Allied Telesis
投資家の皆様へ お問い合わせ サイトマップ
サイト内全文検索 拡張検索
グローバルサイト
ソリューション
機能別
用途別
導入事例
いつでもどこでもモバイルアクセス
医療情報ポータル
ネットワーク節電・省電力ソリューション
プロフェッショナルサービス
導入事例
袋井市民病院(袋井市) (その2)
大規模災害時のトリアージにも
AT-TQ2403によるセキュアな無線LANネットワークの有効性を実証
袋井市民病院(袋井市)
「袋井市民病院(袋井市)」
去る12月6日、袋井市立袋井市民病院で大規模な防災訓練が実施された。同病院は静岡県西部地区における拠点病院の1つで、平時における地域医療の中心的存在はもちろんのこと、大規模災害時も被災者受け入れなどの拠点となる。今回の訓練はトリアージ(災害時における被災者の傷病度合い識別による優先順位付け)による被災者受け入れ活動の実践であり、これにより災害時緊急診療ネットワークシステムが検証された。
プロフィール
■袋井市立袋井市民病院
所在地:静岡県袋井市久能2515-1
病床数:400床
昭和54年開院。以来、外来診療棟、病棟、がん診療センターなど施設の拡大とともに内容を拡充。心臓血管撮影装置、ヘリカルCT、MRIなどの先進的医療機器の導入や医療スタッフの充実など質の高い医療を提供し、平成9年には(財)日本医療機能評価機構から「質の高い病院」として認定された。平成10年に厚生省(現厚生労働省)から臨床研修指定病院に指定、平成11年に自治大臣(現総務大臣)から優良病院として表彰される。平成13年には地域での長年の救急医療に対する功績により厚生労働大臣表彰を受賞するなど高い評価を得ている。平成20年には病院機能評価Ver.5を認定された。内科、外科など19科のほか、透析センター、がん診療センターなどを擁する。救急医療、人間ドック、検診事業、訪問看護などを通じて静岡県西部の拠点病院として地域医療に貢献している。
http://www.fukuroi-hospital.jp/
Top
自家発電による電源供給の中でのトリアージ訓練
救護対策を大きく左右する既往症や投薬情報を瞬時にチェック
234名の職員が参加、およそ2時間で訓練は無事終了
高機能で強固なセキュリティーをTQ2403が実証
さまざまな状況設定で訓練を実施することにより柔軟な対応力を向上
新型インフルエンザの発熱外来ならフル活用が可能
自家発電による電源供給の中でのトリアージ訓練
防災訓練風景
登院した職員がテントを組み立てる
午前9時、震度6の大規模地震発生。こんな想定のもと、訓練は実施された。この日袋井市では市をあげて防災訓練を実施しており午前9時には市内に防災サイレンが響き渡った。

袋井市民病院での訓練のシナリオはこうだ。地震発生直後、各職員は安否情報を携帯メールにてネット上の掲示板に書き込み登録。これにより職員の状況を把握する。その後各自の判断で登院可能な職員は徒歩または自転車にて登院。本部が設置された後、消火班、補給班、救護班等に分かれる。

地区内の各地からの被災者受け入れ時には屋外に仮設テントを設営、トリアージの受付を設置。内蔵バッテリーによるノートPC稼働により無線LANアクセスポイントに接続、ここからブリッジモードにより院内の医療情報システムに無線LANで接続する。

今回の訓練では自家発電により電気は利用可能。水道や院内ネットワークは生きているという設定だ。
Top
救護対策を大きく左右する既往症や投薬情報を瞬時にチェック
防災訓練風景
屋外の受付から院内の病院情報システムにアクセス
トリアージ完了後は、必要に応じて速やかに被災者を収容することになる。この際にポイントになるのが、被災者の情報である。本人に確認したくても本人の意識がない状態が当然予想される。この際に院内の医療情報システムにアクセスできれば、同病院に履歴がある場合には氏名はもちろんのこと、瞬時に既往症や投薬情報、検査結果等がわかるので、糖尿病患者や心疾患患者の病歴を把握し、最適な治療につなげることができる。瞬時に一人でも多くの被災者の情報照会が可能であれば、災害の現場では大きな差が出る。紙のカルテでは散逸していることも考えられる。

実際のところ、サーバー室は耐震設計が施されており地震発生時でもネットワークは生きている可能性が高い。物理的にアクセスできなくても無線LANならセキュリティーを確保した状態でネットワーク接続できる。これを実証するのが今回のネットワーク検証の最大の狙いだ。
Top
234名の職員が参加、およそ2時間で訓練は無事終了
防災訓練風景
医師が院内でもアクセス可能であることを確認
午前9時30分。地震発生から30分後になると、職員が続々と登院し始め、被災者を受け付ける屋外の仮設テントが立ち始める。同時にトリアージの受付カウンターが設置される。

午前10時ごろ、院内に「トリアージの受付が始まりました」のアナウンス。屋外の受付にてトリアージ、その都度ノートPCにより無線LANを介して院内情報にアクセス、履歴をチェックする。無線LANアクセスポイントは、トリアージ受付の仮設テント前数十メートルの院内窓近くに設置された。被災者役の職員が続々とストレッチャーにて院内に収容される。

その後、屋外だけでなく院内でも無線LANによるアクセスをチェック。防災訓練は午前11時ごろに無事終了。今回の訓練には職員のおよそ6割に当たる234名が参加した。

さて今回の訓練の結果はどうだったのだろうか。
Top
高機能で強固なセキュリティーをTQ2403が実証
AT-TQ2403
無線LANアクセスポイント
「AT-TQ2403」
結論は、今回のような大規模な災害時には設置・撤去が短時間で比較的容易な無線LANの有効性が確認された。アライドテレシスの無線LANアクセスポイントAT-TQ2403は多くの被災者や患者のデータを扱う緊急時診療ネットワークにおいて高度で強固なセキュリティーを実証した。WPA(Wi-Fi Protected Access)/WPA2や各種暗号化通信、さらにIEEE 802.1X認証によるセキュアな端末認証に加えてESSIDステルス(秘匿)、MACアドレスによるアクセス制限などを活用し、セーフ&セキュアな無線LANを実現したのである。
Top
さまざまな状況設定で訓練を実施することにより柔軟な対応力を向上
小早川雅洋氏
袋井市立袋井市民病院
院長 小早川 雅洋氏
今回の防災訓練の目的をあらためて小早川院長に伺った。「当院では9月、12月と年2回防災訓練をやっています。このうち9月は防災の日に全国規模に行われるもの。12月は全県レベルで行われるもので、今回の最大の目的はトリアージの実施訓練です。訓練の際には状況設定をさまざまに変えて実施していますが、今回は自家発電が使用でき、ネットワーク/サーバーは生きているという仮定で実施しています。状況設定をさまざまに変えて実施する訓練で柔軟な対応力が養えると考えています」と語る。こうした訓練の成果で実際、この年の8月11日に起きた静岡県駿河湾地震(震度6弱、4.5以上で緊急登院)では職員の3分の1から4分の1が登院したという。幸いにも被害はゼロだった。
Top
新型インフルエンザの発熱外来ならフル活用が可能
城崎 俊典氏
袋井市立袋井市民病院
情報システム室長
城崎 俊典氏
最後に同病院の情報システム室長の城崎氏に総括していただいた。

「災害時のトリアージにおける屋外無線LANシステムの有効性は確認されました。院内でも有効性は確認されましたが、無線LANそのものは屋外でこそ非常に威力を発揮する。アクセスポイントから約50メートルは有効なので、非常に現実的だと思いました」

実は、この無線LANシステムを活用した実証実験は、新型インフルエンザの発熱外来対応で以前にも行っている。平時であれば電源はフル活用できるので、このシステムはさらに威力を発揮できる。

ちなみに袋井市民病院では、院内基幹ネットワークに、コア・スイッチx908をはじめとするアライドテレシス製品を導入している。院内では400床ある入院病棟にアライドテレシスの無線LANシステムを構築。強固なセキュリティーやVLAN機能により有線LANと何らそん色のないネットワークを実現している。

防災意識の高い静岡県において、西部地区の地域医療の拠点となる袋井市民病院では、さまざまな診療システムの整備に取り組んでおり、そのネットワーク基盤構築にアライドテレシスの製品群が寄与している。(取材:2009年12月)
ネットワーク構成図
導入事例一覧へ

PAGE TOP


Copyright(c)2012 Allied Telesis K.K. All Rights Reserved.

お問い合わせ   弊社サイトについて   プライバシーポリシー   ISO 27001基本方針
アライドテレシス株式会社