ip dns forwarding dns46 subnet

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IP付加機能 / DNSリレー

(config)# ip dns forwarding dns46 NAME subnet {A.B.C.D/M|X:X::X:X/M}

(config)# no ip dns forwarding dns46 NAME subnet [A.B.C.D/M|X:X::X:X/M]

DNS46機能において、IPv6端末のアドレス変換ルール（レスポンダーマッピング）のダイナミック登録対象サブネット（アドレス範囲）を追加する。
no形式でサブネットを指定した場合は該当サブネットを登録対象から削除する。
no形式でサブネットを指定しなかった場合は設定済みのサブネットをすべて登録対象から削除する。
初期状態では登録対象のサブネットは設定されていない。

サブネットが未設定のときは、すべてのIPv4/IPv6アドレスを登録対象とする。
一方、登録対象サブネットが設定されている場合は、次の動作となる。

IPv4サブネットのみ設定
上位DNSサーバーからの応答に、いずれかのIPv4サブネットに合致するIPv4アドレス（Aレコード）が最低1つ含まれていれば登録する。そうでない場合は登録しない。
IPv6アドレス（AAAAレコード）については制限なし。
IPv6サブネットのみ設定
上位DNSサーバーからの応答に、いずれかのIPv6サブネットに合致するIPv6アドレス（AAAAレコード）が最低1つ含まれていれば登録する。そうでない場合は登録しない。
IPv4アドレス（Aレコード）については制限なし。
IPv4サブネットとIPv6サブネットを設定
上位DNSサーバーからの応答に、いずれかのIPv4サブネットに合致するIPv4アドレス（Aレコード）が最低1つ含まれており、なおかつ、上位DNSサーバーからの応答に、いずれかのIPv6サブネットに合致するIPv6アドレス（AAAAレコード）が最低1つ含まれていれば登録する。そうでない場合は登録しない。

パラメーター

`NAME`	NAT46マッピングインスタンス名。あらかじめip dns forwarding dns46(mapping)コマンドでDNS46との連携設定が必要
`A.B.C.D/M`	レスポンダーマッピングの登録対象とするIPv4サブネット（IPv6端末の仮想IPv4アドレスの範囲）。未設定時はすべてのIPv4アドレスが対象となる
`X:X::X:X/M`	レスポンダーマッピングの登録対象とするIPv6サブネット（IPv6端末の実IPv6アドレスの範囲）。未設定時はすべてのIPv6アドレスが対象となる

使用例

■ NAT46マッピングインスタンス「test」に対し、DNSサーバーに問い合わせたIPv6端末（Responder）の仮想IPv4アドレスが192.168.2.0/24に収まるときだけ、レスポンダーマッピングを登録するよう設定する。

awplus(config)# ip dns forwarding dns46 test subnet 192.168.2.0/24 ↓

■ IPv4サブネット192.168.2.0/24をレスポンダーマッピングの登録対象から外す。

awplus(config)# no ip dns forwarding dns46 test subnet 192.168.2.0/24 ↓

■ 設定済みのすべてのサブネットをレスポンダーマッピングの登録対象から外す。これにより登録対象サブネットが未設定の状態となり、すべてのIPv4/IPv6アドレスがレスポンダーマッピングの登録対象となる。

awplus(config)# no ip dns forwarding dns46 test subnet ↓

コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- ip dns forwarding dns46 subnet（グローバルコンフィグモード）

ip dns forwarding dns46 subnet

パラメーター

使用例

コマンドツリー

関連コマンド