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| 各校3教室に導入されたAT-TQ2403 |
教育庁では教育用LANの配線工事を短期間で集中的に行うため地域別に工事を分け、それぞれ落札した複数の事業者に発注。各校に設置するネットワーク機器については、規定した仕様を満たす機器を事業者が選択、導入する仕組みだ。
そのネットワーク機器として、アライドテレシスのオールギガビットポート対応のレイヤー3インテリジェント・スイッチCentreCOM 9400シリーズおよびレイヤー2ギガビット・インテリジェント・スイッチGS900Mシリーズのほか、PoE対応レイヤー2インテリジェント・スイッチFS900M-PSシリーズ、無線LANアクセスポイントAT-TQ2403などが採用された。
2009年度に約90校、2010年度に約170校の教育用LANの整備が行われ、現在、全260校におよぶ全都立学校で運用されている。教育用LANの導入効果について、木村氏は「児童・生徒と教員はこれまでのようにパソコン教室に足を運ぶことなく、自分たちの教室でICTセンターに蓄積されたコンテンツやインターネットなどを活用した授業が行えます」と話す。
また、各学校の教員が独自のデジタル教材(コンテンツ)を制作し、校内のファイルサーバーにアクセスして授業に役立てる例もある。さらにICTセンターを介してインターネットの情報を閲覧したり、ICTセンターで保管するコンテンツを各校で共有したりするなど、児童・生徒が情報を適切に活用する能力を育成するとともに、分かりやすい授業による学力の向上にICTを活用している。今後、動画などの大容量コンテンツを活用した授業も見込まれることから、拡張性を考慮してギガビット対応スイッチの設置を教育用LANの要件の1つにした経緯がある。
ICTセンターではデジタルコンテンツの管理のほか、インターネット接続時のURLフィルタリングや、ウイルス対策ソフトの定義ファイルの配信などのセキュリティー管理、教職員のユーザーアカウント管理など、さまざまな役割を担う。
教育用LANのインフラとなるアライドテレシスのネットワーク機器の導入効果について、森田氏は「教育用LANの運用管理はICTセンターが一括して行っています。各校の主要なネットワーク機器が1社に統一された結果、機器の設定や運用管理の面で、相当効率化されていると思います」と述べる。例えば学校ごとに設置される機器が異なる場合、IPアドレスやVLANなどのコンフィグ設定方法も異なるため、ICTセンターの業務を受託した事業者にとって、運用管理の負荷が増すことになる。アライドテレシス製品に統一されたことで、万一の障害対応などもスムーズに行え、教育用LANの可用性を高められる。
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東京都教育庁 総務部
教育情報課
情報化推進担当係長
山中政憲氏 |
また、無線LANアクセスポイントとともに導入したPoEスイッチは、MACアドレスの登録数に制約があった。「その制約を解消するように要望を出したところ、次バージョンで機能を改善してくれました。教育用LANの使い勝手
を高めるため、今後もスムーズな対応をお願いしたいですね」と森田氏はアライドテレシスのサポートに期待する。無線LANについても、セキュリティーや導入効果を見極めながら、増設が可能かどうかを検討していくという。
教育庁情報化推進担当係長の山中政憲氏は「全都立学校に教育用LANが整備され、今後、関係部局と相談しながら、より効果的なICT活用方法を検討・提案していきたいと思います」と述べる。
都立学校のICTを推進するため、全国トップレベルのICT環境を整備した東京都教育庁。
その動向に注目する教育関係者は多い。(取材:2011年10月) |