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VoIPやIP映像監視を組み合わせた高付加価値の物流ソリューションを展開 |
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「株式会社フルノシステムズ」
モバイル&ワイヤレスをコアに物流・流通業界向けのハンディターミナルやミドルウェアなどを提供するフルノシステムズでは、関西地区の開発・営業拠点となる神戸支社の移転を契機に、アライドテレシスネットワークスのIP映像監視ソリューション「C-Moni」およびVoIPソリューション「VioCall」を導入した。オフィス内の検証ルームと近接するロジスティックセンターのモニタリングや、自社の無線LAN製品と組み合わせたVoIPを構築・運用するとともに、その導入効果の検証を通じて付加価値の高い物流ソリューションを提供。神戸支社の各氏にC-MoniとVioCallの導入経緯や今後の展開を聞いた。
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プロフィール |
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■株式会社フルノシステムズ |
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本社:東京都墨田区両国3-25-5 両国第一生命ビル
設立:1984年10月
資本金:9,000万円
従業員数:約80名 |
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古野電気の新規事業の一環として、情報端末機器およびシステムの企画・開発・販売を目的に設立。ハンディターミナル、ミドルウェアの開発をはじめ、ワイヤレスノード(無線LANアクセスポイント)、ネットワーク統合管理システムなどの開発・販売を行っている。 |
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株式会社フルノシステムズ
技術本部 エンジニアリングサービス部二課 兼 サービスセンター
課長兼センター長 島村 廣氏 |
工場や倉庫などの物流現場や、コンビニなどの流通現場における商品管理に欠かせないのがバーコードやRFIDである。フルノシステムズはバーコードやICタグを読み取る有線・無線ハンディターミナルをはじめ、安定した無線LANネットワークを実現するアクセスポイント、端末とホストのやり取りを制御するミドルウェアなどの製品を開発、提供している。
「近年は、物流・流通現場の情報をリアルタイムにホストと交換する仕組みが求められています。そこで、ハンディターミナルの情報をやり取りする無線LANアクセスポイント『ACERA』や、無線LAN環境の構築・管理を支援するネットワーク統合管理システム『UNIFAS』を新たに販売しています」と技術本部エンジニアリングサービス部二課の課長でサービスセンター長を務める島村 廣氏は同社の取り組みを述べる。
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株式会社フルノシステムズ
技術本部 エンジニアリングサービス部二課
主任 長谷川 大二郎氏 |
こうした製品の開発・販売における関西の拠点となるのが神戸支社である。従来、開発拠点と販売拠点が分かれていたが、2006年11月の支社移転により両部門を統合。そして、移転を契機にオフィスおよび近接するロジスティックセンターにアライドテレシスネットワークスのVoIPソリューション「VioCall」とIP映像監視ソリューション「C-Moni」を導入した。
その狙いについて、エンジニアリングサービス部二課主任の長谷川 大二郎氏は「新商品のACERAやUNIFASを活用した付加価値の高いネットワークソリューションを今後、提供していく計画です。物流・流通現場で関心が高いIP映像監視やVoIPと当社製品の連携の可能性を探るため、まず自社で導入し、実際に運用しながら効果を検証する必要があったのです」と述べる。 |
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VioCallは、VoIPシステムに必要なSIPサーバー、IP電話とのITSPゲートウェイ、公衆網とのPSTNゲートウェイを1ボックス化したアプライアンス「VioCall Manager SMB」とPoE対応IP電話機をパッケージ化したIP電話システムである。既存のPBXを「VioCall Manager SMB」に置き換えることで、PBXの維持保守コストが不要になるほか、IP電話サービスを拠点間の内線に利用することで通話料が削減できるといったメリットがある。
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株式会社フルノシステムズ
技術本部 開発部 次長 兼 ネットワーク機器開発課
課長 藤井 慎氏 |
神戸支社では当初、検証の狙いもあって「VioCall Manager SMB」を導入するほか、代表電話用にIP-PBXを利用しており、ユーザーである開発部門やエンジニアリング部門の社員が必要に応じて使い分けられる環境を整えている。VioCallの端末には、固定IP電話機のほか、社内では無線LAN対応のIP電話、外出先では携帯電話として利用できるデュアル端末を導入している。
開発部次長でネットワーク機器開発課長の藤井 慎氏は「SIPはまだ新しい技術です。VioCallはソフトウェアに定評があると聞いており、VoIPシステムの安定稼働を図るために導入を決定しました。当社では、ハンディターミナルや無線を活用し、信頼性の高いシステムでビジネスを支援することをコンセプトに製品を開発しています。モバイルのメリットを活かしながら、顧客企業が安心してオープンなシステムを導入できるソリューションの一つとして、無線LANを組み合わせたVoIPを提案していく計画です」と話す。
神戸支社のオフィスでは、アライドテレシスのレイヤー2ギガビット・インテリジェント・スイッチ「CentreCOM GS924M」をコアに、部門LAN用に「CentreCOM GS916M」、無線LANアクセスポイント接続用にPoE対応スイッチ「CentreCOM FS917M-PS」を導入。デュアル端末からアクセスポイントを介して内線電話の発着信が行えるVoIP環境を整えている。「LAN上に音声とデータを統合していますが、GS916MのQoS制御機能と、当社のUNIFASのQoS制御機能を組み合わせることで音声品質の高い無線IP電話を実現しています」とネットワークの設計・構築を担当した長谷川氏は述べる。
また、無線LAN環境では、移動中にいかにアクセスポイントを切り替え、スムーズにハンドオーバーできるかが重要になる。「その点、アライドテレシスのGSシリーズはハンドオーバーがスムーズに行えることを既に検証しており、当社の無線LANシステムの推奨スイッチになっています」(藤井氏)。
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| ▲複数台のネットワークカメラをセンター側のPCで集中管理する「C-Moni」モニター画面。作業の確認や防犯を目的に神戸支社内のほか、ロジスティックセンター内にネットワークカメラを設置し、遠隔モニタリングを実施。
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VoIPと合わせて、IP映像監視ソリューション「C-Moni」を導入。オフィスの一角にある検証ルームのほか、当社商品の物流を担うロジスティックセンターの遠隔モニタリングにより、作業の確認や防犯に役立てる狙いがある。

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| ▲実験・研究室に設置されたネットワークカメラ |
C-Moniは、ブロードバンドやISDNなどで接続された複数台のネットワークカメラをセンター側のPCで集中管理できるシステム。撮影された映像はHDDに録画され、作業工程や不審者の行動などを記録する。また、日時に合わせて映像モードを切り替えられ、作業日は映像表示、記録モード、夜間や休日は動作検知モードにして万一の不審行動を記録するといった使い方が可能だ。
ネットワークカメラは4〜16台まで同時接続でき、複数映像も管理ソフトウェアを利用して集中管理する。カメラの接続はBフレッツやADSLなどのブロードバンドのほか、ISDNなどのナローバンドの回線を利用でき、ブロードバンドの導入が困難な地域での映像監視も可能だ。また、ID、パスワードの入力後、Webブラウザで閲覧でき、特別なビューアは不要のため容易に導入・運用できる特徴がある。
ロジスティックセンターに設置されたネットワークカメラは、8MbpsのADSLを用いて神戸支社からの遠隔モニタリングを行うほか、デュアル端末を用いたVoIPを可能にしている。「ADSL上にVoIPと監視映像を統合していますが、C-Moniは鮮明な映像を表示することができます」と島村氏は評価する。
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VioCallとC-Moniの検証を経て、実運用が始まってから約半年が過ぎたところだ。その導入効果はどうだろうか。「VioCallは開発部門の生産性向上にも大いに役立っています」と藤井氏は述べる。これまで開発部の固定電話に着信があった場合、エンジニアは作業を中断して電話を取り次いだり、転送操作を行っていた。着信相手が離席していれば、社内を探し回ることになり、電話の取り次ぎが開発作業にも支障を来たしていたという。
「VioCallと無線IP電話の活用により、電話の取り次ぎが不要になり、社員はどこにいても自身の電話端末に着信できます」(藤井氏)。開発者の利便性のみならず、電話をかけてきた取引先なども取り次ぎの間、待つ必要がなく、スピーディかつ的確な電話応対が可能になる。
C-Moniは、神戸支社内の検証ルームにもネットワークカメラを設置して作業のモニタリングを行っている。「休日には動作検知モードに切り替えて、防犯に役立てるなど実運用を行っています。操作も簡単で、楽に運用できます」と島村氏は述べる。
また、ロジスティックセンターのネットワークカメラを介して、商品の返品時などに支社のデスクから状況を確認するといった活用法も考えられるという。「これにより、従来は返品商品がオフィスに届けられるまで問題点を把握することが困難でしたが、現在はネットワークカメラを介してスピーディな原因究明が可能です」と藤井氏は話す。
また、「工場や倉庫などでは無線LANとネットワークカメラを接続してモニタリングしたいというニーズもあります」(長谷川氏)。顧客から映像監視ソリューション導入の案件もあり、C-Moniと自社製品を組み合わせたソリューションを提案する予定だという。
フルノシステムズではモバイル&ワイヤレスをコアに、ユーザーに最適な環境をカスタマイズして製品を提供するため、コンサルティングから機器の提案、導入、メンテナンス、サポートまで一貫したサービスを行っている。ハンディターミナルやミドルウェア、無線LANなどの同社製品と、アライドのVoIPや映像監視、ネットワーク機器を組み合わせた付加価値の高いソリューションの提案が可能になり、今後のビジネス展開が注目されている。(取材:2007年3月) |
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