[index] AT-AR1050V コマンドリファレンス 5.5.4
モード: インターフェースモード
カテゴリー: IPv6 / IPv6インターフェース
(config-if)# ipv6 address suffix X:X::X:X
(config-if)# no ipv6 address suffix
対象インターフェースにIPv6のスタティックサフィックスを設定する。
no形式で実行した場合は、該当インターフェースからスタティックサフィックスの設定を削除する。
初期設定はスタティックサフィックス未設定。
スタティックサフィックスが設定されたインターフェースでは、SLAACでIPv6アドレスを自動設定するときに、インターフェースID(IPv6アドレスの下位64ビット)として、スタティックサフィックスが使用される。一方、スタティックサフィックス未設定のインターフェースでは、MACアドレスをもとにしたEUI-64形式のインターフェースIDが使用される。
本コマンドの設定は、SLAAC由来のIPv6アドレス、すなわちRA(ルーター通知)パケット内のプレフィックス情報にもとづいて自動設定されるIPv6アドレスにのみ影響を与える。ipv6 addressコマンドで手動設定するアドレスやDHCPv6によって自動設定されるアドレス、インターフェースでIPv6を有効にしたときに自動設定されるリンクローカルアドレスのインターフェースIDには影響しない。
なお、すでにEUI-64形式のIPv6アドレスがSLAACによって設定されている状態でスタティックサフィックスを追加すると、EUI-64形式のIPv6アドレスは削除され、次にRAを受信したタイミングでスタティックサフィックスにもとづくIPv6アドレスが追加される。同様に、スタティックサフィックスにもとづくIPv6アドレスが設定されている状態でスタティックサフィックスを削除すると、スタティックサフィックス由来のIPv6アドレスは削除され、次にRAを受信したタイミングでEUI-64形式のIPv6アドレスが追加される。
X:X::X:X |
SLAACでIPv6アドレスを自動設定するときに使用するIPv6アドレスの下位64ビット(インターフェースID)。128ビットのIPv6アドレスと同じ形式で指定するが、下位64ビットだけが使用され、上位64ビットは無視される。なお、全ビットが 0 の未指定アドレス(::)を指定した場合は、本コマンドをno形式で実行したときと同様、スタティックサフィックスを削除する動作となる |
■ vlan1にIPv6のスタティックサフィックス「::beaf」を設定する。
本設定後にRAでプレフィックス「2001:db8:10:10::/64」を受信した場合、vlan1には「2001:db8:10:10::beaf」が自動設定される。
awplus(config)# interface vlan1 ↓ awplus(config-if)# ipv6 address ::beaf ↓
awplus(config)# interface vlan1 ↓ awplus(config-if)# no ipv6 address suffix ↓
interface (グローバルコンフィグモード) | +- ipv6 address suffix(インターフェースモード)
ipv6 address(インターフェースモード)
ipv6 enable(インターフェースモード)
ipv6 nd accept-ra-pinfo(インターフェースモード)
show interface(非特権EXECモード)
show ipv6 interface(非特権EXECモード)
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