clock set

モード: 特権EXECモード
カテゴリー: 運用・管理 / システム


# clock set TIME DATE


システム時計(時刻と日付)を設定する。


パラメーター

TIME := <0-23>:<0-59>:<0-59>
現地時刻(clock timezoneコマンドで設定したタイムゾーンにおける時刻)。h:m:sの形式。hは時(0~23)、mは分(0~59)、sは秒(0~59)で指定する(例:11:04:00)
DATE := <1-31> MONTH <2010-2035>
現地日付(clock timezoneコマンドで設定したタイムゾーンにおける日付)。d mmm yyyyの形式。dは日(1~31)、mmmは月(英語月名の頭3文字以上。大文字小文字は区別しない。例:feb)、yyyyは西暦年(2010~2035)で指定する(例:3 feb 2012)


使用例

■ システム時計を「2012年2月3日 13時41分0秒」に設定する。

awplus# clock set 13:41:00 3 feb 2012


注意・補足事項

■ 本製品はリアルタイムクロックを内蔵していないため、コマンドによる再起動、もしくは電源断による再起動が発生するたびに本コマンドで時刻をあわせる必要がある。NTPサーバーにアクセスできる環境では、NTPを使用するとよい。NTPの利用方法については、「運用・管理」の「NTP」を参照。

■ 本コマンドは実行コマンドなので、実行後に設定を保存する必要はない。一度も時刻合わせをしていない場合は、デフォルトの時刻「2010-01-01 00:00:00」からシステム時計がスタートする。

■ 本コマンド実行時にタイムゾーンが設定されていた場合(clock timezoneコマンド)、本コマンドで指定した時刻は現在設定されているタイムゾーンにおける現地時刻と解釈され、内蔵時計には協定世界時(UTC)換算の時刻が設定される。たとえば、タイムゾーンが「JST+9」に設定されている状態で、「clock set 13:41:0 3 feb 2012」というコマンドを実行した場合、内蔵時計には「4:41:0 3 feb 2012」がセットされる。本製品をUTC以外のタイムゾーンで使用する場合は、最初にclock timezoneコマンドでタイムゾーンの設定を行い、その後本コマンドで時刻を設定すること。

■ 時(h)、分(m)、秒(s)、日(d)が1桁のときは、ゼロ詰めして2桁にしてもしなくてもよい(例:「1」と「01」は同じ意味になる)


関連コマンド

clock timezone(グローバルコンフィグモード)
show clock(非特権EXECモード)



(C) 2019 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002735 Rev.D