この度は、ARXシリーズをお買いあげいただき、誠にありがとうございます。このリリースノートは、取扱説明書、コマンドリファレンスなどの補足や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。
最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。
この度は、ARXシリーズをお買いあげいただき、誠にありがとうございます。このリリースノートは、取扱説明書、コマンドリファレンスなどの補足や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。
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本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。
アイコン | 対象製品 | 対象バージョン | 旧バージョン | |
---|---|---|---|---|
該当 | 非該当 | |||
ARX200S-GTX | ARX200S-GTX | AT-ARX200S-GTX | 5.5.4-2.3 | 5.5.4-1.2 |
ローカルRADIUSサーバー機能において、認証レスポンスの偽造による攻撃を防ぐため、RADIUSパケットの検証機能を実装しました。
本機能では、RADIUSの認証情報だけでなく、受信した Access-Request パケット内の Message-Authenticator 属性の有無を検証することにより、認証の成功・失敗を判断します。
本機能には auto, optional, required の3つの検証モードがあり、初期設定では auto モードで動作します。
また、この実装に伴い、本機能の検証モードを変更するnas message-authenticatorコマンドを新規サポートします。
SNMPトラップの動作確認を行う test snmp trap snmpコマンドをサポートしました。
同コマンドを実行すると、設定済みのトラップ送信先ホストに対し、標準のcoldStartトラップがテスト送信されます。
エンティティー定義において、GeoIPのIPアドレスデータベースを使用し、国別ゾーンに割り当てられたIPサブネットをネットワークとして定義できるようになりました。
HTTPサービスを有効にすることによりRESTCONFサービスも自動的に有効になるよう仕様変更しました。
これにともない、service restconfコマンドを廃止し、service httpコマンドに統合しました。
本バージョンでは、以下の項目が修正されました。
RESTCONF使用時、以下データモデルにおいて最上位ノードに一致するようなRESTCONFリクエストへの応答に本来不要な名前空間(namespace)が含まれていましたが、これを修正しました。
no bridge
でソフトウェアブリッジを削除した直後に再度bridgeコマンドを実行すると、ソフトウェアブリッジが正しく作成されず動作しないことがありましたが、これを修正しました。
本バージョンには、以下の制限事項があります。
service httpコマンドでWebサーバーを有効にした状態で起動するとbufferedログに以下のメッセージが出力されることがありますが、これはWeb GUI用のファイルがインストールされていないことを示すものです。Web GUIを使用しない場合は動作に影響ありません。
user.notice awplus root: No GUI resource file installed
起動時に以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、システムは正常に起動します。
auth.warning awplus portmap[311]: user rpc not found, reverting to user bin
起動時に以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、動作には影響ありません。
kern.err awplus kernel: EXT4-fs (mmcblk0p1): couldn't mount as ext3 due to feature incompatibilities
show memoryコマンドを実行した際、まれに以下のようなエラーログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、通信には影響ありません。
hostd[xxx]: CMSG(xxxx).host.req.tipc[xx]: sending of reply failed send:-1 of xxxxx, error Cannot allocate memory IMI[xxxx]: CMSG(xxx).tport.host.req.tipc[xx]: Receive timed out socket xxx nbytes was -1 last error Resource temporarily unavailable IMI[xxxx]: CMSG(xxx).host.req.tipc[xx]: No response from server. (method: proc_get_sys_ps_info)
起動時にまれに以下のようなログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus-1 licencecheck: RPC[3]: Recv data error: Bad file descriptor
atmf cleanupコマンド、erase factory-defaultコマンドの実行時に、本来削除対象外であるGUIファイルが削除されることがあります。
なお、AMFのバックアップデータにGUIファイルが含まれている状態で当該機器にAMFオートリカバリーを実行した場合は、GUIファイルも含めて復元されます。
まれにUSBオートブート機能が動作しないことがあります。その場合はもう一度再起動してください。
user.notice awplus root: GUI resource file awplus-gui_552_26.gui installed
Telnet/SSHクライアント端末が接続している状態でシステムを再起動した場合、これらの接続の切断処理を行いません。
systemd 254 running in system mode (-PAM -AUDIT -SELINUX -APPARMOR -IMA -SMACK -SECCOMP -GCRYPT -GNUTLS +OPENSSL -ACL +BLKID -CURL -ELFUTILS -FIDO2 -IDN2 -IDN -IPTC +KMOD -LIBCRYPTSETUP -LIBFDISK -PCRE2 -PWQUALITY -P11KIT -QRENCODE -TPM2 -BZIP2 -LZ4 -XZ -ZLIB -ZSTD -BPF_FRAMEWORK -XKBCOMMON +UTMP -SYSVINIT default-hierarchy=hybrid) Detected virtualization container-other. Detected architecture mips64.
enable-local 15
という不要な文字列が表示されます。
起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)が存在しない状態で機器を起動すると、起動後に以下のようなログが記録される場合がありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus IMISH[2090]: Command [loop-protection loop-detect fast-block ldf-interval 1] failed
メモリーを大量に消費する機能(UTM等)を使用している構成では、設定や環境によりメモリー使用率が80~90%程度まで高くなることがありますが、この状況下でcopyコマンドによるファイル転送を行う場合は、tftpプロトコルを使用せず、USBメモリーやSDカードを使用するかscpプロトコルを使用してください。
同じユーザーアカウント(ユーザー名)で連続してログインに失敗しても、aaa local authentication attempts max-failコマンドの設定によるアカウントロックが動作しないことがあります。
ログインに成功するとそれまでの失敗回数がクリアされますが、同じユーザーアカウントでGUIアプリケーション(AT-Vista Manager EXやWeb GUI)を使用している場合、これらのアプリケーションによるログイン成功でも失敗回数がクリアされます。
そのためCLIから連続でログインに失敗しても、アプリケーション経由のログインによるカウントクリアのタイミングによってはアカウントがロックされません。
本事象はアプリケーションが使用するユーザーアカウントとCLIが使用するアカウントを別にすれば回避できますので、必要に応じてアプリケーション専用のユーザーアカウントを設定してください。
authpriv.err awplus IMISH[XXXX]: PAM _pam_load_conf_file: unable to open config for /etc/pam-aaa/method/group:tacacs+.acct-commands
サーバー証明書の削除、またはインポートを実施した際に以下のログが表示されますが、ログのみの問題で、削除処理、またはインポート処理には問題ありません。
PKI error: failed to create symlink
no log buffered
を入力してランタイムメモリーへのログ出力を一度無効にした後、default log buffered
を実行しても、ログ出力が再開しません。その場合はlog buffered
を実行することにより再開できます。
通信中まれに以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、通信には影響ありません。
kern.err awplus kernel: pca953x 0-0023: failed writing register
NATが有効の場合、起動後に以下のようなログが出力されることがありますが、通信には影響ありません。
apteryxd: Failed to notify watcher for path "/firewall/nat-rules/xx/index""
HSL: WARNING: Interface port1.0.28 detected link status remote fault
起動後に以下のようなログが出力されることがありますが、動作には問題ありません。
syslog.err awplus syslog-ng[287]: Error opening include file; filename='/etc/syslog-conf.d/delay_buffer', depth='1 syslog.err awplus syslog-ng[287]: Error resolving reference; content='rewrite', name='r_subst', location='/etc/syslog-conf.d/buffered:12:42' syslog.err awplus syslog-ng[287]: Error initializing new configuration, reverting to old config;
atmf_topo: RECOVERY:xxx: xxx: Node recovery succeeded. Node will now reboot.
起動時に以下のようなログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
daemon.warning awplus systemd[1]: /lib/systemd/system/animad.service:6: Unknown key name 'SuccessExitStatus' in section 'Unit', ignoring. daemon.warning awplus systemd[1]: /lib/systemd/system/anima_sshd.service:5: Unknown key name 'SuccessExitStatus' in section 'Unit', ignoring. daemon.warning awplus systemd[1]: dev-hugepages.mount: unit configures an IP firewall, but the local system does not support BPF/cgroup firewalling. daemon.warning awplus systemd[1]: (This warning is only shown for the first unit using IP firewalling.)
起動時に、まれにappweb: PAMから始まる以下のようなエラーログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
authpriv.err awplus appweb: PAM unable to dlopen(/lib/security/pam_permit.so): /lib/security/pam_permit.so: cannot open shared object file: Too many open files authpriv.err awplus appweb: PAM adding faulty module: /lib/security/pam_permit.so authpriv.err awplus appweb: PAM no modules loaded for `login' service authpriv.err awplus appweb: PAM _pam_init_handlers: no default config /etc/pam.d/other authpriv.err awplus appweb: PAM error reading PAM configuration file
起動時に以下のようなwarningレベルのログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kern.warning awplus kernel: mmcblk0: p1 size 7714809 extends beyond EOD, truncated
起動中に、まれに以下のようなメッセージが表示されることがありますが、動作には影響ありません。
systemd[1]: Failed to allocate manager object: Read-only file system [!!!!!!systemd[1]: Freezing execution. ] Failed to allocate manager object.
起動時に以下のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kernel: cgroup: new mount options do not match the existing superblock, will be ignored
AT-Vista Manager EXで管理されている環境のルーターにおいて、起動時に以下のようなエラーログが複数生成されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus apteryxd: No response from provider for path "/system/configuration/state"
起動時に以下のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kern.notice awplus kernel: random: crng init done kern.notice awplus kernel: random: 6 urandom warning(s) missed due to ratelimiting
kern.warning awplus kernel: dw-apb-uart 18020000.serial: forbid DMA for kernel console (1993 times) kern.warning awplus kernel: ipifwd: loading out-of-tree module taints kernel. (1992 times) kern.warning awplus kernel: pci_bus 0000:00: 2-byte config write to 0000:00:00.0 offset 0x4 may corrupt adjacent RW1C bits (1996 times)
起動後に以下のエラーログが出力されることがありますが、動作には問題ありません。
ovs-vsctl: (db_ctl_base) unix:/tmp/db.sock: database connection failed (Connection refused) ovs-exec: (ovs_exec) Failed to initialize the database. ovs-vsctl: (db_ctl_base) no row "of0" in table Bridge ovs-vsctl: (db_ctl_base) no bridge named of0
% Invalid input detected at '^' marker.
のエラーメッセージが出力されるべきですが、エラーメッセージが出力されないため、スクリプトファイルが正常に終了したかのように見えてしまいますが、通信には影響はありません。
トリガー設定時、scriptコマンドで指定したスクリプトファイルが存在しない場合、コンソールに出力されるメッセージ内のスクリプトファイルのパスが誤っています。
誤:% Script /flash/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created before
正:% Script flash:/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created before
また、スクリプトファイルが存在しないにもかかわらず前述のコマンドは入力できてしまうため、コンフィグに反映され、show triggerコマンドのスクリプト情報にもこのスクリプトファイルが表示されます。
show trigger counter
で表示されるカウンターが正しい値を表示しなくなります。
sn enable trap
などと入力を省略した場合、入力したコマンドがホスト名欄に表示されコマンドが認識されない、または、コンソールの表示が乱れることがあります。コマンドはtab補完などを利用し省略せずに入力してください。
ioctl 35123 returned -1
のようなログが出力されることがありますが、通信には影響ありません。
SFLOWD[xxxx]: sflow_process_sample : sampler NULL for port 5001
user.err awplus SFLOWD[1008]: sfl_agent_sysError: receiver: socket sendto error (errno = 101 - Network is unreachable)
Ctrl/C
キーを押して ping を中断してください。
daemon.warning dut chronyd[3197]: System clock wrong by 5307.988975 seconds, adjustment started daemon.warning dut chronyd[3197]: System clock was stepped by 5307.988975 seconds
no line vty
を設定し、保存、再起動を行ってください。
本製品から他の機器にTelnetで接続しているとき、次のようなメッセージが表示されます。
No entry for terminal type "network"; using vt100 terminal settings.
本製品へのTelnet接続時や切断時に関連プロセスが再起動することがあります。これにより本製品への Telnet 接続ができなかった場合は、もう一度 Telnet 接続を試行してください。
本製品のSSHサーバーに対して、次に示すような非対話式SSH接続(コマンド実行)をしないでください。
※本製品のIPアドレスを192.168.10.1と仮定しています。
clientHost> ssh manager@192.168.10.1 "show system"
SSHログイン時、ログアウトするときに以下のログが表示されますが、動作に影響はありません。
sshd[2592]: error: Received disconnect from xxx.xxx.xxx.xxx: disconnected by server request
crypto key pubkey-chain knownhostsコマンド使用時、VRFオプションで誤入力(存在しないVRFインスタンスを指定するなど)し、エラーとなった場合、その後正しく入力しなおしてもknownhostとして登録できなくなります。 その場合は、取得/登録する鍵の種類(dsa, rsa, rsa1)を指定してコマンドを再実行してください。
なお、本コマンドは事前にKnown Hostsデータベースに手動登録しておくことで、初回接続時のホスト鍵の確認を省くためのものですが、仮に本事象が発生していても、SSHサーバーへの初回接続時の鍵の確認手順を経ることで動的に確認済みSSHサーバーとして登録されます。
SSHサーバー機能を使用する場合、セッションタイムアウト(ssh server session-timeoutコマンド)は初期値「0」(タイムアウトしない)のままご使用ください。
TACACS+認証やRADIUS認証用のユーザー名、パスワードを使用して機器にSSHでログインしようとすると、以下のエラーが出力され、ログインに失敗することがあります。その場合は再度、認証用のユーザー名、パスワードを使用してSSHログインしてください。
sshd[74545]: fatal: mm_request_receive_expect: read: rtype 104 != type 102
Keys successfully set
というnoticeレベルのログやCLIメッセージが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
% VRF "" does not exist
ssh server allow-usersコマンドまたはnetconf allow-usersコマンドでログイン元(HOSTNAME-PATTERN)をホスト名で指定している場合、該当ホストからログインできないことがあります。
その場合は、ユーザー名のみ、あるいはユーザー名とIPアドレスの組み合わせで指定してください。
トンネルインターフェースのデリバリーパケットの始点アドレスにPPPインターフェースを設定している場合、起動時に以下のエラーログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、動作には影響ありません。
HSL[xxxx]: hsl_os_ioctl_inet4 ioctl (xxxxx): errno 19 - No such device
トンネルインターフェースの送信元としてPPPインターフェースを指定し、そのトンネルを使用してPBRルールを設定している場合、起動時またはPPPインターフェースのアップ時に以下のようなエラーログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
user.err awplus pbrd: PBR: Error creating route via tunnel0 in IPv4 table 5 (ret=-31)
pbrd: PBR: Error creating route via tunnel0 in IPv4 table 5 (ret=-1)
no shutdown
を入力しても、ポートが有効にならないことがあります。この場合は、再度shutdown
→ no shutdown
を入力してください。
no shutdown
を実行してください。メンバーポートに対してno shutdown
を実行すると、該当ポートの所属するトランクグループに設定された機能が動作しなくなることがあります。誤ってメンバーポートにno shutdown
を実行してしまった場合は、ケーブルを抜き差しすることで復旧します。
user.err awplus HSL[XXXX]: Failure to set mtu 0 for po1 (err=-7)
switchport trunk allowed vlan all
が設定されているポートがある状態で、新規にVLANを追加作成すると、BGPに関する下記のようなエラーが表示されることがありますが、動作に影響はありません。
11:48:07 awplus BGP[1281]: Parse error for message Link Up ret=-1
state disable
で対象VLANに所属するパケットの転送を無効化している場合、パケットの転送を再度有効化するには vlanコマンドでstate enable
に変更した後、設定を保存して再起動する必要があります。
vlanコマンドにおいて、state management-only
を指定するVLANにはname VLANNAME
パラメーター(VLAN名)を設定しないでください。
VLAN名を設定した場合、再起動時に state management-only
の設定が正常に適用されません。
user.notice awplus NSM[650]: Port up notification received for vlanXXX
BPDU Skew detected on port port1.0.1, beginning role reselection
インターフェースに下記コマンドが設定されている状態でスパニングツリープロトコルの動作モードを変更すると、下記コマンドの設定が初期化・削除されます。動作モード変更後に下記コマンドを再設定してください。
no encapsulation ppp
でPPPインターフェースを削除する場合は、該当PPPインターフェースの下位(親)インターフェース上で実行してください。
PPPインターフェース上のIPv6アドレスをno ipv6 addressで削除すると、以下のメッセージがコンソール上に表示されますが、メッセージのみの問題で、アドレスは正しく削除されます。
% Unknown error -1
Gateway of last resort is not set
と表示される場合がありますが、表示だけの問題で通信には影響ありません。
Gateway of last resort is not set
と表示される場合がありますが、表示だけの問題で通信には影響ありません。
A.B.C.D
またはA.B.C.D/M
パラメーターを指定したときに表示される経路情報は、IP経路表(RIB: Routing Information Base)に登録されている経路の中で最初に条件に一致したものであり、最適な経路ではない場合があります。
network コマンドでRIPのネットワーク範囲を指定する際、ネットワークを集約して指定すると show ip rip interface コマンドでインターフェースが正しく表示されません。その場合は show ip rip interface コマンドではなく show ip protocols rip コマンドで RIP の状態を確認してください。
なお、ネットワークを集約せず、インターフェースごとに設定した場合、本事象は発生しません。
ip prefix-list next seq 5 permit 192.168.1.254/32 route-map remove deny 1 match ip next-hop prefix-list next
同時に複数のBGPピアがダウンした場合、以下のようなエラーメッセージが表示されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus BGP[1265]: 172.16.43.2-Outgoing [ENCODE] Keepalive: Failed to get CQBuf
IPv6 BGP使用時、起動時に以下のようなエラーログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus BGP[1249]: fd00:12::1-Outgoing [NETWORK] Set Sock Opt: Update-source failed on Sock 19
例)
awplus# show running-config | begin vrf
VRF-Lite環境において、no ip route vrf
でIP経路表から経路を削除したときは、clear arp-cacheコマンドを実行しARPエントリーを削除してください。
clear arp-cacheコマンドを実行しない場合、削除した経路に関連するARPエントリーが残り、削除した経路へのルーティングが行われつづけます。
作成したVRFインスタンス上にsFlowコレクターを設定している構成において、当該VRFインスタンスを削除する場合は、事前にsFlowコレクターの設定を削除してください。
sFlowコレクターの設定を削除せずに当該VRFインスタンスを削除した場合、当該コンフィグがグローバルVRFインスタンスに適用されます。
VRFインスタンス間では、機器に設定したIPアドレスに対するPingに失敗します。
グローバルVRFからのPingや、機器の配下に接続された端末によるVRFインスタンス間のPingは正常に行えます。
Multicast membership on IPv6 interface IFNAME
のステータスがJOINEDと表示されますが、表示上の問題だけでありVRRPの動作に影響はありません。
Ctrl/C
でキャンセルすると、コンソールがロックされる場合があります。IPv6アドレスへのpingをキャンセルする場合は、ping実行から1秒以上経過してからキャンセルしてください。なお、コンソールがロックされてしまった場合は、コンソールタイムアウト後に復旧します。
IPv6アドレスを設定したインターフェースのリンクステータスがダウンとなっている状態でshow interfaceコマンドを実行した場合、該当インターフェースに設定したIPv6の情報が表示されませんが、表示のみの問題で、動作には影響ありません。
インターフェースに設定したIPv6アドレスの情報を確認したい場合は、show ipv6 interfaceコマンドを使用してください。
DHCPv6クライアント機能において、Rebindメッセージを送信した際に以下のログが出力されますが、動作には影響ありません。
daemon.err awplus dhclient: dhc6: send_packet6() sent -1 of 81 bytes daemon.err awplus dhclient: dhc6: send_packet6() sent -1 of 81 bytes
no ipv6 enable
を実行してください。
設定変更等により、同一IPv6アドレス、かつ異なるサブネットマスク長を持つ2つのIPv6アドレスを同一インターフェース上に設定し、最初に設定したIPv6アドレスを削除した場合、該当インターフェースをいったん無効化してから再度有効化してください(shutdown
→ no shutdown
)。
IPv6転送機能を無効に設定(no ipv6 forwarding)していても、ルーター通知(RA)パケットを送信するよう設定(no ipv6 nd suppress-ra)している場合はRAパケットを送信します。不要な場合はRAパケットを送信しないよう設定(ipv6 nd suppress-ra)してください。
IPv6トンネルインターフェースがダウンすると、以下のような警告ログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kern.warning awplus kernel: ip6_tunnel: tunnelXX xmit: Local address not yet configured!
IPv6のデフォルト経路設定で、ネクストホップにグローバルユニキャストアドレスを設定している場合、該当経路がダウンすると次のようなログが記録されることがありますが、動作には影響ありません。このメッセージを回避するには、ネクストホップとしてリンクローカルアドレスを設定してください。
HSL[640]: HSL: ERROR: Route could not be added : No route to host HSL[640]: HSL: ERROR: Error adding route ::/0 to kernel HSL[640]: HSL: ERROR: Failed to add IPv6 prefix 0x0/0x0 nexthop 0x10000fd entry to TCP/IP stack ret= -309
OSPFv3のOSPFネイバー認証および暗号化方式を設定すると、次の不要なログが出力されます。これは表示だけの問題であり、動作には影響ありません。
Authentication/Encryption algorithm error, or SA key is wrong.
no redistribute connected
を実行してから、redistribute connected
を入力してください。
OSPFv3を有効にしたIPv6 IPsecトンネルインターフェースに以下のコマンドを追加したい場合は、いったん該当トンネルインターフェースを削除してから再作成してください。
Neighbor discovery has timed out on link eth1->5
のログメッセージが不要に表示されることがあります。これは表示のみの問題で、通信には影響ありません。
daemon.err awplus radvd[2094]: vlanXX-YY-ZZ not found: No such device
ipv6 nd prefixコマンドで1つのインターフェースに複数のIPv6プレフィックスを設定した場合、以下のログが出力されますが、動作に影響はありません。
daemon.warning awplus radvd[1766]: our AdvPreferredLifetime on [INTERFACE] for [IPv6 Prefix Address] doesn't agree with [link-local-address]
no ip multicast route
で削除できない場合があります。その場合は、設定ファイルをeditコマンドで開き、該当設定を削除してファイルを保存してから機器を再起動してください。
clear ip multicast route *
を実行して全削除してください。この場合、設定ファイルからは削除されませんので、必要に応じて editコマンドで設定ファイルを編集してください。
マルチキャストトラフィックを転送している状態でマルチキャストルーティング設定の無効化・有効化を行うと以下のエラーログが出力されますが、通信には影響ありません。
user.err awplus HSL[1122]: hsl_os_ipv4_mroute_setsockopt setsockopt (202): errno 98 - Address already in use
user.warning awplus PIM-SM[1108]: can't setsockopt IP_MULTICAST_IF: Cannot assign requested address user.warning awplus PIM-SM[1108]: can't setsockopt IP_MULTICAST_IF: Cannot assign requested address user.err awplus PIM-SM[1108]: sendto failed: Invalid argument user.err awplus HSL[852]: hsl_os_ipv4_mroute_setsockopt setsockopt (203): errno 126 - Cannot assign requested address user.err awplus HSL[852]: HSL: ERROR: Couldn't get interface for vif (11)
shutdown
してから、 no ip igmp proxy-service
を実行し、その後VLANインターフェースを no shutdown
してください。
マルチキャストルーティングが無効、かつIGMPv3を有効にしている場合、マルチキャストサーバーからマルチキャストストリームを受信した後にマルチキャストレシーバーから「同マルチキャストグループアドレス、かつ別ソースIPアドレス」へのIGMPv3 Joinを受信すると、Joinを受信したVLANに所属する全ポートにマルチキャストストリームがフラッディングされます。
マルチキャストルーティングが有効な場合や、マルチキャストストリームを受信する前にIGMPv3 Joinの情報が登録された場合、本事象は発生しません。
IGMPプロキシー使用時、IGMPv3のメンバーがグループにJoinする前にそのグループに対するマルチキャストパケットを受信した場合、メンバーのJoin後もそのグループのマルチキャストパケットをドロップしてしまいます。
本事象が発生した場合は clear ip igmp
を実行することで復旧します。
user.warning awplus NSM[xxx]: Sending Query Solicit on IGMP Interface vlan1000 vid not successful
PIM-SSMを使用しているネットワークにおいて、同一VLANに所属する複数のサーバーから同一マルチキャストグループアドレス宛てに未登録のマルチキャストトラフィックが送信されている場合、IGMPv3 Snoopingが動作している装置で show ip igmp snooping statistics interfaceコマンドを実行すると、当該マルチキャストグループのエントリーがサーバーの数だけ表示されます。
その状態でマルチキャスト受信者から当該マルチキャストグループアドレスへのIGMPv3 Joinを受信すると、show ip igmp snooping statistics interfaceコマンドで表示されている当該マルチキャストグループのエントリーが1つ消えますが、表示上の問題です。本事象が発生した場合でも、マルチキャストパケットは正しく転送されます。
また、本事象発生後にエントリーが登録された場合、当該エントリーは同コマンドで表示されません。
IPv6マルチキャストトラフィックが存在する環境において、(S,G)または(*,G)エントリーが登録可能な上限を超えた場合には以下のようなエラーログが生成されます。また、超過分のエントリーは登録されません。
local6.err awplus EXFX[808]: Failed to add IPv6 MC prefix Grp ff03:102::103, Src 2001:abcd:cafe:10::2; LPM RAM is FULL local7.err awplus EXFX[808]: DBG:_exfx_mcl3_routeAdd 1200:rc=19 local7.err awplus EXFX[808]: DBG:exfx_mcl3_routeAdd 1333:rc=19 local7.err awplus EXFX[808]: DBG:exfx_mc_entryAdd 216:rc=19
ECMP環境でIPv6マルチキャストルーティングを使用する場合、IPv6マルチキャストパケットはロードバランスされず、一方の経路のみを使用します。
PIM-SMv6[1130]: sendto fail: Invalid argument
no ipv6 eui64-linklocal
でリンクローカルアドレスの自動生成を無効にしてください。
% No such Group-Rec found
というエラーメッセージが表示されることがありますが、コマンドの動作には問題ありません。
clear ipv6 mld group *
ですべてのグループを削除した場合、ルーターポートのエントリーも削除されてしまいます。clear ipv6 mld group ff1e::1
のように特定のグループを指定した場合は削除されないため、グループを指定し削除してください。また、削除されてしまった場合もMLD Queryを受信すれば再登録されます。
MLDを使用する場合は、MLDを単独で使用せずにIPv6マルチキャストルーティングと併用してください。
MLDを単独で使用した場合、機器が起動完了した直後にIPv6のL2マルチキャストを受信すると、マルチキャストトラフィックがフラッディングされてしまいます。
no ipv6 mld snooping report-suppression
でReport抑制機能を無効化してください。
無効なNATルールが存在する状態でshow nat ruleコマンドを実行すると、次のようなログが出力されますが、動作に影響はありません。
user.err awplus firewalld: NAT: Sending iptables -t nat -L PORT_FORWARDING_RULE_10 -v -x 2>&1 | grep DNAT | awk '{print $1}' failed
アプリケーションコントロール(DPI)機能を有効にした場合、NATルールにおいてアプリケーション「ftp」が正しく動作しなくなります。これを回避するため、アプリケーションコントロール(DPI)機能を使用する場合は、下記のようにしてFTP通信を表すカスタムアプリケーション「ftp」を定義してください。
awplus(config)# application ftp awplus(config-application)# protocol tcp awplus(config-application)# sport 1024 to 65535 awplus(config-application)# dport 21
NAT機能において、portfwdルールとそれに対応するmasqルールが設定されている場合、portfwdルールにマッチするパケットを受け取ったときに、show nat ruleコマンドで表示されるHitsカウンターがportfwdルールとmasqルールの両方でカウントされます。これは表示のみの問題で、通信には影響ありません。
なお、show nat ruleコマンドで実際のマッチ数を確認したい場合は以下の方法で確認可能です。
IPレピュテーション(IPアドレスブラックリスト)機能のproviderコマンドでlacまたはproofpointのどちらかを指定している場合に、update-intervalコマンドでIPレピュテーションデータベースの更新チェック間隔を変更すると、show resourceコマンドの実行結果にproviderコマンドで指定していないリソースの情報も表示されます。
また、IPレピュテーション機能のproviderコマンドでlacまたはproofpointのどちらかを指定している場合に、providerコマンドでもう一方の提供元に設定を変更すると、show resourceコマンドの実行結果で該当リソースの更新ステータスがunknownとなりますが、次回更新時に更新されます。また、update nowコマンドによって手動で更新することも可能です。
with src
、with dst
オプションを含むルールをそれぞれ対になるように設定した場合、それらのルールに該当する最初の受信パケットが with dst
のルールに該当し、その戻りとなる with src
のルールに該当するパケットを送信する場合、with dst
ルールのカウンターだけでなく with src
ルールのカウンターも上昇しますが、NAT通信には影響ありません。
streamd[471]: NAVL engine error (22)(Invalid argument)
ご購入時のようにアプリケーションシグネチャデータベースが存在しない状態でアプリケーションコントロール(DPI)機能を有効にした場合、下記のログメッセージが出力されますが、アプリケーションシグネチャデータベースのダウンロード完了後は正しく動作します。
awplus streamd[477]: Could not open NAVL library awplus streamd[477]: Failed to enable DPI provider
侵入防御(IPS)、IPレピュテーション、マルウェアプロテクション(ストリーム型アンチウイルス)のいずれかとファイアウォールを併用している場合、以下のいずれかを満たすTCP Stealth Scanを検知した際に遮断は正しく行われますが、検知したことを示すログが出力されません。
00:42:01 awplus real_init: network/suricata main process (xxx) killed by USR2 signal 00:42:01 awplus real_init: network/suricata main process ended, restarting
awplus(config)# trigger 1 awplus(config-trigger)# type time 2:00 awplus(config-trigger)# script 1 flash:/utm.scp
enable configure terminal ips no protect do wait 10 protect web-control no protect do wait 10 protect
NATのportfwdまたはnetmapルールを削除した場合、以下のエラーログが出力されますが、動作には影響ありません。
local5.err awplus firewalld[604]: CB: not found ((null)/*)
kernel: NMRING: No iif for processed prerouting packet
kernel: NMRING(TX): no priv kernel[383]: Last message 'NMRING(TX): no priv' repeated 229 times, suppressed by syslog-ng
servicefc: TTL expired
IPレピュテーションを使用している場合、起動時に下記のようなエラーログが出力されることがありますが動作に影響はありません。
IPS[3047]: [ERRCODE: SC_ERR_UNKNOWN_VALUE(129)] - unknown iprep category "Mobile_Spyware_CnC" IPS[3047]: [ERRCODE: SC_ERR_INVALID_SIGNATURE(39)] - error parsing signature "alert ip any any -> any any (msg:"Mobile_Spyware_CnC: IPREP Spyware CnC specific to mobile devices";iprep:any,Mobile_Spyware_CnC,>,50;sid:1000038;rev:1;)" from file /flash/.suricata/iprep/pp/Mobile_Spyware_CnC.rules at line 1
IPレピュテーションと他のUTM機能を併用している場合、起動時に下記のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
systemd[1]: suricata.service: Main process exited, code=killed, status=17/USR2 systemd[1]: suricata.service: Failed with result 'signal'.
アプリケーションコントロール(DPI)機能において、サンドバイン社が提供するアプリケーションシグネチャデータベース(provider procera
)を使用している場合、アプリケーションコントロールライセンスの有効期限が切れるとルーターを経由する通信が停止します。
有効期限が切れた場合は、DPI機能を無効化してください。また、有効なライセンスを再適用した場合は、再びDPI機能を有効にすることで使用可能な状態になります。
kern.emerg awplus kernel: unregister_netdevice: waiting for suri to become free. Usage count = 2
user.err awplus linkmond[579]: Probe[PROBE0]: Failed to bind socket [Bad value for ai_flags] (errno=126)
起動時にまれに下記のエラーログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
local6.err awplus pbrd: CMSG(xx).tport.linkmon.re/tmp/linkmon_registration: Failed to connect to remote host. Error:No such file or directory
DNSリレーの設定を含む起動時コンフィグで起動した際、以下のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
dnsmasq[1750]: cannot open named out pipe
DNSリレーを有効にしている機器にてIMIモジュールの異常終了が発生した場合、以下のようなエラーログが大量に出力されますが、動作には影響ありません。
daemon.err awplus dnsmasq[3490]: recv AW+ event, but cannot read msg: Success daemon.err awplus dnsmasq[395]: Last message 'recv AW+ event, but ' repeated 9469 times, suppressed by syslog-ng on awplus
ip dhcp poolコマンドでDHCPモードに移行後、未設定の静的IPアドレスを指定して no host A.B.C.D
を実行すると機器のホスト名の設定(hostnameコマンド)が削除されます。
その場合は、グローバルコンフィグモードのhostnameコマンドで機器のホスト名を再設定してください。
トンネルインターフェースを削除した場合、下記の不要なログメッセージが出力されますが、ログのみの問題で、動作には影響ありません。
BGP[1293]: Parse error for message Link Down ret=-1 PIM-SMv6[1262]: Parse error for message Link Down ret=-1 PIM-DM[1272]: Parse error for message Link Down ret=-1 PIM-SM[1290]: Parse error for message Link Down ret=-1
shutdown
/no shutdown
を繰り返し実行しないでください。繰り返し実行すると、トンネル経由の通信が行えなくなることがあります。
トンネルインターフェースのMTUを変更すると次のようなエラーメッセージがログに出力されますが、通信には影響ありません。
user.err XXXX HSL[1253]: HSL: ERROR: Error finding iif L2 interface info 11 user.err XXXX HSL[1253]: HSL: ERROR: Group(xxx.xxx.xxx.xxx) Source
IPsec SA、ISAKMP SAのrekeyのタイミングでshow ipsec saコマンドまたはshow isakmp saコマンドを実行した場合、以下のログが出力されることがありますが、通信や機能には影響ありません。
その場合は、10秒程度時間をおいてから再度コマンドを入力することで正常に情報を確認できます。
IMI[671] SEARCH: Error processing request. IMI[671] SEARCH: No response IMI[671] RPC[17]: Recv data error: Bad file descriptor apteryxd SEARCH: Error processing request. apteryxd No response from indexer for path "/isakmp/sa/
kern.crit awplus kernel: ATL Virtual Device tunnel1 Error-Loop
tunnel oper-status-control ipsec
を使用して複数の拠点とFQDNによるVPNを接続する構成において、一つの拠点とのVPNが切断され再接続に失敗するとすべての拠点に対してFQDN解決を実施しますが、接続された拠点間のVPN通信には影響ありません。
AES-GCM認証アルゴリズムを使用したIPsecトンネルインターフェースでのtunnel inline-processingコマンドは未サポートです。
tunnel inline-processingコマンドを設定する場合は、他の認証アルゴリズム(SHA1/SHA256/SHA512)を使用してください。
HSL[XXXX]: HSL: WARNING: IP address set failed (Resource temporarily unavailable) HSL[XXXX]: HSL: WARNING: Couldn't add address to OS -19
接続が確立しているL2TPv2トンネルを削除した場合、以下のようなログが生成される場合がありますが、動作には影響ありません。
HSL: ERROR: Failed to set IP forwarding in OS for interface pppX
IP packet with unknown IP version=15 seen
というログメッセージが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
OpenVPN使用構成において、デフォルト経路の出力先にトンネルインターフェースなどの動的インターフェースを設定している場合、起動時に下記のwarningログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
openvpn[2098]: sitnl_route_save: rtnl: can't get ifname for index 0: No such device or address (errno=6)
IPアドレスや経路情報をDHCPサーバーから取得するOpenVPNクライアントが接続したとき、下記のようなエラーログが出力されますが、動作に問題はありません。
openvpn[2089]: userA/172.16.254.2:13050 MULTI: no dynamic or static remote--ifconfig address is available for userA/172.16.254.2:13050
OpenVPN接続時に以下のログが出力されることがありますが、通信に影響はありません。
daemon.warning awplus openvpn[xxxx]: xx.xx.xx.xx:xxxxx WARNING: 'tun-mtu' is used inconsistently, local='tun-mtu 1532', remote='tun-mtu 1500'
IPsec保護(tunnel protection ipsec)を適用しているGREトンネルインターフェース上にトラフィックが存在する状態で該当インターフェースがダウンした場合、informationalレベルの下記ログメッセージが繰り返し出力されます。ただし、本ログメッセージはinformationalレベルのため、初期設定ではbufferedログ、permanentログには保存されず、show log、show log permanentコマンドでも確認できません。
iked: [INTERNAL_ERR]: ikev2_auth.c:555:ikev2_auth_verify(): 4:xx.xx.xx.xx[500] - yy.yy.yy.yy[500]:(nil):no shared key with peer
shutdown
し、その後 no shutdown
してください。
センター側が2台のルーターによるVRRP冗長構成かつマルチポイントGREトンネルを使用したVPN構成において、VPN切断にともなう再接続時に時間を要する(9分程度)ことがあります。
AMFリンクとして使用しているスタティックチャンネルグループの設定や構成を変更する場合は、次に示す手順A・Bのいずれかにしたがってください。
[手順A]
[手順B]
オートリカバリーが成功したにもかかわらず、リカバリー後に正しく通信できない場合は、代替機の接続先が交換前と同じポートかどうかを確認してください。誤って交換前とは異なるポートに代替機を接続してしまった場合は、オートリカバリーが動作したとしても、交換前とネットワーク構成が異なるため、正しく通信できない可能性がありますのでご注意ください。
no atmf enable
でAMF機能を無効化しても、AMF自動バックアップ機能が動作しようとします。バックアップファイルは保存されませんが、空のフォルダーが作成され、ログが出力されます。
shutdownコマンドがいずれかのインターフェースに設定されている AMFマスターをリカバリーすると以下のログが出力されますが、通信に影響はありません。
NSM[1091]: port1.0.31 enabling failed :-45
--More--
から、キー操作をしても続きが表示されなくなる場合があります。本現象が発生した場合は Ctrl/C
を入力することで復旧できます。
LACPインターフェースでAMFリンクの設定を行っている構成で対向機器が再起動すると、起動後に以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題でAMFの動作には影響ありません。
user.notice awplus ATMF[523]: Incarnation is not possible with the data received port1.0.28 (ifindex 5028)
log host
で設定したすべてのSyslogサーバーに送信されます。
show atmf links guest detail
では表示されない項目があります。当該項目を確認するには、show lldp neighbors detail
を使用してください。
Number of nodes permitted by AMF-MASTER license exceeded.
AMFマスターに接続されたAMFノード数が最大値を超えても、コンソール上に警告ログが出ない場合があります。AMFノード数が上限に達しているかどうかを確認する場合は、show atmfコマンド、またはshow atmf nodeコマンドをご使用ください。
なお、ログフィルターで出力するログの最小レベルを informational に設定することにより、AMFノード数が最大値を超えたことを示す以下のログを出力することが可能です。
ATMF[890]: ATMF link (vlink1): Number of nodes permitted by AMF-MASTER license exceeded.
AMFゲストノードがAMFネットワークに初めて参加したとき、下記の状況においてゲストノードのファームウェアバージョン情報が表示されない場合があります。
show atmf guests detail
を実行した場合
show atmf links guest detail
を実行した場合
その場合は、次のいずれかを実行してください。
前記手順で復旧すると、それ以降本事象は発生しません。
AMFローカルマスターエリアのパスワードを再設定するときは、no atmf area password
と no atmf area id
でパスワードとエリアを削除してから、 エリアを再作成しパスワードを設定しなおすようにしてください。no atmf area password
でパスワードを削除した後、no atmf area id
でエリアを削除せずに atmf area password コマンドでパスワードを再設定してしまった場合は、前述の手順でパスワード、エリアを削除した後、再設定してください。
自動バックアップを中断した場合、AMFマスター上に以下のようなログが出力されますが、動作に問題はありません。
ATMFFS[13301]: ATMF backup: Aborted backup for node ノード名 (ホスト名) due to insufficient media space ATMFFS[13301]: ATMF backup: Aborted "ノード名 (ホスト名)" on backup by user request
ATMFFS[13301]: ATMF backup: Could not copy rsync log file to media ATMFFS[13301]: ATMF backup: Errors occurred during all-nodes backup
AMFエリアがダウン等により通信できなくなった場合、通信不能になった接続先エリアごとに下記のログが5秒間隔で出力されます。
なお、AMFエリア間のリンクが復旧すればログは出力されなくなります。
atmf_topo: CMSG(55).atmf_topo..tcp[[fd00:4154:4d46:37::e9]:12408]: Failed to connect to remote host. Error:No route to host atmf_topo: DEBUG(CMSG):_cmsg_client_buffer_send_retry_once 1042: [CLIENT] client is not connected (method: fetch_area_info, error: -148) atmf_topo: ATMF TOPO: Could not fetch area info from remote area: 55 master: 233
PPP接続をしているAMFメンバーでオートリカバリーが実行された場合、コンソールに以下のログメッセージが出力されることがありますが、ログのみの問題で、オートリカバリーは正しく実行されています。
init: network/ppp (0) main process (2180) terminated with status 2 init: network/ppp (0) main process ended, restarting
AMFオートリカバリーの実行中に以下のエラーログが生成されますが、ログのみの問題でありAMFオートリカバリーの動作に影響はありません。
user.err awplus NSM[845]: Could not add vlans for port1.0.1 in libvlan
atmf domain vlan コマンドの設定を変更し、保存、再起動すると、コンフィグ読み込み時にエラーが表示されますが、動作には影響ありません。
AMFセキュアモードが有効、かつノードが認証済みのネットワークにおいて、atmf authorize provision all
を実行すると、show atmf authorization provisionalコマンドの表示ではすでに認証済みのノードが事前認証済みノードとして表示されますが、表示のみの問題で認証済みノードの動作には影響ありません。
AMFノードトリガーの起動条件 leave はAMFメンバーでのみ使用可能です。
起動条件 join はAMFマスター、AMFメンバーのどちらでも利用可能です。
AMFバーチャルリンクのローカル側IPアドレスとして、tunnel sourceコマンドでPPPインターフェースを指定したトンネルインターフェースのIPアドレスを使用している構成において、トンネルインターフェースのIPアドレスを削除したい場合は、最初に該当するAMFバーチャルリンク設定を削除してからトンネルインターフェースのIPアドレスを削除してください。
デフォルトのAMFマネージメントVLANを使用している環境ではno atmf management vlan
を実行しないでください。
AMFセキュアモードで、AMFノードのオートリカバリーを実行するとき、リカバリー中に以下のようなログが出力されることがありますが、オートリカバリーは正常に行われます。
Local certificate subject host_xxxx_xxxx_xxxx does not match node Name xxxx!
AMFマスターとして動作している機器が別のAMFネットワークでメンバーとして参加し、その後、最初に所属していたAMFネットワークにメンバーとして参加すると、AMFネットワークに参加できないことがあります。最初に所属していたAMFネットワークに戻る設定を行う前に、no atmf enable
と atmf enable
を実行し、機能を再度有効にしてください。
AMF上のメンバーを再起動すると下記ログが記録され、AMFネットワークへの再接続が完了するまで1分程度かかることがあります。
Interface portX.Y.Z link partner has no valid ATMF response
user.crit awplus ATMF[1341]: Wrong network-name (auth) for this ATMF (test)
AMFクリーンアップ実行時に以下のログが出力される場合がありますが、ログのみの問題で、クリーンアップの動作には影響ありません。
syslog-ng[xxx]: Error opening file for writing;filename='/flash/log/messages', error='No such file or directory (2)' {noformat}
user.err awplus ATMF[1779]: Learning failed for guest TQm5403: Unknown error (18)
user.err awplus ATMF[1813]: Learning failed for guest TQm5403: Login validation error
AMFセキュアモードを使用したAMFネットワークにて、AMF接続ポートとしてethポートを使用しているとき、ethポート経由でオートリカバリーを実行すると以下のエラーログが出力されますが、オートリカバリーは正常に動作します。
user.err awplus ATMF[1234]: Failed to remove "atmfeth1.4092" to the bridge, "br-atmfmgmt".
page allocation failure
というエラーメッセージが出力されることがありますが、オートリカバリーは正常に行われます。
user.notice master atmf_topo: RECOVERY:area1: xxxx_test: Node recovery started.
AMFノードのホスト名を2回以上変更する場合、以前に使用したことのあるホスト名を設定すると当該AMFノードのAMFバックアップが失敗します。
本事象が発生した場合、当該AMFノードを再起動してください。
使用したことのないホスト名を設定する場合、本事象は発生しません。
2024 Jul 30 19:09:21 local6.crit dc101sA01 ATMF[716]: AMF license limit of 10 areas has been exceeded. 2024 Jul 30 19:09:21 local6.crit dc101sA01 ATMF[716]: Please contact customer support for assistance.
localX.err XXX appweb: QUERY: No response Path(/atmf)本ログは以下のようにlog excludeコマンドで出力を除外することができます。
log buffered exclude msgtext No response Path\\(/atmf\\)
show atmf guests detail
で表示するAMFゲストノードのデバイス名(Device NameおよびGuest Description)が正しく表示されないことがあります。
"0000.5e00.53b1",""
各種ドキュメントの補足事項および誤記訂正です。
取扱説明書(Rev.A)17ページ
ファームウェアバージョン 5.5.4-1.2 以降、USB型データ通信端末のサポートにともない、USBポートLEDがデータ通信端末の認識状況を表すよう拡張されました。
USBポートにデータ通信端末を装着する場合、USBポートLEDの動作は次のようになります。
LED | 色 | 状態 | 表示内容 |
---|---|---|---|
USB | 緑 | 点灯 | データ通信端末が装着され、本製品によって正しく認識されています。 |
- | 消灯 | データ通信端末が装着されていません(装着された機器を認識できない場合を含みます)。 |
サポートするUSB型データ通信端末につきましては、弊社ホームページでご確認ください。
本バージョンでは、OpenVPNクライアントとして下記OS/アプリケーションの組み合わせをサポートします。
OS | アプリケーション |
---|---|
Windows8.1 (64bit) | OpenVPN GUI v5 (2.3.6) |
OpenVPN GUI v7 (2.3.7) | |
OpenVPN GUI v7 (2.3.8) | |
OpenVPN GUI v11 (4.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (6.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (7.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (10.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (12.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (13.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (15.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (23.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (25.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (26.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (29.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (44.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (46.0.0) | |
vpnux Client (ver.1.3.0.0) | |
vpnux Client (ver.1.4.6.2) | |
vpnux Client (ver.2.4.9.0) | |
vpnux Client Standard Edition (2.3.7606.4032) | |
vpnux Client Standard Edition (3.1.8559.12288) | |
Windows10 (64bit) | OpenVPN GUI v7 (2.3.8) |
OpenVPN GUI v11 (4.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (6.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (7.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (10.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (12.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (13.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (15.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (23.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (25.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (26.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (29.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (44.0.0) | |
OpenVPN GUI v11 (46.0.0) | |
vpnux Client (ver.1.3.0.0) | |
vpnux Client (ver.1.4.6.2) | |
vpnux Client (ver.2.4.9.0) | |
vpnux Client Standard Edition (2.3.7606.4032) | |
vpnux Client Standard Edition (3.1.8559.12288) | |
Windows11 | vpnux Client Standard Edition (3.1.8559.12288) |
MAC OS X | Tunnelblick 3.4.3 |
Tunnelblick 3.6 beta10 | |
Tunnelblick 3.7.0 | |
Tunnelblick 3.7.1a | |
Tunnelblick 3.7.2a | |
Tunnelblick 3.7.5 | |
Tunnelblick 3.7.6 | |
Tunnelblick 3.7.7 | |
Tunnelblick 3.7.8 | |
Tunnelblick 3.7.9a | |
Tunnelblick 3.8.1 | |
Tunnelblick 3.8.2a | |
Tunnelblick 3.8.3a | |
Tunnelblick 3.8.4a | |
Tunnelblick 3.8.5a | |
Tunnelblick 3.8.6a | |
Tunnelblick 3.8.7a | |
macOS 10.14 | Tunnelblick 3.8.8e |
macOS Ventura 13.0 | Tunnelblick 3.8.8g |
Android 4.4.x | OpenVPN for Android 0.6.29 |
OpenVPN for Android 0.6.35 | |
Android 6.0.x | OpenVPN for Android 0.6.65 |
OpenVPN for Android 0.6.70 | |
OpenVPN for Android 0.6.73 | |
Android 8.0.x | OpenVPN for Android 0.7.5 |
Android 9.0.x | OpenVPN for Android 0.7.8 |
Android 11 | OpenVPN for Android 0.7.49 |
OpenVPN Connect (Android) 3.3.4 | |
Android 12 | OpenVPN Connect (Android) 3.2.5 |
OpenVPN Connect (Android) 3.3.4 | |
OpenVPN for Android 0.7.51 | |
iOS 8 | OpenVPN Connect 1.0.5 |
iOS 9 | OpenVPN Connect 1.0.7 |
OpenVPN Connect 1.1.1 | |
iOS 11 | OpenVPN Connect 1.2.9 |
OpenVPN Connect 3.0.2 | |
iOS 12 | OpenVPN Connect 3.0.2 |
iOS 14 | OpenVPN Connect 3.2.3 |
iOS 16 | OpenVPN Connect 3.4.0 |
OpenVPN Connect 3.4.1 | |
iOS 17 | OpenVPN Connect 3.4.1 |
ARX200S-GTX | |
---|---|
パフォーマンス | |
VLAN登録数 | 4094 |
MACアドレス(FDB)登録数 ※1 | 4096 |
IPv4ホスト(ARP)登録数 ※1 | 4096 |
IPv4ルート | |
IPv4スタティックルート登録数 | 1000 |
RIPv1/v2ルート登録数 | 1500 |
OSPFv2ルート登録数 | 1000 |
BGP4ルート登録数 | 10000 |
IPv6ルート | |
IPv6スタティックルート登録数 | 1000 |
RIPngルート登録数 | 1500 |
OSPFv3ルート登録数 | 1000 |
BGP4+ルート登録数 | 10000 |
リンクアグリゲーション | |
グループ数(筐体あたり) | 2 ※2 |
ポート数(グループあたり) | 4 |
ポートミラーリング | |
ミラーポート数 | 1 |
VPN | |
IKEv1同時接続可能セッション数 | 500 ※3 |
IKEv2同時接続可能セッション数 | 500 ※3 |
リモートアクセス型IPsec VPN同時接続可能セッション数 | 100 ※3 |
IPsecトンネル内 同時接続可能セッション数 | 30 |
L2TPv2同時接続可能セッション数 | 20 ※4 |
L2TPv3同時接続可能セッション数 | 100 ※3 |
OpenVPN同時接続可能セッション数 | 500 ※3 ※5 |
PPPoE | |
PPPoE同時接続可能セッション数 | 20 ※4 ※6 |
ローカルRADIUSサーバー ※7 | |
ユーザー登録数 | 3000 |
RADIUSクライアント(NAS)登録数 | 1000 |
ファイアウォール | |
セッション数 | 600000 ※8 |
ルール数 | 5000 ※9 |
AMFアプリケーションプロキシー | |
AT-SESC 接続数 | - |
被疑端末情報保持数 | 10000 ※10 |
アクション「破棄」による最大被疑端末遮断数 | - |
アクション「ポート無効化」による最大被疑端末遮断数 | 4096 ※10 ※11 |
アクション「隔離」による最大被疑端末遮断数 | 4096 ※10 ※11 |
アクション「IPフィルター」による最大被疑端末遮断数 | - |
アクション「ログ」による最大被疑端末遮断数 | 4096 ※10 ※11 |
その他 | |
VRF-Liteインスタンス数 | 64 ※12 |
最新のコマンドリファレンスに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外ですので、あらかじめご了承ください。最新マニュアルの入手先については、次節「最新マニュアルについて」をご覧ください。
本リリースノートは、下記の最新マニュアルに対応した内容になっていますので、お手持ちのマニュアルが下記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。
http://www.allied-telesis.co.jp/
対象製品 | マニュアルタイトル | パーツ番号 |
---|---|---|
AT-ARX200S-GTX | ARX200S-GTX 取扱説明書 | 613-003326 Rev.A |
ARX200S-GTX コマンドリファレンス | 613-003319 Rev.C |