[index] AT-AR1050V コマンドリファレンス 5.5.4
モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: L2スイッチング / フォワーディングデータベース
(config)# [no] mac address-table static HHHH.HHHH.HHHH {forward|discard|discard-src} interface IFNAME vlan <1-4094>
フォワーディングデータベース(MACアドレステーブル)にスタティックエントリーを登録する。
no形式で実行した場合はスタティックエントリーを削除する。
HHHH.HHHH.HHHH |
ステーションのMACアドレス。16進数で2オクテット(4桁)ごとにピリオドで区切って指定する(例:0000.cd24.0367)。アクションとしてforward、discardを指定した場合は宛先アドレス、discard-srcを指定した場合は送信元アドレスとなる | ||||
forward|discard|discard-src |
MACアドレスが一致したフレームの処理方法(アクション)。forward(転送)とdiscard(破棄)は指定したMACアドレス宛てのフレームに対するアクション。一方、discard-src(破棄)は指定したMACアドレスからのフレームを破棄するためのアクション | ||||
interface IFNAME |
スイッチポートのインターフェース名。アクションとしてforwardを指定した場合、HHHH.HHHH.HHHH宛てのフレームは、ここで指定したポートから出力される。アクションとしてdiscardを指定した場合、HHHH.HHHH.HHHH宛てのフレームは受信ポートで破棄されるため本指定は意味を持たないが、省略することはできない。また、アクションとしてdiscard-srcを指定した場合は入力インターフェースの指定となる | ||||
vlan <1-4094> |
VLAN ID。該当ステーションの所属先VLANを指定する |
■ vlan1所属のステーション0000.f412.3456宛てのフレームをポート1.0.3に転送するよう設定する。
awplus(config)# mac address-table static 0000.f412.3456 forward interface port1.0.3 vlan 1 ↓
awplus(config)# mac address-table static 0000.f4ab.cdef discard interface port1.0.4 vlan 1 ↓
awplus(config)# mac address-table static 0000.5e00.5303 discard-src interface port1.0.2 vlan 1 ↓
awplus(config)# no mac address-table static 0000.f412.3456 forward interface port1.0.3 vlan 1 ↓
■ フォワーディングデータベースの検索キーは入力VLAN IDと宛先MACアドレスなので、スタティックエントリーの操作時はこの2つを意識して正しく指定すること。さらに削除時は、これらのパラメーターに加えて、転送先ポートの指定が登録内容と一致していないと希望のエントリーが削除されないので注意。
configure terminal (特権EXECモード) | +- mac address-table static(グローバルコンフィグモード)
show mac address-table(非特権EXECモード)
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