system hw-monitoring shutdown

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / システム


(config)# [no] system hw-monitoring shutdown


ハードウェアヘルスチェックモニタリング機能において、ハードウェアルートテーブル(L3 table)へのアクセスエラーカウンターをチェックし、拡張モジュール(AT-XEM-STKを除く)に異常を検知した場合に、該当拡張モジュールをソフトウェア的に無効化する機能、および、チップ間のデータラインの同期異常を示すカウンターを定期的にチェックし、しきい値を超えた場合に縮退動作を行う機能をオンにする。
no形式で実行した場合は同機能をオフにする。
初期設定はオフ。

チップ間データライン監視機能における監視対象:


チップ間データライン監視機能における縮退動作:


注意・補足事項

■ ハードウェアルートテーブル(L3 table)へのアクセスエラーカウンターをチェックし、異常を検知した場合にログを出力する機能、および、チップ間のデータラインの同期異常を示すカウンターを定期的にチェックし、異常を検知した場合にログを出力する機能は、本コマンドの設定とは関係なくつねに有効であり、無効化できない。

■ スタックモジュールAT-XEM-STKは本機能の対象外。

■ ハードウェアルートテーブル監視機能で自動的に無効化できるのは、拡張モジュール(AT-XEM-STKを除く)だけ。

■ VCS構成のSwitchBlade x908でeth0をレジリエンシーリンクとして使用する場合は、本機能の使用にあたり注意が必要。この構成において本機能によりVCSマスターのすべての拡張モジュールが無効化されると、スタックリンク(AT-XEM-STKまたは広帯域スタックポート)が切断されるとともに、VCSスレーブがDisabled Masterに移行して全スイッチポートを無効化するため、マスター・スレーブとも通信ができなくなる。

■ 本機能によって無効化された拡張モジュールを、システムを稼働させた状態のまま再有効化したり交換(ホットスワップ)したりすることはできない。本機能有効時、show systemコマンドで表示されない拡張モジュールは、本機能によって無効化された可能性があるため、ホットスワップを行わずに、装置の電源を切った状態で交換すること。

■ ハードウェア交換時は、本体起動後10分の間は縮退動作が行われない。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
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    +- system hw-monitoring shutdown(グローバルコンフィグモード)


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