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東洋クロス株式会社
社長室 室長代理 情報システム担当
永吉 秀晃氏 |
東洋クロスは1919年にわが国初のブックバインディングクロスのメーカーとして誕生。以来、ビニルレザー、合成皮革、工業用フィルムなどの素材の開発、生産を通じて社会、産業の発展に貢献してきた。例えばクロスは書籍の装丁のほか、預貯金の通帳などの素材として利用されている。また、特殊樹脂加工技術を活かした自動車用トノカバー材など、国内で高いシェアを誇る。
同社では大阪本社を中心に、長い歴史を今に伝える大阪・泉南本店工場(クロス、ビニル、フィルムの生産)及び山口・岩国工場(合成皮革の生産)の2カ所の生産拠点、樽井製品倉庫、東京支店、協力会社の北庄司、加平の計7拠点を結ぶWANを構築してきた。業界に先駆けて情報化に取り組み、基幹系のメインフレーム、情報系ではグループウェアなどを導入、生産や販売を支援してきた歴史がある。
そして、10数年前にフレームリレー網を構築し、基幹系、情報系データに加え、音声系を全社ネットワークに統合。その後、増加する基幹系、情報系データの対応やVoIPの音声品質の向上を図るため、ADSLをアクセス回線にWANを刷新。自営のインターネットVPNを構築するため、アライドテレシスのVPNアクセス・ルーター「AR740」を導入した。「WANが広帯域になり、音声品質の改善や通信コストの削減など様々な効果がありました。ところが、近年は拠点間のトラフィックが増え、インターネットVPNのスループット向上とともに、信頼性の高いWANが求められていたのです」と東洋クロスの情報システムを担当する永吉秀晃氏は述べる。
各拠点をフルメッシュのインターネットVPNで接続。「AR740は安定稼働しており、まったく問題はありませんでした」(永吉氏)というものの、アクセス回線はADSLのみのシングル構成である。同社では情報システム部門のある泉南本店工場にサーバーを集約する計画を進めており、「WANが障害を起こすと拠点間の通信ができず、工場の操業が停止してしまう懸念がありました」と述べる。
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