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株式会社川島織物セルコン
「止まらないネットワーク」に向けて高可用のコアスイッチ「x900」を導入
株式会社川島織物セルコン
「株式会社川島織物セルコン」
身装・美術工芸事業、インテリア事業、自動車内装材事業を中核に、商品の開発から生産、販売まで一貫した事業を展開する川島織物セルコン(本社・京都市)の東京支店では、オフィスビル移転を契機にLANを再構築。社員の柔軟なワークスタイルを実現するフリーアドレスの採用に伴い、無線LANと高速LANスイッチを導入した。そのプラットフォームを担うのがアライドテレシスのアドバンスト・レイヤー3スイッチの新製品「CentreCOM x900シリーズ」および、Extricom社の無線LANスイッチとアクセスポイントである。川島織物セルコンの情報システム部では有線と無線を合わせて約600台の端末を収容する「止まらないネットワーク」を目指し、VCS(Virtual Chassis Stacking)による冗長化機能を備えたx900シリーズをコアスイッチに採用。ここではx900シリーズによるLAN構築のポイントにフォーカスしてお伝えする。
プロフィール
■株式会社川島織物セルコン
本社:京都府京都市左京区静市市原町265
創業:1843年(天保14年)
設立:1938年5月
資本金:82億7700万円
日本の織の伝統を革新する身装・美術工芸事業、日本のインテリアの近代化を切り開いてきたインテリア事業、世界の移動体空間を領域とする自動車・列車・航空機内装材事業と、大きく異なる3つの事業領域を持つ。国内のみならず、アジア、欧米などグローバルな事業展開を推進している。
http://www.kawashimaselkon.co.jp
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「感動と満足を与える商品・サービスの提供」を推進する川島織物セルコン
東京支店の新オフィスで自由度の高いフリーアドレスを採用
高可用性、耐障害性の要件を満たすコアスイッチ「x900シリーズ」を導入
x900シリーズをスタック接続するVCS機能でネットワークを冗長
設定変更が増える春先に効果が期待されるx900の遠隔管理
「感動と満足を与える商品・サービスの提供」を推進する川島織物セルコン
1843年(天保14年)に創業、160年余の歴史を持つ川島織物は、日本の伝統である帯の世界を極め、着物の文化を育む一方で、明治宮殿の室内装飾織物を納めたのをきっかけに、空間全体を心地よく創造するトータルコーディネーションの考え方を確立、日本のインテリアを開拓してきた。更には戦後のモータリゼーションの進歩とともに自動車シートの製造に進出し、あらゆるファブリックを手がけてきた。一方、世界のレースを輸入する商社として1913年(大正2年)にスタートしたセルコンは、90年余の歴史を通じ、インテリア商品の企画・開発ブランドメーカーとして日本のインテリアの近代化に大きな役割を果たしてきた。

ファブリック製造にかかわる技術力やデザイン力、研究開発力、生産力を持つ川島織物と、ファブリック商品の販売力で先見性と先進性を持つセルコンの両社が2006年4月に合併して川島織物セルコンが誕生。両社の力を統合することで、グローバル化する市場の要請に応えるダイナミックなビジネスモデルの創出を目指している。

同社では、「世界のお客様に感動と満足を与える商品・サービスを提供することにより、常に新しい文化を創造し、提案し、心豊かな社会の発展に貢献する」を企業理念に掲げる。そして、感動と満足を与える商品・サービスの提供は、独創性、感性、技術力を統合的に備え、培い、極めてこそ成し遂げられるとして、独自の事業を展開している。染色やデザイン、織の匠を数多く擁する身装・美術工芸事業、インテリアとファブリックのトレンドをリードするインテリア事業、世界の自動車メーカーにファブリックやトリムカバーなどの内装材を供給する自動車事業の3事業を中核に、商品の開発、デザインから生産、縫製、施工、物流まで一貫体制を推進している。
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東京支店の新オフィスで自由度の高いフリーアドレスを採用
能登 誠氏
株式会社川島織物セルコン
情報システム部 部長
能登 誠氏
変化する市場ニーズに対し、スピーディかつトータルな製品・サービスを提供する川島織物セルコンの一貫体制を支えるのがITである。事業の統合とともに、情報システムの統合を図り、「社内の情報をスピーディに共有できるよう、合併以降に人事や会計システムをはじめ、基幹システムのコード体系の統合などを進めてきました。現在も戦略的なシステム統合を推進しています」と、川島織物セルコンの情報システム部長、能登 誠氏はITの取り組みを述べる。

同社は国内外に営業拠点や生産拠点を構え、京都の本社をはじめ、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡に支店、全国各地に営業所を展開している。このうち、東京支店は事業拠点がグループ会社を含め6カ所に分散。合併後、東京支店の社員全員が1つの事業拠点に収容しきれないことから分散して業務を行なっていたが、
新オフィス
フリーアドレスを採用し、自由度の高いワークスタイルを実現している新オフィス。
「市場ニーズへのスピーディな対応など、各事業を担う社員同士が緊密に連携しながら業務を行なえるよう、東京支店を1カ所に統合することが求められていました」(能登氏)。

そして、分散して勤務していた東京支店の約500名が2007年11月、江東区豊洲の新築ビルの1フロアに移転した。東京支店の新オフィスでは、約200名の営業担当者に対し、決められた席のないフリーアドレスを採用。例えば、営業担当者が必要に応じてフロアの一角に集まり、ミーティングを行なうといった自由度の高いワークスタイルを可能にしている。また、営業担当者とデザイナーがタイムリーにミーティングを行なうなど、従来、事業所の会議室に集まっていた会議の形態から、フリーアドレスにしたことで意思決定のスピードアップを図っている。
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高可用性、耐障害性の要件を満たすコアスイッチ「x900シリーズ」を導入
ネットワーク機器
セキュアな無線LAN通信環境を実現するフロア各所に設置された無線LANアクセスポイント。
「こうしたワークスタイルを実現するために、新オフィスでは無線LANを導入しています。多数の社員の無線LANアクセスに対応できる安定性、将来のワークスタイルの変化にも対応できる拡張性、情報を保護するセキュリティなどを要件に無線LAN機器の提案をITベンダーに依頼しました」と能登氏は話す。

そして、川島織物セルコンのネットワーク・システム構築をサポートする日立情報システムズでは、Extricom社の無線LANスイッチとアクセスポイントを提案。「広いオフィス内でも電波干渉の心配がないことや、情報システム部のある大阪支店から遠隔操作で無線LANスイッチの設定変更が行なえることなど、Extricomの利点を評価し、導入を提案しました」と日立情報システムズ関西支社営業本部の松崎 保英氏は述べる。

松崎 保英氏
株式会社日立情報システムズ
関西支社 営業本部
第三営業部 第二課
松崎 保英氏
東京支店に限ったことではないが、川島織物セルコンでは支店・営業所に専任のIT担当者を配置しておらず、大阪支店に置かれた情報システム部が各拠点のネットワークを一括管理している。同社初となる本格的無線LANの導入においても、大阪から集中管理できる仕組みが必要だった。

また、川島織物セルコンの情報システム部と日立情報システムズ関西支社では、無線LANスイッチとともに、新オフィスの基幹LANを担うコアスイッチの検討を重ねている。コアスイッチは東京支店のサーバーをはじめ、管理部門やデザイン部門などで利用されるデスクトップPCやプリンター、無線LANに接続するノートPCを合わせ、約600台の端末を収容するプラットフォームを担う。

山下 直彦氏
株式会社川島織物セルコン
情報システム部
情報システムグループ
山下 直彦氏
例えば、デザイン部門ではCADデータなどの大容量データを扱うことから、高トラフィックに対応する高速・広帯域のLANが不可欠になる。そして、本社との基幹系データや情報系データをやり取りするなど、コアスイッチはミッションクリティカルなデータ通信の基盤となる。「東京支店はクライアント数も多く、ネットワークを止めない高い可用性、耐障害性を備えたスイッチの導入が必須の要件でした」と、ITの運用管理を担当する情報システム部情報システムグループの山下 直彦氏は強調する。

宮川 悦郎氏
株式会社日立情報システムズ
関西支社
カスタマーサービス本部
アウトソーシングサービス部
フィールドサービスグループ
技師 宮川 悦郎氏
また、能登氏は「LANの安定運用が容易に行えることに加え、有線系についてもデータ量の増大とともにサーバーの台数が増える傾向にあり、LANを柔軟に強化できる拡張性もスイッチ選定のポイントになります」と話す。

こうした要件を満たすため、日立情報システムズ関西支社ではいくつかのスイッチを検討した結果、アライドテレシスのアドバンスト・レイヤー3スイッチの新製品「CentreCOM x900シリーズ」を提案。「x900はコアスイッチに求められる冗長化機能に優れ、シンプルなネットワーク設計でLANの安定稼動が図れると判断しました」と関西支社カスタマーサービス本部の技師、宮川 悦郎氏はx900の推奨理由を述べる。
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x900シリーズをスタック接続するVCS機能でネットワークを冗長化
ネットワーク機器
スタックケーブルで接続されたx900-24XT。
「CentreCOM x900シリーズ」は、コアスイッチに欠かせないネットワーク冗長化機能が大きな特長だ。VCS(Virtual Chassis Stacking)機能は、複数台のx900シリーズをスタック接続してL2/L3テーブルやACL、QoSなどの情報を同一VCSグループ内で同期させ、あたかも1台のスイッチであるかのように仮想的に動作させる機能である。

東京支店では2台のx900シリーズを導入し、VCS接続ポートでアクティブ-アクティブに動作させている。これにより、万一、1台に障害が発生しても、もう1台で稼動を継続できることに加え、シンプルなトランク接続でスイッチの負荷分散が行える利点がある。このほか、x900シリーズは、リング構成のネットワークの障害検出と高速系切替が可能なEPSR(Ethernet Protection Switched Ring)機能を搭載。EPSR機能はアライドのL3スイッチ、L2plusスイッチに対応する。東京支店では今回、EPSR機能を採用していないが、今後、LANをリング構成で拡張する場合、耐障害性をより高められるようになる。

また、x900シリーズはモジュラー構造の新OS「AlliedWare Plus」を搭載。業界標準のCLI(Command Line Interface)に対応し、慣れた操作方法で設定できるほか、モジュラー構造とマルチタスク処理による信頼性の向上、堅牢なシステム構成によるセキュリティ、障害解析やログ機能による保守・運用性の向上など、可用性の高いLAN運用をサポートしている。

日立情報システムズでは、アライドの協力を得ながらx900を導入。「片側のx900シリーズの障害を想定したテストを実施するなど、事前検証を綿密に行い、東京支店のネットワーク・システムを移行しています」と宮川氏は説明する。そして、新オフィスでは2007年11月からx900シリーズとExtricomの無線LANスイッチをプラットフォームとするLANの本格稼動を開始。「大きな問題もなく、安定稼動しており、アライド製品に満足しています」と能登氏は評価する。
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設定変更が増える春先に効果が期待されるx900の遠隔管理
ネットワーク機器
スタックまたぎのトランク接続で冗長化された8324XL。
東京支店ではx900シリーズ配下にIEEE 802.1X認証に対応するレイヤー2plusスイッチ「CentreCOM 8324XL」を5台、デスクトップスイッチとしてレイヤー2スイッチ「CentreCOM FS716TXL」を60台導入。有線LANのクライアントを収容して高速なサーバーアクセスを行うほか、無線LANユーザーもTPOに応じてノートPCを有線LANに接続している。「ミーティングの際、デザインデータなど大容量のデータをダウンロードすることもあり、無線LANと有線LANを用途に応じて自由に使い分けられるネットワーク環境を整えています」(能登氏)。

また、x900シリーズや無線LANスイッチ、認証サーバーなどの一括管理について、山下氏は「人事異動でアクセス権の変更やオフィスレイアウトの変更などが増える春先に、大阪から遠隔操作で設定変更が行なえるx900シリーズや無線LANスイッチの導入効果が発揮されるはずです」と期待している。従来、機器の設定変更や配線ケーブルの変更時に現地に足を運ぶこともあったというが、東京支店のネットワーク機器に関しては大阪からの遠隔操作が行なえるようになり、運用管理の効率化、省力化に役立つと情報システム部では見ている。

また、川島織物セルコンでは、各拠点に分散配置しているファイルサーバーの整理・統合を進めているという。ファイルサーバーの統合でWANのみならず、各拠点のLANの高速アクセス環境が求められる。「拠点のネットワークの最適化に向け、最新ネットワーク機器の情報提供などを含め、アライドテレシスのサポートを期待しています」と各氏は口を揃える。「感動と満足を与える製品・サービス」をキーワードに広範な事業を展開する川島織物セルコン。その「止まらないネットワーク」の一翼をアライドテレシスのx900シリーズが担っている。(取材:2007年12月)
ネットワーク構成図 ネットワーク構成図
ネットワーク構成図 ネットワーク構成図
ネットワーク構成図 ネットワーク構成図
ネットワーク構成図 ネットワーク構成図
プロフィール
■株式会社日立情報システムズ
本社:東京都品川区大崎1-2-1
創立:1959年6月
資本金:131億6200万円
社員数:4,988名(単体、2007年3月31日現在)
アウトソーシングサービスやネットワークサービスなどの「システム運用事業」、システムインテグレーション、ソフトウェア開発などの「システム構築事業」、「機器・サプライ品販売事業」を通じて、最適なITサービスを提供している。
http://www.hitachijoho.com
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