のGS908M V2、GoNET、SRX210HE
センターラック内のGS908M V2、GoNET、SRX210HE

一方で、裾野を広げ、親しみやすい雰囲気を作っていくということも大事です。Facebookなどで、武雄市の全国的な知名度はあがりました。次は、地元の隅々までどうやって情報を届けるかということが課題です。一つの案としては、60歳代でもPCを使いこなしていらっしゃる方も少なくありませんので、高齢者向けのパソコン講座やFacebook講座を実施することなどが考えられると思います。まちづくりにも積極的に参加されている元気な高齢者の方々にも、ICTを使った市の取り組みに積極的に参加していただける仕組み作りを検討していきたいと考えています」と今後の取り組みについて抱負を語る。ソーシャルメディアや公衆無線LANの導入により、全国的な知名度を高めた武雄市。その取り組みを、アライドテレシスのソリューションが支えている。(取材:2013年1月)

ネットワーク構成図
プロフィール
■西日本電信電話株式会社 佐賀支店
住所:佐賀市駅前中央1-8-32 iスクエアビル9F
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