[index] AT-AR3050S/AT-AR4050S/AT-AR4050S-5G コマンドリファレンス 5.5.4
モード: 特権EXECモード
カテゴリー: 運用・管理 / 2要素認証
# 2fa create user NAME {random-secret|secret SECRET} [hotp] [qr {ansi|utf8|link}]
TOTP/HOTP方式の2要素認証ユーザーを登録する。
該当ユーザーのシークレットキー(ワンタイムパスワードの元となるデータ)はランダムに生成するか、別途生成したものを入力するかを選択可能。
登録時にはそれぞれ1回だけ使用可能なバックアップコードが5つ生成される。バックアップコードは2fa reset scratch-codesコマンドで作り直すことが可能。
なお、TOTPを利用するユーザーについては、登録専用のWebページでユーザー自身が利用登録をすることもできる。詳しくは解説編を参照。
NAME |
2要素認証ユーザー名 | ||||
random-secret |
シークレットキーをランダムに生成する | ||||
secret SECRET |
生成済みのシークレットキーを指定する。SECRET は BASE32 形式(使用可能文字は半角 A~Z と 2~7 の32種類)の文字列として指定する。シークレットキーの最小長 128 ビットを満たすため、SECRET は26文字以上にする必要がある |
||||
hotp |
ワンタイムパスワードの生成方式としてカウンターベースのHOTP(HMAC-based One-Time Password)を使う場合に指定する。本オプションを指定しない場合は時間ベースのTOTP(Time-based One-Time Password)を使用する | ||||
qr {ansi|utf8|link} |
生成または入力したユーザーのシークレットキーをQRコードで表示させたいときに指定する。表示モードを下記から選択すること。なお、QRコードは後からshow 2fa userコマンドで表示させることもできる | ||||
ansi |
ANSIエスケープシーケンスを利用してQRコードを端末画面に表示。表示サイズが大きいため端末画面(ウィンドウ)を大きめにする必要がある | ||||
utf8 |
UTF-8の記号文字を利用してQRコードを端末画面に表示。ansiよりも表示サイズが小さい | ||||
link |
QRコードを表示するWebサイトへのリンク(URL)を端末画面に表示する。同URLにアクセスするとGoogle社のサーバーにシークレットキーが送信されることに注意 |
■ 2要素認証ユーザー「userA」を登録する。シークレットキーはランダムに生成する。
awplus# 2fa create user userA random-secret ↓ Two-Factor Authentication information for user: Username: userA Secret: 735RXATXRBTMICCBJAD4FAV7OU Mode: TOTP OTP URL: otpauth://totp/userA@my-vpn?secret=735RXATXRBTMICCBJAD4FAV7OU&issuer=my-company Scratch codes: 29161407 25390983 26665627 40772664 87146389
awplus# 2fa create user userB secret AAAAABBBBBCCCCCDDDDDEEEEEE ↓ Two-Factor Authentication information for user: Username: userB Secret: AAAAABBBBBCCCCCDDDDDEEEEEE Mode: TOTP OTP URL: otpauth://totp/userB@my-vpn?secret=AAAAABBBBBCCCCCDDDDDEEEEEE&issuer=my-company Scratch codes: 98899032 77301366 63550417 90035691 48327998
■ AMF機能を有効にしていない環境でも、2FAユーザー情報のバックアップ(エクスポート)は2fa export user-dataコマンドで、復元(インポート)は2fa import user-data sourceコマンドで行える。詳しくは、解説編を参照。
また保管した2FAユーザー情報を消失した場合は、本コマンドで新規設定を行う。
2fa delete user(特権EXECモード)
2fa export user-data(特権EXECモード)
2fa import user-data source(特権EXECモード)
2fa reset scratch-codes(特権EXECモード)
2fa self-registration port(グローバルコンフィグモード)
service 2fa(グローバルコンフィグモード)
show 2fa user(特権EXECモード)
show 2fa users(特権EXECモード)
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