[index] AT-AR1050V コマンドリファレンス 5.5.4
モード: DHCPモード
カテゴリー: IP付加機能 / DHCPサーバー
(dhcp-config)# short-lease-threshold THRESHOLD
(dhcp-config)# no short-lease-threshold
DHCPサーバーにおけるIPアドレス貸し出し記録のバックアップしきい値を変更する。
no形式で実行した場合は初期値に戻る。
初期値は1分。
通常DHCPサーバーは、IPアドレスを貸し出すときにクライアントのMACアドレスや貸し出したIPアドレス、リース時間などの情報をファイルにバックアップしているが、貸し出すIPアドレスのリース時間が本コマンドの設定値より短い場合は、該当IPアドレスの貸し出し記録をファイルにバックアップしない。
貸し出し記録のバックアップは、本製品が再起動した場合でもDHCPクライアントが同じアドレスを使用できるようにするためのものだが、短いリース時間で大量のIPアドレスを貸し出しているような場合には、頻繁なバックアップ処理がシステムに高負荷をかける可能性がある。その場合、バックアップしきい値をリース時間より大きく設定することで、バックアップによる負荷を軽減できる。
THRESHOLD := |
<0-24> <0-60> |
||||
貸し出し記録のバックアップしきい値。以下の2要素の合計として指定する(各要素はスペースで区切って指定)。貸し出すIPアドレスのリース時間が本コマンドの設定値以上の場合はバックアップし、リース時間が本コマンドの設定値未満の場合はバックアップしない。最小値は「0 1」(1分)で最大値は「24 0」(1日)。初期値は「0 1」(1分) | |||||
<0-24> |
時。初期値は0(時間) | ||||
<0-60> |
分。初期値は1(分) |
■ リース時間を1時間に設定している環境で貸し出し記録のファイルバックアップを行わせないためには、バックアップしきい値を1時間より大きく設定する(この例では1時間1分に設定)。
awplus(dhcp-config)# short-lease-threshold 1 1 ↓
awplus(dhcp-config)# no short-lease-threshold ↓
ip dhcp pool (グローバルコンフィグモード) | +- short-lease-threshold(DHCPモード)
lease(DHCPモード)
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