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トーアエイヨー株式会社
医療用医薬品の開発・製造・販売を支える高信頼・広帯域の冗長ネットワークを構築
トーアエイヨー株式会社
「トーアエイヨー株式会社」
心臓病の医療用医薬品を開発・製造・販売するトーアエイヨー。同社の研究・製造拠点となる福島工場では、建屋間を光ケーブルで結ぶ構内LANを構築。ミッションクリティカルな医薬品の生産管理や出荷管理などの情報インフラとして活用してきた。そして、スイッチの老朽化を契機に構内LANを刷新。アライドテレシスのコア・スイッチ「SwitchBlade x908」を中核とする広帯域の冗長ネットワークを構築した。VCS機能による高い信頼性に加え、サーバーの増設時にもモジュールの追加で柔軟に対応できる拡張性などが評価された。
プロフィール
■トーアエイヨー株式会社
本社:東京都中央区八丁堀3-10-6
創業:1943年10月
資本金:3億円
従業員数:600名
『循環器領域を中心に独創的な新薬を通して人々の健康に寄与する』ことを基本理念に、循環器領域のスペシャリティファーマとして、患者様の【Quality of Life】向上に貢献している。
http://www.toaeiyo.co.jp
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基幹スイッチの老朽化でさまざまな問題が顕在化
VCS対応のSwitchBlade x908を導入して機器と経路を冗長化
ファンレス、50℃対応の「FS900Mシリーズ」で耐障害性を向上
SwitchBlade x908のモジュールでサーバーの増設にも柔軟に対応
入退室管理システムなどにもVLANをフルに活用
基幹スイッチの老朽化でさまざまな問題が顕在化
安斎 秀明氏
トーアエイヨー株式会社
総務部 情報システム課
課長 安斎 秀明氏
がん、脳血管疾患とともに三大生活習慣病に数えられる心臓病。トーアエイヨーは心臓病、すなわち狭心症や心筋梗塞、不整脈といった循環器領域の医療用医薬品に特化したスペシャリティファーマとして、患者様のQOL(Quality of Life)の向上に貢献している。中でも、1981年に提供を開始した心臓病薬「フランドル」や、長時間にわたって効果を発揮する日本初の貼る心臓病薬「フランドルテープ」など、独創的な医薬品づくりで循環器医療の進化を支えてきた。

同社では医薬品開発の拠点として東京と福島に研究施設を設け新薬開発に向けた基礎研究を続けている。高付加価値の製剤開発にも力を入れ、2001年に福島工場内に製剤技術センターを設立。研究と生産のシームレスな融合を図り、開発体制の効率化を推進している。

福島工場の情報化は、オフコンで工場の生産管理を始めた1985年頃に遡る。90年代になり、生産管理や販売管理など基幹系システムのほか、グループウェアなど情報系システムを導入。そのインフラとして工場内の製造棟や研究棟、事務棟などの建屋を光ケーブルで結ぶ構内LANを構築した。

そして、製剤技術センターの開設を契機に高速な基幹LANを導入。ギガビット対応レイヤー3スイッチを冗長化して構内LANを運用してきた。だが、「コア・スイッチが稼働して8年近くが過ぎ、さまざまな問題が顕在化していました」とトーアエイヨー総務部情報システム課課長、安斎秀明氏は打ち明ける。従来のコア・スイッチはアクティブ/スタンバイで構成。例えば、メインスイッチに障害が発生した場合、バックアップ用スイッチに切り替わるよう設定していたが、経路の切り替えに数10秒程を要していたという。復旧後、再びメインスイッチに切り替わるのにも時間がかかる問題があった。「コア・スイッチを冗長化していたので業務停止は無かったのですが、障害からの復旧時にネットワークが遮断されてしまうので時間帯の調整には気を使いました。コア・スイッチの老朽化に加え、サポート切れの問題もあり、構内LANを刷新することになったのです」と安斎氏はこれまでの経緯を説明する。
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VCS対応のSwitchBlade x908を導入して機器と経路を冗長化
仲野 正氏
トーアエイヨー株式会社
総務部 情報システム課
チームリーダー 仲野 正氏
新たに構築する構内LANの主な要件は、安定性の向上と広帯域化である。医薬品の生産管理や出荷管理をはじめ、製造部門や研究部門ではミッションクリティカルなシステムが稼働している。「システムを利用するユーザーのサービスレベルを落とさないためにも、継続的に安定稼働できる信頼性の高いコア・スイッチの導入が不可欠でした」と、情報システム課チームリーダーの仲野正氏は述べる。

トーアエイヨー福島工場では、こうした要件を満たすために、コア・スイッチ「SwitchBlade x908」2台と、レイヤー2インテリジェント・エッジ・スイッチ「FS926M」20数台を導入。VCS機能を用いてSwitchBlade x908を冗長化するほか、FS926Mとのリンクアグリゲーションにより経路の冗長化と広帯域化を図っている。

渡部 淳氏
株式会社昭電
東北支店
主任 渡部 淳氏
「VCS機能により2台のSwitchBlade x908をアクティブ/アクティブで稼働できるので耐障害性を高められるうえ、経路切り替えも瞬時に行われるため安定したネットワーク運用が実現できます」と、ネットワークの設計・構築を担当した昭電の渡部淳氏はSwitchBlade x908を推奨した理由を説明する。トーアエイヨーでは既に東京本社でVCS対応の「x900シリーズ」を導入しており、情報システム課ではVCSの優位性を理解していることも導入の決め手になった。
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ファンレス、50℃対応の「FS900Mシリーズ」で耐障害性を向上
亀岡 久之氏
トーアエイヨー株式会社
総務部 情報システム課
亀岡 久之氏
福島工場ではネットワークの耐障害性を高める方法として、各建屋に「FS926M」を導入している。「各建屋にも通信ラックを置いていますが、サーバールームのように空調設備が整っているわけではありません。

過去の障害原因を分析しても、ファンの故障でスイッチの熱が上がりトラブルになるケースも見受けられました。そこでファンレスで50℃までの環境温度に対応するFS926Mを採用したのです」と情報システム課の亀岡久之氏は話す。また、構内LANの刷新に合わせ、新設された合成技術センターに無線LANアクセスポイント「AT-TQ2403」およびPoE(給電機能)対応の「FS909M-PS」を導入している。

研究者が医薬品開発の試験などでセンター内を移動しながらデータをやり取りするニーズが高いためだ。センターでは重要なデータを扱うことから、無線LANアクセスのセキュリティーを確保するため、IEEE 802.1X認証は必須だったという。「AT-TQ2403は認証機能が使えるうえ、コストパフォーマンスも優れています。本社でも他社製の無線LANシステムを導入していますが、全社的なネットワークの運用管理を効率化するため、今後、アクセスポイントの機種を統一していく考えです」と安斎氏は述べる。
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SwitchBlade x908のモジュールでサーバーの増設にも柔軟に対応
ネットワーク機器
サーバー室ラック内の、コア・スイッチSBx908
SwitchBlade x908を中核とする新たな構内LANが2009年10月から本格稼働を開始した。その導入効果の一端を示すのが、2010年4月に実施した福島工場のサーバー増設である。「SwitchBlade x908のモジュールを追加するだけでサーバーの増設にも柔軟に対応できました」と、安斎氏は拡張性を評価する。サーバーファームにサーバーを収容するスイッチを設置する方法もあるが、障害ポイントが増えるリスクがある。

冗長化されたコア・スイッチにサーバーを直結することで、より信頼性の高いシステム運用が行える利点がある。また、製剤技術センターや研究棟では、実験で取り込まれる画像データなど大容量データを扱うケースが増えているという。こうした画像データなどもサーバールームで一括管理している。薬事法に基づくGMP(Good Manufacturing Practice:医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理の基準)、GLP(Good Laboratory Practice:医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施基準)といった規定により、生産管理用サーバーや研究開発サーバーを集中管理する必要がある。

そのためには広帯域で信頼性の高い冗長ネットワークが不可欠になる。仲野氏は「大きなトラブルもなく安定稼働しているので、安心して本来の業務に専念できます」と話す。同社では以前から各種システムを自社開発してきた。構内LANの信頼性が高くなったことで、システム開発など本来の業務に注力できるようになったという。

福島工場では、ネットワークマネージメント・ソフトウェア「Swim Manager」およびネットワークデバイス・マネージメント・ソフトウェア「SwimView」を導入しネットワーク管理・監視を行っている。加えて、GMP、GLPの規定でサーバーやコア・スイッチの点検を毎朝、目視で行っており、ネットワーク・システムの安定運用を図っている。
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入退室管理システムなどにもVLANをフルに活用
福島工場全景
福島工場全景
高い信頼性に加え、ネットワークの運用性の向上も今回の構内LAN刷新の狙いである。従来は建屋ごとにVLANを構成してネットワークを接続していた。「業務データのみならず、IDカードによる入退室管理システムもネットワーク上で稼働しています。複数のVLANトラフィックを単一のポートで処理できるタグVLANの導入により、運用性を高められました」と亀岡氏は話す。今後、VLANを活用してVoIPを導入する計画もある。現在、本社と各拠点間の音声通信をIP化しているが、構内もVoIP化することでよりコスト効率の高い運用が行えると見ている。また、認証機能に対応するエッジ・スイッチの導入も今後のテーマである。新設した合成技術センターではエッジに認証スイッチを導入しており、他部門も同様にセキュリティーを強化していく。さらに、「合成技術センター以外への無線LANの導入も検討課題になります」と仲野氏は述べる。
八鍬 光徳氏
株式会社昭電
東北支店
課長 八鍬 光徳氏
フロアスペースの広い製造現場などでは無線LANのニーズも高いという。「企業ではIT投資を行う際、従来に増して投資対効果を重視しています。そのため、高い安定性はもちろん、コストパフォーマンスに優れたネットワーク機器の提供を今後もお願いしたいですね」と、昭電の八鍬光徳氏はアライドテレシスに期待する。

トーアエイヨーでは、Agility(俊敏さ)、Advantage(強み)、Animation(活気)の3つのAを経営理念に掲げる。医療の進化に即応する俊敏さや、専門性を活かした医薬品開発の強みを発揮するためのビジネスインフラとして、アライドテレシスのネットワークソリューションが貢献している。(取材:2010年5月)
ネットワーク構成図
プロフィール
■株式会社 昭電
本社:東京都墨田区太平4-3-8
設立:1965年10月
資本金:3億240万円
従業員数:560名(グループ)
雷害・震災などの災害対策をはじめ、システム企画・設計、コンサルティング、施工、保守・管理までトータルにサポートするソリューションを提供している。
http://www.sdn.co.jp
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