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オーダリングなどのトラフィック増大に対応するギガビット院内ネットワーク |
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「社会保険山梨病院」
社会保険山梨病院ではこの冬から本格稼動を開始するオーダリングシステム導入に伴い、ギガビットの院内ネットワークを構築した。その基幹スイッチにアライドテレシスのアドバンスト・L3スイッチ「CentreCOM 9924Ts」、各部門にL3スイッチ「CentreCOM 9424T/SP-E」を導入。将来の電子カルテシステムへの展開を視野に入れ、トラフィックの増大に柔軟に対応する拡張性や、ミッションクリティカルな院内ネットワークに要求される安定性、優れたコストパフォーマンスなどが評価された。 |
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プロフィール |
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■社会保険山梨病院 |
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所在地:山梨県甲府市朝日3丁目8-31
開設:1947年5月
許可病床数:210床
職員数:280名(正規職員数) |
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経営主体は社団法人全国社会保険協会連合会。日本医療機能評価機構による認定医療機関。内科、消化器科、外科、放射線科など14の診療科を擁し、地域医療と住民の健康増進に貢献している。 |
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社会保険山梨病院
施設課長 川崎 由紀夫氏 |
創立60周年を迎えた社会保険山梨病院(以下、山梨病院)は、「だれでも いつでも 気持ちよく 安心してかかれる病院」を理念に掲げ、甲府市を中心とする地域の医療と健康増進に寄与してきた。最先端医療設備を整えた14診療科と健康管理センターを擁し、きめ細かな診療・健診が特徴。入院・外来患者、健康診断を合わせると、毎月2万人を超える地域住民の診療、検査を行っている。
こうした地域医療を支えるのが医事会計や検査、薬剤などの各種部門システムと院内ネットワークである。コンピューターの「2000年問題」に対応するため1999年にシステムを刷新するとともに、100Mbpsの院内ネットワークを構築・運用してきた。そして、この冬から新たにオーダリングシステムが稼動を開始する。さらなる医療の質の向上を図り、待ち時間の短縮など患者サービスの向上が期待されている。
「このオーダリングシステム導入に伴い、院内ネットワークの見直しを行っています。そして、新たに光ファイバーを敷設し、ギガビットの院内ネットワークを構築しました」と、配線設計を担当した山梨病院施設課長の川崎由紀夫氏は話す。
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社会保険山梨病院
電算室主任 古屋 正氏 |
院内ネットワークの構築に際し、ギガビット対応の基幹スイッチや部門スイッチなどを新たに導入。「拡張性や安定性などを要件に具体的な機器の選定は、ネットワークシステムの専門家である地元インテグレーターに依頼しました」と山梨病院電算室主任の古屋 正氏は述べる。
拡張性を重視したのは、オーダリングシステムのみならず、将来の電子カルテシステムの導入を視野に入れ、トラフィックの増大にも柔軟に対応する狙いからだ。また、ネットワーク機器の安定性、信頼性は高速性とともに、ミッションクリティカルな診療・検査のプラットフォームとして不可欠な要素になる。
例えば既存ネットワークでは、大容量の検査結果データを検査システムから健診システムに転送する際、レスポンスが低下することもあったという。「ギガビットの基幹LANにより、大容量トラフィックにも安定的な院内ネットワークを稼動できるようになります」と電算室主任の石原 宏氏は期待する。
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| 基幹スイッチとして院内ネットワークを支えるオールギガビットポート対応のアドバンスト・L3スイッチ「CentreCOM 9924Ts」。 |
そして、機器の選定を依頼されたワイ・シー・シー(YCC)では、基幹スイッチにオールギガビットポート対応のアドバンスト・L3スイッチ「CentreCOM 9924Ts」、部門スイッチにL3スイッチの「CentreCOM 9424T/SP-E」、エッジに10/100Mbps対応のL2スイッチ「CentreCOM FS724L」などのアライド製品を推奨した。
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| ギガビットの基幹LANで接続される各部門に設置のレイヤー3スイッチ「9424T/SP-E」。 |
その理由について、YCC公共システム部の清水 正士氏は「要件であった拡張性に加え、基幹スイッチに求められる高い処理能力などを勘案して9924Tsを推奨しました。また、部門の9424T/SP-EはL3スイッチでありながら、L2スイッチと同等の価格帯で導入できるコストパフォーマンスを評価しました」と説明する。また、YCCヘルスケアシステム部長の柳本 裕氏は「当社では医療機関様向けの医療情報システムや自治体様向けの保健・福祉システムなどの導入・開発を行っています。セキュアなネットワーク構築を含め、住民の健康にかかわる情報管理を通じて地域社会に貢献していきたいと考えています」と同社の取り組みを述べる。
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株式会社ワイ・シー・シー
左/営業本部公共システム部
清水 正士氏
左中/営業本部ヘルスケアシステム部 中澤 庸一氏
右中/営業本部ヘルスケアシステム部 部長 柳本 裕氏
右/営業本部ヘルスケアシステム部 課長 小林 秀樹氏 |
山梨病院では新院内ネットワークの構築を終え、オーダリングシステムの稼動テストを重ねているところだ。既存の部門システム(検査、放射線システムなど)を収容する院内ネットワークと、オーダリングシステムが載る新院内ネットワークの部門システムはVLANで接続され、「既存の部門システムの更改に合わせて順次、ギガビットの9924Tsに収容していく計画です」(古屋氏)。
そして、9924Tsとギガビットの基幹LANで接続される9424T/SP-Eの配下には診療・検査の業務用端末や部門サーバーを接続。例えば、システム導入後、医師は診療中に端末で放射線画像参照が可能となり「患者にわかりやすく症状を説明するなど、院内ネットワークをインフォームドコンセントに役立てることができます」と川崎氏は述べる。
現在、9424T/SP-EはL2スイッチとして機能。「基幹スイッチの9924Ts経由で一元的に9424T/SP-Eのアクセスコントロールを行うなど、管理を容易にする」(清水氏)狙いがある。今後、基幹LANのトラフィックが増えてくれば、各部門の9424T/SP-Eでローカルルーティングやアクセスコントロールを行うなど、将来のネットワーク需要に柔軟に対応できるよう、L3スイッチを導入している。
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社会保険山梨病院
電算室主任 石原 宏氏 |
オーダリングシステムと新院内ネットワークの本格稼動を控え、「耐障害性を高めていくことが今後の課題になります」と石原氏は述べる。今回の新院内ネットワークは冗長化をしておらず、スイッチの代替機を用意。万一のトラブル時には機器の交換で対処する。その一方、ネットワークの障害を局所化する工夫を図っている。
「基幹スイッチと部門スイッチを対向させ、スター型で光ケーブルを配線しており、万一の障害時にも影響を最小限に留めることができます」と川崎氏は話す。
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| 読影室内のセキュアなアクセス環境を実現する無線LANアクセスポイント「AT-TQ2403」。 |
また、放射線科の要望で無線LANアクセスポイント「AT-TQ2403」を導入。VLANの管理が可能で、読影室内のどこからでもセキュアにアクセスできる環境を整えている。今回は病院内の無線LAN導入を見送ったが、電算室では将来の電子カルテシステム導入時には、医師や看護師の要望を聞きながら、無線LANを用いて病棟などでの診療・看護に役立てる構想も描いているようだ。
オーダリングシステムの導入で「だれでも いつでも 気持ちよく 安心してかかれる病院」を推進する山梨病院。新院内ネットワークの真価がいよいよ発揮される。(取材:2007年9月) |
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プロフィール |
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■株式会社ワイ・シー・シー |
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本社:山梨県甲府市飯田3丁目1-2
設立:1966年5月
資本金:2億2,100万円
従業員数:170名(グループ合計 220名) |
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医療関連システム、保健福祉系システム、総合行政情報システムなどのプロダクト開発・適用サービスをはじめ、ネットワーク設計、セキュリティーシステム構築などのネットワークサービス、ASP/IDC関連サービスなど、幅広いITソリューションを提供している。 |
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