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スチールプランテック株式会社
「SwitchBlade x908」を中核に可用性と拡張性の高い社内LANを構築
スチールプランテック株式会社
「スチールプランテック株式会社」
製鉄プラントエンジニアリング事業を展開するスチールプランテックでは、新本社ビルへの移転を契機に高可用・高拡張性の社内LANを構築。VCS(Virtual Chassis Stacking)機能を搭載するコア・スイッチ「SwitchBlade x908」を2台導入して機器と経路を冗長化するとともに、広帯域のギガビットイーサネットで3次元CADなどの大容量データをスムーズにやり取りできるネットワーク環境を整備。また、ネットワーク認証アプライアンス「iBAQS-FX」を用いてPCの不正接続を排除するなどセキュリティーを強化。社内LANの多様な要件を満たすアライドテレシスの製品群が評価された。
プロフィール
■スチールプランテック株式会社
本社:横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜
設立:2001年3月
資本金:19億9,500万円
従業員数:350名(2008年9月現在)
製鉄エンジニアリング力とプラントテクノロジーを結集。製鉄プラント設備の導入計画からアフターサービスまで、最適なハード技術、ソフト技術、サービスの提供を通じ、世界の鉄鋼業や地域社会の発展と地球環境の保全に貢献している。

スチールプランテック株式会社 ロゴコーポレートマークは、製鉄のシンボルである「ロール」と「コイル」をイメージし、Steel Plantechの‘S’と‘P’を組み合わせて、お客様等取引先との協調(握手)および地球規模の発展(球体)を現しています。

http://www.steelplantech.co.jp
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エンジニアリング事業を支える社内ネットワークシステム
機器と幹線の冗長化や拡張性の要件に合致した「SwitchBlade x908」を導入
認証アプライアンスでPCの不正接続を排除
広帯域の社内LANで大容量データを快適に利用できる本社ビル
エンジニアリング事業を支える社内ネットワークシステム
大川 進氏
スチールプランテック株式会社
技術開発センター 企画室 室長
大川 進氏
スチールプランテックは、旧NKK(日本鋼管、現在のJFEエンジニアリング)、日立造船、住友重機械工業、川崎重工業の4社の製鉄プラント事業を統合して誕生した。各社が長年培ってきた最高レベルの製鉄エンジニアリング力とプラントテクノロジーを結集。製鉄プラントの導入計画から設計、製作・建設、運転指導、設備引渡しまでのエンジニアリングとともに、プラント設備のアフターサービスを提供する技術サービスセンター、製造技術や環境・省エネ対策などの研究・開発を行う技術開発センターを擁し、製鉄プラントのトータルなエンジニアリングを実施している。

こうした事業基盤を支えるのがネットワークシステムである。「当社では基幹系システムをはじめ、設計データなどを管理するエンジニアリングシステムを中心にシステムを展開し、社内LANを運用してきました。ところが、従来のネットワークはさまざまな課題を抱えていたのです」と話すのは、スチールプランテックの技術企画や情報システムを担当する技術開発センター企画室の室長、大川進氏だ。

同社は4社の製鉄プラント事業を統合してできた会社である。基幹システムとエンジニアリングシステムは統一して業務を行ってきたものの、社員は使い慣れた出身母体のサブシステムを利用することも多く、LAN上にいくつものサーバーが分散配置されていたという。また、製鉄プラントの設計業務では大容量データの3次元CADが利用されるようになってきた。「従来、横浜市内の2ヵ所の拠点で業務を行っていたときには大容量データのトラフィックも分散されていたので、業務に支障を来たすことはあまりありませんでした。しかし、拠点を集約し、新本社ビルへ移転することになり、社内LANのトラフィック増大が予想されていたのです」(大川氏)。
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機器と幹線の冗長化や拡張性の要件に合致した「SwitchBlade x908」を導入
山崎 芳央氏
スチールプランテック株式会社
技術開発センター 企画室
山崎 芳央氏
スチールプランテックでは、2008年9月に新本社ビルへ移転し、業務を開始。企画室では移転に先立ち、社内LANの検討を行っている。「既存LANの課題を踏まえ、6つの要件をポイントに新たな社内LANを検討しました」と企画室の山崎芳央氏は述べる。その要件とは、(1)コア・スイッチと幹線の冗長化、(2)冗長化のためのスタンバイ機および未使用幹線の廃止、(3)サーバー機器のサーバー室への集約、(4)大容量トラフィックに対応する広帯域LANの構築、(5)来客者向けのネットワークの構築、(6)会社貸与PCのみLAN接続を許可するコンプライアンス委員通達のシステム面での実現の6つだ。

まず、冗長化とスタンバイ機の廃止を要件にしたのは、従来の社内LANの課題を改善するためだ。同社では以前の拠点でもLANの障害に備えてコア・スイッチのスタンバイ機を置いていた。だが、障害発生時にスタンバイ機につなぎ替えた場合、うまく動作するかといった懸念もあったという。そこで、「コア・スイッチを2台導入し、それぞれのスイッチをアクティブに動作させ、かつ、予備幹線も無駄なく利用したいと考えていました。そんなとき、VCS機能を搭載するアライドテレシスの『SwitchBlade x908』を知り、導入を決定したのです」と山崎氏は振り返る。

VCS機能は、複数台のx900シリーズを同期させて1台のスイッチのように仮想的に動作させる機能。スチールプランテックではコア・スイッチの「SwitchBlade x908」を2台導入して機器をアクティブに冗長化させ、各フロアに設置したレイヤー2スイッチ「CentreCOM 9424T/SP」とのリンクアグリゲーションにより、予備幹線の無駄をなくし、同時に負荷分散を実現している。また、かつて拠点やフロアに分散配置されていたサーバーを、新本社ビルではサーバー室に集約して一括管理する。「サーバーの増設などでスイッチのポートが足りなくなった場合にも、SBx908であればモジュールを追加するだけで容易にポートを増設できます。この拡張性の高さもSBx908導入の決め手の1つでした」(山崎氏)。
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認証アプライアンスでPCの不正接続を排除
ネットワーク機器
スタック接続されたコア・スイッチ「AT-SBx908」。上にある黒い筐体が認証アプライアンス「iBAQS-FX」
来客向けネットワークを要件にしたのは、社内の要望があったためだ。同社には国内外の顧客・取引先が打ち合わせのために訪れる。「取引先の担当者は会議室のLANを利用して自社のサーバーへアクセスしながらプレゼンテーションを行ったり、海外からの来客がメールを送受信したりするなど、インターネット接続のニーズが高いのです」と大川氏は説明する。こうしたニーズに応えるべく、社内用とは別に来客用のLANを設ける事としたが、コンプライアンス委員からの通達に反してしまうという懸念もあったという。そこで、新本社ビルでは物理的に社内用と来客用のLANを分け、会議室にはそれぞれ色分けされたLANケーブルを用意し、来客者の利便性向上を図りつつ、端末認証機器の導入により、安全性も確保した。

LANのセキュリティー確保に欠かせないのが端末認証である。同社では従来から端末のMACアドレス認証を用いて登録外のPCのLAN接続を制限してきた。「未登録のPCがLANに接続された場合、ネットワーク管理者にアラートが上がる仕組みはあったものの、どこで接続されたか場所を特定できないなど、セキュリティー管理上、問題がありました」と山崎氏は述べる。社員にはコンプライアンス委員からの通達は出ていたが、協力会社のスタッフが知らずに持ち込んだPCをLANに接続することもあったという。

こうした経緯もあり、新本社ビルのLAN構築にあたり、「コンプライアンス委員通達に則った仕組み」を要件にした。そして、アライドテレシスが提供するネットワーク認証アプライアンス「iBAQS-FX」を導入。「従来よりMACアドレス管理を行っていたため、移行負荷をまったくかけずにセキュリティーを強化できると判断しました」と山崎氏は導入理由を述べる。

iBAQS-FXは、MACアドレス認証とIEEE 801.X認証をサポート。クライアントPCにエージェントソフトをインストールすることなく端末認証が行え、導入コストや運用コストを低減できる利点がある。未登録のPCがLANに接続された場合、接続を拒否するとともに、管理者へアラームで不正接続を伝え、管理者はどの認証スイッチのどのポートに接続されたのか場所を特定できる。「アラームがあった場合、その場所に駆けつけて、違反PCをほぼ即時に見つけ出せ、ポリシー通りの運用が行えます」と、山崎氏は導入効果を説明する。また、同社は業務の拡大とともに、社員数、端末数が増えている。iBAQS-FXは端末の登録、削除などの操作も管理画面上で容易に行え、管理業務の省力化が可能だ。
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広帯域の社内LANで大容量データを快適に利用できる本社ビル
ネットワーク機器
デスクトップ・スイッチを収容するフロア・スイッチ9424T/SP
2008年9月の新本社ビルへの移転とともに新たなLANの本格稼働を開始。その導入効果の1つが、要件であった「広帯域」を実現していることだ。「社員は1Gbpsの帯域を利用して大容量の3次元CADデータやファイルサーバーなども快適に利用でき、サーバー集約によるシステムのボトルネックをなくすという当初の目標を達成しています」と大川氏は、SBx908を中核とする社内LANを評価する。また、デスク周りに設置されるエッジ・スイッチには、ループを防ぐForceMDI機能に対応する「CentreCOM GS908XL」を導入している。かつて、社員の誤接続によってループが発生した経験もあったというが、ForceMDIで影響を局所化する狙いがある。

本社LANの運用を開始して半年が過ぎ、SBx908は順調に稼働しているが、「実は当初、冗長化が機能しない障害が発生しました。構築協力会社さんとアライドテレシスさんのすばやい対応でダウンタイムを最短に抑えることができましたが、死活監視まで考慮していなかったため、監視の重要性を痛感しました」と山崎氏は述べる。「オプションで良いので、Webインターフェースを持った監視用のモジュールもしくはポートが提供されれば、障害発生時にネットワーク専門技術者不在の会社でも慌てることなく、対応することができると思います」と山崎氏は指摘する。

スチールプランテックでは、長期経営計画「ビジョン2014」で、鉄鋼業のニーズに対応した高付加価値の商品の提供や、製鉄プラント技術をコアに環境保全・省エネなど成長市場への事業展開の推進など、新たな事業の拡充を図っている。「鉄鋼の需要家である自動車などの海外生産に伴い、当社も海外での売上比率が高くなっています」と大川氏は述べる。市場ニーズの変化に即応した製鉄エンジニアリングを推進するスチールプランテックの高速・高可用・高セキュリティーの社内LANを、アライドテレシスの製品群がワンストップでサポートしている。 (取材:2009年2月)
ネットワーク構成図
〈工事協力〉
・ 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
・ 日立コミュニケーションネットワークス株式会社
・ 株式会社エクサ
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