 |
 |
 |
|
 |
29拠点を結ぶインターネットVPNで通信コストの削減と情報の共有化を加速 |
|
|
|
 |
|
|
|
コンクリート2次製品の製造で知られる株式会社ホクコン(本社・福井県福井市)では、通信コストの削減やグループウェアによる情報の共有化を図るため、本社、支店、工場など29拠点を結ぶインターネットVPNを構築。アクセス回線にADSLなどのブロードバンドサービスを活用し、高速かつセキュアなデータ通信環境を実現している。
そのプラットフォームを担うのがハードウェアベースのVPN装置「NetScreen」及びVPN対応ブロードバンドルーター「CentreCOM
ARファミリ」だ。ホクコン社長室総合企画チームリーダーの青柳邦夫氏と、ネットワークシステム構築を担当した丹南通信ネットワーク常務取締役の渡辺栄氏、技術部リーダーの谷口長巳氏にインターネットVPNの導入効果などを聞いた。 |
|
|
|
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
プロフィール |
 |
 |
|
 |
 |
|
株式会社ホクコン |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
本社 |
: |
福井県福井市今市町 |
|
 |
 |
|
創立 |
: |
1949年6月 |
|
 |
 |
|
資本金 |
: |
9億6000万円 |
|
 |
 |
|
従業員数 |
: |
250名 |
|
 |
 |
|
URL |
: |
http://www.hokukon.co.jp/ |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
【事業内容】 |
|
 |
 |
|
|
・ |
防火水槽、道路用側溝、農業用水路などのコンクリート2次製品の開発・製造を行い、北陸を中心に、京阪、中部、山陽、中国に支店、営業所、工場など29拠点を展開。
また、建設、業務・ビル管理、メンテナンス工事などの事業会社のほか、丹南ケーブルテレビ、丹南通信ネットワークを擁し、ホクコングループを形成している。 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
丹南通信ネットワーク株式会社 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
本社 |
: |
福井県武生市北府 |
|
 |
 |
|
資本金 |
: |
2000万円 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
【事業内容】 |
|
 |
 |
|
|
・ |
CATVインターネット事業者として培ったネットワーク構築・運用のノウハウを活かし、企業・自治体向けの情報システム及びネットワークシステムの設計・構築・保守、セキュリティシステムの監査・構築まで含めたITのトータルソリューションを提供。
ホクコンのIT推進のほか、武生市周辺の自治体・公共団体のインターネット接続環境構築やインターネットVPN構築、セキュリティシステム構築などで実績を持つ。 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
ホクコンは、水道、電気、通信などの共同溝や防火水槽、路面排水処理システムなど、人々のライフラインや環境保全に役立つコンクリート2次製品を提供し、安全・安心な社会づくりに貢献してきた。
そのフィールドは北陸、京阪、中部、山陽、中国へと広がっている。
情報は経営資源であるというトップの考えのもと、いち早く社内のIT化を推進。コンクリート2次製品の設計開発用にコンピュータを導入していることもその一例だ。
また、1998年にフレームリレーを導入し、本社、支店、営業、工場など29カ所を結ぶ全社ネットワークを構築。基幹システムのほか、グループウェアによる情報の共有化を図ってきた。 |
|
|
|
|
|


株式会社ホクコン
社長室 総合企画チーム
リーダー 青柳 邦夫氏 |
 |


丹南通信ネットワーク
株式会社
常務取締役 渡辺 栄氏 |
 |

そして、昨今の厳しい経済環境にあって、ビジネスで勝ち残るためには他社に先駆けて情報を入手、交換する必要があるとの考えから、全社ネットワークの再構築に着手。
「従来のフレームリレー網は、本社など主要拠点が128kbps、他の拠点は64kbpsと狭帯域だったことから回線速度が遅く、グループウェアなどの利用にも支障をきたしていました。また、通信コストも月額140万円程度かかっており、これをどうにか削減したい。
そこで、低コストで常時接続が可能なADSLなどのブロードバンドサービスとインターネットVPNを利用して全社ネットワークを再構築できないものか、丹南通信ネットワークに相談したのです」とホクコンの社長室総合企画チームリーダーである青柳邦夫氏は説明する。 |
|
|
|
|
|
|
丹南通信ネットワーク(TTN)は、ホクコンのグループ会社として福井県武生市を中心にCATVインターネット事業や、インターネット技術を活用したネットワークシステムの構築などで実績を持つ。
例えば、アライドテレシスのVPN対応ブロードバンドルーター「AR700シリーズ」をベースにしたJA福井丹南のインターネットVPN構築や、鯖江市役所、今立町役場の光ファイバーケーブルによる接続環境の構築など豊富な経験とノウハウがあり、
自社保有のCATV網を活かしたネットワーク構築や検証などが行えることも、TTNの強みになっている。 |
 |
|
|
|
|

TTNでは、ホクコンの要請に応えるべく、インターネットVPN構築の検討に着手。VPN製品の選定に際していくつかの候補が上がったが、本社側にアライドテレシスが提供する「NetScreen-25」、28カ所の拠点側に「AR720」の採用を決定した。
採用の決め手になったのは、「NetScreenの高いコストパフォーマンスとAR720の柔軟なWANインターフェースを評価した」(TTN常務取締役の渡辺栄氏)ためだ。
NetScreenは、3DES対応の高度なデータ暗号化機能とハードウェアベースのVPN(IPsec)処理により、優れたパフォーマンスを発揮するほか、帯域制御機能やファイアウォール機能を備えており、トラフィックが集中するセンターサイトに適した統合型セキュリティアプライアンスとして定評がある。 |
 |
 |
|
| また、AR700シリーズはADSL、CATV、FTTHといったブロードバンドサービスやISDN、専用線などの多様なWANインターフェースに対応する拡張モジュールを用意し、拠点ごとの通信環境に柔軟に対応。また、ハードウェアでの暗号、圧縮が可能な暗号/圧縮ボードをオプションで用意している。 |
|
|
|


ホクコン本社内のNetScreen-25とAR720 |
 |
ホクコンでは、当初、ADSL接続が20拠点、ISDN接続が7拠点、FTTH(Bフレッツ)接続が3拠点、専用線接続が1拠点でインターネットVPNを構成。
本社では冗長化と負荷分散を考慮してADSLを3回線導入しているが、FTTH接続環境が整えば移行する計画だ。 「通信環境の制約からISDNを導入している拠点もあり、ADSLが開通すれば容易に移行できます」と青柳氏はNetScreen-25とAR720の拡張性の高さを評価する。 |
|
 |
|
|
|
|
|
|
|


丹南通信ネットワーク株式会社
技術部リーダー谷口 長巳氏 |
 |

さらに、渡辺氏はアライドテレシスのサポート体制を機器選定理由に加える。というのも、前述のJA福井丹南などでのアライドテレシス製品の導入時にきめ細かなサポートを経験していたからだ。
「海外製品の場合、サポート体制に不安なベンダーもありますが、その点、導入実績の豊富なアライドテレシスであれば安心です」と強調する。
また、技術部リーダーの谷口長巳氏は、「拠点側は低コストなAR720、センター側にはARシリーズとの接続性で実績のあるNetScreenが最適の組み合わせだと判断しました。
ほかにも高スループットのVPN装置はありましたが、セキュリティ機能に制約があるなど、私たちの要求を満たしていませんでした」と述べる。 |
|
| そして、インストールと運用管理の容易さをNetScreenの利点に挙げる。Webベースのユーザーインターフェースのほか、コマンドラインインターフェースを利用してtelnet経由での設定・管理が可能だ。「インターネットVPNのネットワーク設計やIPsecの設定などについてもアライドテレシスの助言を得て、問題なく行えました」(谷口氏)という。 |
|
| TTNではホクコンのインターネットVPN構築に先立ち、事前検証を実施している。自社のCATV網のほか、武生のTTNネットワークセンターにADSL回線を引き込み、実網を使ってNetScreenとAR720のVPN通信の試験を行うなど、的確な検証、評価が信頼性の高いインターネットVPNの構築を可能にした。
ちなみに、TTNでは、万一の障害に備えてNetScreenの予備機を用意するなど、万全の体制を整えている。 |
|
 |
|
|
|
|
ホクコンでは2002年秋から全社的なインターネットVPNの運用を開始。その最大の導入効果は、通信コストの大幅な削減だ。従来のフレームリレー網に比べて月額で約1/3の45万円になり、「機器の導入コストを含めても、1年でペイできるはずです」と渡辺氏は試算している。
また、青柳氏は「当初、通信事業者が提供するIP-VPNサービスも候補に挙がりましたが、コスト削減効果の大きなインターネットVPNにして正解でした」と述べる。
とりわけ、競争力の強化や生産性の向上とともに、コスト削減が命題の企業にとって、通信コストも無縁ではなく、いかに低コストかつ高効率のネットワーク構築が企業成長の鍵を握るといっても過言ではない。通信コスト削減に加え、ブロードバンドアクセスの活用で高速なネットワーク環境が実現したことも導入効果の一つだ。
グループウェアなどによる情報の共有化が加速する一方、役員が自宅などから本社サーバーにリモートアクセスし、的確な経営判断にネットワークを活用する体制を整えている。
ブロードバンドネットワークになったことで、本社など数拠点で試験的にVoIPを導入。レジデンシャル・VoIPゲートウェイ「CentreCOM
RG203TX-H323」とレイヤー3インテリジェント・スイッチ「CentreCOM 8624XL」のQos機能、更にAR720/NetScreenの帯域制御機能を用いてVoIP環境を整備しており、「VoIPにより、さらなる通信コストの削減が可能です」と青柳氏は期待する。
今後、VoIPの検証を重ね、全社的に導入する計画もある。
また、TTNでは、ホクコン向けのビデオ会議システムの評価を行っている。ビデオ会議システムの導入により、「各拠点の担当者の出張にかかわる時間と旅費の削減が可能になるほか、よりスムーズな社内の情報交換が実現します」と渡辺氏は見ている。 |
|
|
|
ネットワーク構成図 |
|
|
 |
 |
|
|
|
|
ホクコンでは、ブロードバンドのインターネットVPNの社内インフラが整備されたことにより、基幹システムの再構築も視野に入れる。従来は、狭帯域の回線の制約などから生産、販売などの基幹サーバーを各拠点に分散配置し、バッチ処理を行っていた。今後、常時接続のブロードバンドネットワークを用い、サーバーを本社で一元管理する形態に変更することにより、運用管理のコスト削減はもちろん、よりスピーディなデータ活用が可能になる。ミッションクリティカルなデータ交換を行う上でも、VPNの導入は必須だったといえる。
また、建設分野では既に電子取引が始まっているが、ホクコンに関連する土木分野はこれからだという。「インターネットVPNによるネットワーク・インフラの整備で、今後の電子取引への対応など、ビジネス環境の変化にも柔軟に対応することができます」と青柳氏は見ている。そして、「グローバルなビジネスが可能なインターネットをベースに、ホクコングループのみならず、広範なサービス展開を期待しています」とTTNのネットワーク事業拡大にエールを送る。
地域や規模に関係なく、意欲的なネットワーク事業者に対して支援するアライドテレシスの企業姿勢を、渡辺、谷口の両氏は評価する。「今後も、企業や公共機関へアライドテレシス製品によるネットワーク・ソリューションを提案していきたい」と口をそろえる。
ホクコンのIT化をはじめ、ネットワーク構築やセキュリティなど幅広いソリューションを展開するTTNにとって、アライドテレシスへの期待は大きい。 |
|
 |
|