snmp-server view

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / SNMP

(config)# snmp-server view NAME NODEOID {included|excluded}

(config)# no snmp-server view NAME

SNMPビューにエントリーを追加する。
no形式で実行した場合はSNMPビューを削除する。

SNMPビューは、複数のエントリーで構成されるリスト。各エントリーは、MIBノードのOIDと該当ノードをビューに含めるかどうかの指定（included、excluded）からなる。

あるOIDがビューに含まれるかどうかは、そのOIDがマッチする最も長いエントリーの指定（included、excluded）によって決まる（最長一致）。したがって、エントリーの追加順序は意味を持たない。

なお、最長一致検索を実現するため、リストはOIDの辞書順にソートされている（show snmp-server viewコマンドで確認できる）。そのため、リストを先頭から検索した場合に、最後にマッチしたエントリーが採用されると考えてもよい（ラストマッチ）。

どのエントリーにもマッチしなかったOIDはexcludedされる。

パラメーター

`NAME`	SNMPビュー名。20文字以内の文字列で指定する。大文字小文字は区別される
`NODEOID`	MIBノードのOID（Object Identifier）。1.3.6.1.2.1.1のように指定する
`included\|excluded`	指定したMIBノードをビューに含めるかどうか。included（含める）、excluded（含めない）から選択する

使用例

■ internetノード（1.3.6.1）以下の全オブジェクトを含むSNMPビュー「most」を定義する。

awplus(config)# snmp-server view most 1.3.6.1 included ↓

■ mib-2ノード（1.3.6.1.2.1）以下の全オブジェクトを含むSNMPビュー「standard」を定義する。

awplus(config)# snmp-server view standard 1.3.6.1.2.1 included ↓

■ 原則としてmib-2ノード（1.3.6.1.2.1）以下の全オブジェクトを含むが、tcpノード（1.3.6.1.2.1.6）とudpノード（1.3.6.1.2.1.7）以下は含まないSNMPビュー「mib2notcpudp」を定義する。マッチングはOIDの最長一致で行われるため、エントリーの追加順序は意味を持たない。したがって、以下の3コマンドは異なる順序で入力しても同じ動作となる。

awplus(config)# snmp-server view mib2notcpudp 1.3.6.1.2.1 included ↓
awplus(config)# snmp-server view mib2notcpudp 1.3.6.1.2.1.6 excluded ↓
awplus(config)# snmp-server view mib2notcpudp 1.3.6.1.2.1.7 excluded ↓

注意・補足事項

■ エントリー単位で削除することはできない。

コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- snmp-server view（グローバルコンフィグモード）

snmp-server view

パラメーター

使用例

注意・補足事項

コマンドツリー

関連コマンド