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株式会社TKC
システム開発の拠点となる新ビルに、高速・高信頼のネットワークを構築
株式会社TKC
「株式会社TKC」
株式会社TKC(以下、TKC)は、2010年9月、栃木本社地区(栃木県宇都宮市)の敷地内に地上5階建ての新ビル「ITC(Innovation & Technology Center)ビル」を竣工。地方公共団体事業部門におけるシステム開発、およびお客さまへのサポート各部門の拠点としてその役割が期待されている。ITCビルのネットワークには、今まで以上に高速・高信頼が求められることから、基幹網には、コア・スイッチ「SwitchBlade x908」、ディストリビューション・スイッチ「x600シリーズ」を配した10Gbpsリング型ネットワークを採用。セキュリティー面では、マルチプルダイナミックVLANなどの機能を活用して、高速・高信頼の新ビルネットワークを構築した。
プロフィール
■株式会社TKC
本社所在地:栃木県宇都宮市鶴田町1758番地
設立:1966年10月22日
資本金:57億円
従業員数:2,226名(2011年1月1日現在)
会計事務所と地方公共団体の2つの分野に専門特化した情報サービスを展開。情報テクノロジーを媒体に顧客を支援することで、広く日本の経済、地域社会の発展に寄与することを事業目的に掲げている。
http://www.tkc.jp/
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新ビル建設にともない、今後の事業展開を見据えたネットワークを構築
3つの基本方針を具現化する最適なネットワーク構成を検証
ネットワーク要件に的確に対応するソリューション
新ビルのネットワーク設計を既存ビルへも展開へ
新ビル建設にともない、今後の事業展開を見据えたネットワークを構築
金森直樹氏
株式会社TKC
営業企画本部 次長
金森直樹氏
TKCは、1966年10月の創業から、社是に「自利利他」を掲げ、経営理念の「顧客への貢献」のもと、全国の会計事務所と地方公共団体に専門特化した計算センターとして、高度な社会的責務を有するお客さまに高信頼の情報サービスを提供してきた。
 
同社の地方公共団体事業部門は、創業以来の拠点である栃木本社本館ビルとその周辺ビルに分散していたが、2010年9月に竣工したITCビルにその機能を集約。より緊密なコミュニケーションと情報共有によって、地方公共団体向けのシステム開発の環境整備と、充実したお客さまサポート拠点の整備を実現した。
 
開発拠点となるITCビルの建設にあたっては、5階建てのすべてのフロアに開発用のサーバールームを設けることとし、ネットワーク構成についても今後の事業展開を見据えた設計が求められた。

ネットワーク構築プロジェクトの責任者である営業企画本部次長 金森直樹氏は「栃木本社地区は、幹線道路(鹿沼街道)をはさんだ北側に本社本館ビル、本社別館ビルなどの5つの建物が、南側にITCビルやSDCビルなどの3つのビルが建ち並び、大きく2群に分かれています。
栃木本社地区には約1,000人の社員が配属されていますが、ITCビルの竣工にともなう社員の移動により、北側と南側のネットワークの利用者率は、従来の5対5から2対8へと大きく変わることが予想されました。また、今後のビジネスの成長や、情報のリッチコンテンツ化にともないトラフィックがますます増えることが予測されます。こうした点を踏まえて、新ビルのネットワーク構成を考える必要があったのです」と、プロジェクト発足の経緯を振り返る。
 
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3つの基本方針を具現化する最適なネットワーク構成を検証
吉村明氏

株式会社TKC
地方公共団体事業部
営業企画本部 TASK技術
サポート部
フィールドSEグループ 課長
吉村明氏

プロジェクトチームでは、栃木本社地区のネットワーク全体を管理しているITソリューション技術部マネジャの畝隆宏氏が素案を作成。プロジェクトチームの金森氏や、お客さまのネットワークの技術支援を担当するフィールドSEグループ課長の吉村 明氏らとともに検討。その結果、「高速化」「安定性」「セキュリティー」という3つの基本方針が策定された。

高速化については、ITCビルの竣工にともなう利用者率の変化に加え、北側の本社本館ビルにインターネットへの接続ポイントがあるため、南北間のビル間通信のトラフィックが急増することが予想された。また、ITCビルの各フロアに開発用サーバーを設置することから、フロア間のトラフィックも膨大になる。
 「そこでトラフィックの増大にも対応でき、さらに北側/南側のビル間通信およびI T Cビルのフロア間通信の高速化を、最初の基本方針としました」(畝氏)。
畝隆宏氏

株式会社TKC
システム開発研究所
カスタマー・サポート・センター
ITソリューション技術部 マネジャ
畝隆宏氏

次に、高速化に加えて、新ビルのネットワークにはこれまで以上の信頼性が求められることから、冗長化によりネットワークの安定性を確保するこが基本方針とされた。
 
また、TKCでは、戦略的な意思決定による組織変更や人事異動が頻繁にあり、そのたびに多くの社員がフロア間を移動する。その際、利用者が空いているポートを見つけてケーブルを挿してしまい、それが原因でループが発生し、障害となるケースもあった。「ネットワーク管理者が把握していない配線が行われると、原因の特定にも時間がかかります。この点からも、ループ対策やネットワーク管理の一元化が必要だと考えました」(畝氏)。
 
さらに、ITCビルでは、地方公共団体のお客さま向けに常に複数の開発プロジェクトが動いている。そのため、企画設計・開発や運用部門、営業部門の職種形態や職位だけでなく、プロジェクト単位でも柔軟かつきめ細かなセキュリティーを保つ仕組みが必要とされた。

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ネットワーク要件に的確に対応するソリューション
ラック内のSBx908、9048XL、Net'Attest EPS
ラック内のSBx908、9048XL、Net'Attest EPS
2009年末に、3つの基本方針に基づいた新ビルネットワークの提案を複数のネットワーク構築業者に依頼した。各社からの提案を比較検討した結果、東芝ITサービス株式会社(以下、東芝ITサービス)による10Gbpsのリング型トポロジーによるネットワーク提案の採用が決定された。新ビルネットワークは、ITCビル1階の、VCS構成により冗長化したコア・スイッチ「SwitchBlade x908」2台をマスターノードとし、2〜5階には、VCS構成により冗長化したディストリビューション・スイッチ「AT-x600-24Ts/XP」計8台をトランジットノードとして配したリング型 ネットワークを構築。各フロアのサーバースイッチであるインテリジェント・エッジ・スイッチ「9048XL」とのリンクアグリゲーションにより冗長化と帯域拡大を図っている。また、エッジにはループ防止のForce MDIに対応した、ギガビットイーサネット・スイッチ「GS908XL-F」が選定された。
認証・セキュリティー面では、x600シリーズのTri-Auth機能のほかマルチプルダイナミックVLANを活用するとともに、ソリトンシステムズの認証アプライアンス「Net'Attest EPS」を導入し、認証・セキュリティーを強化している。また、ネットワーク管理面では、ネットワークマネージメント・ソフトウェア「Swim Manager」を導入しITCビルのネットワーク全体を管理している。さらに、本社本館ビル、SDCビルにはそれぞれVCS構成のx600-24Ts/XP合計4台を導入しビル間通信網を構築した。
 
金子義孝氏
東芝ITサービス株式会社
サポート&統括部 設計部
設計担当 金子義孝氏
東芝ITサービス設計部設計担当の金子義孝氏は「ご提案に際しては、VCS、EPSRといった機能を組み合わせたリング型構成のネットワークソリューションと、マルチプルダイナミックVLANが高い評価をいただきました。」と語る。
 
VCS(Virtual chassis Stacking)は、複数台のスイッチを仮想的に1台のスイッチのように動作できる機能で、配下のスイッチとのリンクアグリゲーションと組み合わせて、冗長化と広帯域化を実現する。EPSR(Ethernet Protected Switched Ring)は、レイヤー2のループ防止・冗長化機能であり、障害の検出や経路の切り替えを高速に行えるうえに、ネットワーク機器への投資とケーブル費用などの敷設コストも抑え られるというメリットがある。
 
また、マルチプルダイナミックVLANは、同一ポート上でユーザーごとに異なるVLANを割当てることができ、認証スイッチを1台に集約し、配下のスイッチをより安価な製品で構成することが可能となる。このためセキュリティーを高めるとともに、ネットワーク全体にかかる機器投資コストを抑えることができる。
 
「ネットワークを構築する側にとって、アライドテレシスのソリューションは大きな魅力となっています。例えば今回はVCS、EPSR対応のコア・スイッチSBx908、マルチプルダイナミックVLAN対応のx600シリーズや9048XLなど、機能・価格の両面からお客さまの要件に最適なソリューションをご提案することができます。」と金子氏は述べる。

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新ビルのネットワーク設計を既存ビルへも展開へ
ITCビルの竣工から1週間たった9月24日にはネットワークの構築が完了し、翌週の地方公共団体事業部門の業務スタートとともにネットワーク も本稼働に入った。運用が始まってまだ日が浅いことから、導入効果の検証はこれからだが、既に、ネットワークが速くなったという声が上がっているという。セキュリティーについても、より厳密なセキュリティーポリシーの運用が実現している。
 
「使い勝手の点では、マルチプルダイナミックVLANの機能が非常に利いていると思います。当社では、複数の開発チームが同時並行でプロジェクトを進めているため、打ち合わせルームは常に活況を呈しています。
当然ながら、打ち合わせの際には各チームのメンバーがノートPCを持ち込み、サーバーにアクセスするわけですが、その際、ミーティングを行っているチームに合わせて自動的にセキュリティーが設定されるため安心です。将来的に条件が整えば、すべてのエリアに適用したいと考えています。」と吉村氏は語る。

今後、同社では、ITCビルのネットワーク設計をひな形に、既存のビルにも適用していくことを検討しており、東京本社については既に計画が進みつつあるという。将来の事業展開の拡大を見据えながら、お客さまへの貢献に日々取り組むTKCのネットワークインフラをアライドテレシスのネットワークソリューションが担っている。(取材:2010年11月)
ネットワーク構成図
プロフィール
■東芝ITサービス株式会社
本社:東京都港区芝浦4-9-25
設立:2002年10月
資本金:10億5,300万円
従業員数:2,006名(2010年4月現在)
「Safety( 安心)」・「Quality( 高品質)」・「Speed(迅速)」をモットーに、ITシステムの導入・展開・運用・保守のトータルサポートサービスを提供している。
http://www.it-serve.co.jp/
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