tunnel selector paired

モード: インターフェースモード
カテゴリー: VPN / IPsec


(config-if)# [no] tunnel selector paired


IPsec保護(tunnel protection ipsec)が有効な対象トンネルインターフェースにおいて、トラフィックセレクターのlocal(始点)、remote(終点)ペアを固定設定する。
no形式で実行した場合は固定設定を解除する。
初期設定は非固定。

本コマンドでセレクターペアを固定設定すると、同じID番号を持つlocal(始点)、remote(終点)セレクターをつねにペアとして処理するようになる。

トンネルインターフェースの初期設定(非固定設定)では、同じID番号を持つセレクターを必ずしもペアとは認識せず、任意のlocal、remoteセレクターをペアとして選択するため、local、remoteのトラフィックセレクターをそれぞれ複数設定している場合、IPsec SAの確立に失敗することがある。

そのような場合は、該当トンネルインターフェースにtunnel selector pairedコマンドを設定することで、同じID番号のlocal、remoteセレクターを正しくペアとして扱わせることができる。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- tunnel selector paired(インターフェースモード)

関連コマンド

tunnel local selector(インターフェースモード)
tunnel remote selector(インターフェースモード)
tunnel protection ipsec(インターフェースモード)



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