Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定




クライアント要件

Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定は、WebブラウザーからGUI(Graphical User Interface)にアクセスして行います。
下記のWebブラウザーでご使用ください。
Note
リリース済みの最新のバージョンをご利用ください。
Note
Microsoft EdgeはChromiumベースが対象です。
また、Internet Explorerモードは未サポートです。

初期設定

Allied Telesis コンテナプラットフォームのインストール後は、次のように設定されています。
表 1:初期設定
IPアドレス ネットワークにDHCPサーバーがある場合は、DHCPサーバーから取得したIPアドレスが設定されます。
ネットワークにDHCPサーバーがない場合は、「192.168.1.1/24」が設定されます。
VLAN デフォルトVLAN「vlan1」に所属しています。
ユーザー名 manager
パスワード friend

設定画面へのログイン

ここでは、Allied Telesis コンテナプラットフォームのIPアドレスが「192.168.1.1」に設定されている場合を例に説明します。
  1. Webブラウザーを起動し、 https://192.168.1.1 を入力します。
    https://192.168.1.1
    
    Note
    WebブラウザーとAllied Telesis コンテナプラットフォームの間の通信は HTTPS で行われます。
  2. アクセスに成功するとログイン画面が表示されますので、ユーザー名とパスワードを入力して、「サインイン」ボタンをクリックします。
    入力したパスワードは、「●」で表示されます。

    Note
    初期設定のユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」です。
  3. 初期設定のユーザー名「manager」、パスワード「friend」でログインしたときは、次のセキュリティ警告が表示されます。ログインを続行するには「保存して次へ」ボタンをクリックします。
    「次回ログイン時に表示する」のチェックを外してからログインすると、次回以降のログイン時にはセキュリティ警告が表示されなくなります。ただし、ブラウザーのキャッシュを削除すると再度表示されるようになります。

  4. ログイン直後は、Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定画面であるダッシュボード画面が表示されます。

Note
各画面で何も操作しない状態が5分続くと自動的にログアウトされ、ログイン画面に戻ります。
ただし、「Allied Telesis コンテナプラットフォーム」/「監視」画面からモニタリングしている場合はログアウトしません。
設定画面へのログインは以上です。Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定ができるようになります。

設定画面の使い方

設定画面の基本的な使い方を説明します。

ダッシュボード

Allied Telesis コンテナプラットフォームにログインした直後に表示される設定画面です。基本的な画面構成は次のとおりです(下記はダッシュボード画面の例です)。

ナビゲーションバー

画面上部には、各画面共通のナビゲーションバーが表示されます。
各部分の表示や機能は次のとおりです。

メニュー欄

画面左側には、各画面に移動するためのメニューが表示されます。
メニュー項目には、大項目単体でページ移動するものと、大項目で下位の小項目(サブ項目)を開閉し、小項目で各ページに移動するものがあります。
各大項目の機能は次のとおりです。

コンテンツ欄

画面中央右下には、各画面の内容(コンテンツ)が表示されます。表示される内容は画面によって異なります(下記はダッシュボード画面の例です)。

各画面の概要については、これ以降のセクションで説明します。

設定の保存

Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定を変更したり、AT-RADgate アプリケーションを起動状態にした場合には、画面上部のナビゲーションバーにある「保存」ボタンがオレンジ色に変わります。クリックすることで、設定が保存されます。

Note
「保存」ボタンをクリックすると、「Allied Telesis コンテナプラットフォーム」/「ファイル管理」画面に「default.cfg」というファイルが作成されます(既に存在していた場合は上書きされます)。
このファイルには、「保存」ボタンをクリックした時点のAllied Telesis コンテナプラットフォームの設定内容が保存されますので、Allied Telesis コンテナプラットフォームのバックアップファイルとして使用できます。

ログアウト

Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定画面からログアウトするには、画面上部のナビゲーションバーにある「Admin」ボタンをクリックしたあと、「ログアウト」をクリックします。
設定画面からログアウトし、ログイン画面が表示されます。

AT-RADgate アプリケーションの設定と起動

ここでは、AT-RADgate アプリケーションの設定と起動方法、停止方法を説明します。

設定項目

AT-RADgate アプリケーションに、次の表に示す項目を設定します。
表 2:設定項目
ストレージサイズ (MB) 2048 (MB)
詳細設定
メモリー制限 (MB) 通常は設定不要です。無制限(初期値)のままお使いください。
CPUコア制限 (コアインデックス) 通常は設定不要です。無制限(初期値)のままお使いください。
ネットワーク
インターフェースタイプ 通常は「Virtual」をお使いください。

Virtual:外部ネットワークのVLAN ID(必須項目)と、MACアドレス(オプション)を指定します。この場合は、複数のアプリケーションを、同じVLAN IDに所属するネットワークポートで使うことができます。

Physical:アプリケーションをネットワークポートに割り当てます。ホストインターフェースで接続するネットワークポート番号を選択します。
DHCPを使用 チェックを付けるとDHCPサーバーが払い出すIPアドレスを使用します。チェックを外すと、IPv4アドレス、ゲートウェイアドレスを固定設定します。
DHCPを使用する場合は、DHCPサーバーからIPアドレスが取得できる環境であることを確認してください。
DNSサーバー 名前解決に使用するDNSサーバーを指定します。固定設定が必要な場合は、右側の下向き矢印をクリックして「+ DNSサーバー追加」をクリックし、疎通可能なDNSサーバーのアドレスを入力してください。
Note
DNSサーバーアドレスを設定した場合は、疎通可能な状態であることを確認してください。
Note
複数のネットワークインターフェースを作成することは未サポートです。1つのネットワークインターフェースでお使いください。
Note
インターフェースタイプにVirtualを使用し、DHCPを使用しない場合は、AT-RADgate アプリケーション設定時にAllied Telesis コンテナプラットフォームのブリッジ(br0)に設定したIPアドレスと同一サブネット内のIPアドレスで、重複しないように設定してください。
なお、ブリッジ(br0)やAT-RADgate アプリケーションに設定したネットワークとは別に、管理用のネットワークでAllied Telesis コンテナプラットフォームの管理を行いたい場合は、使用していないEthernetインターフェース(eth)をブリッジ(br0)から外し、IPアドレスを設定してください。

例:
・管理用ネットワークアドレス:192.168.2.0/24
・Allied Telesis コンテナプラットフォーム(eth1):192.168.2.10/24
 (「Allied Telesis コンテナプラットフォーム」/「ブリッジング」画面で、「br0」から「eth1」を削除しておく)

以上の設定により、br0(eth2)は、Allied Telesis コンテナプラットフォーム(192.168.1.10)とAT-RADgate アプリケーションにアクセスできます。
また、eth1は、Allied Telesis コンテナプラットフォーム(192.168.2.10)だけにアクセスできます。
Note
「イメージ更新チェック間隔」は未サポートです。「無効」のまま変更しないでください。
Note
アプリケーションインスタンスの作成やバージョン更新を行う際は、あらかじめ不要なファイルを削除し、「Allied Telesis コンテナプラットフォーム」/「ファイル管理」画面の「ストレージ使用量」でストレージに空きがあることを確認してください。

AT-RADgate アプリケーションの設定と起動手順

AT-RADgate アプリケーションを設定して起動するまでの手順を説明します。
  1. 画面左側メニュー欄で、「AT-RADgate」をクリックします。

  2. AT-RADgateの管理画面が表示されますので、「設定」ボタンをクリックします。

  3. 前述の「設定項目」を例に設定して、「適用」ボタンをクリックします。

    Note
    複数のネットワークインターフェースを作成することは未サポートです。1つのネットワークインターフェースでお使いください。
  4. AT-RADgateの管理画面に戻ります。「デプロイ済みアプリケーション一覧」に登録されたアプリケーションが表示されますので、画面右上の「保存」ボタンをクリックして、設定と起動状態を保存します。

AT-RADgate アプリケーションの停止手順

AT-RADgate アプリケーションの設定を変更するときは、AT-RADgate アプリケーションを停止します。
  1. 画面左側メニュー欄で、「AT-RADgate」をクリックします。

  2. AT-RADgateの管理画面が表示されますので、「停止」ボタンをクリックします。

  3. 「状態」項目が「停止中」になります。手順4の画面が表示されるまで、しばらくお待ちください。

  4. 「状態」項目が「停止済み」になり、「削除」ボタンと「起動」ボタンが表示されたら、AT-RADgate アプリケーションの停止は完了です。
    画面右上の「保存」ボタンをクリックして、停止状態を保存します。

AT-RADgate アプリケーションの削除手順

停止したAT-RADgate アプリケーションを削除することができます。
Note
AT-RADgate アプリケーションを削除した場合、ライセンスや設定情報が削除されます。操作には十分ご注意ください。
復元予定がない場合やトラブルシューティングで必要な場合を除き、削除しないことをおすすめします。
AT-RADgate アプリケーションの管理画面「デプロイ済みアプリケーション一覧」で「削除」ボタンをクリックすると、Allied Telesis コンテナプラットフォームから削除されます。

Note
AT-RADgate アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、再インストール後に内部シリアルを控えて弊社窓口までお問い合わせください。

設定ファイルのバックアップとリストア

ここでは、Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定ファイル(default.cfg)の保存、設定ファイル(default.cfg)からのリストア手順を説明します。
AT-RADgate アプリケーションのバックアップ、リストアについては、「クイックツアー / AT-RADgateのバックアップとリストア」を参照してください。

Note
Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定ファイル(default.cfg)は、取得したときのファームウェアバージョンと、同じファームウェアバージョンでのみリストアができます。例えば、ファームウェアバージョン 1.11.1でバックアップした設定ファイルは、ファームウェアバージョン 1.11.1でのみリストアできます。そのため、使用するファームウェアバージョンで設定ファイルを取得していない場合には、設定のリストアはできません。再度設定が必要になります。

設定ファイルの保存

Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定を変更したり、アプリケーションを起動状態にした場合には、画面上部のナビゲーションバーにある「保存」ボタンがオレンジ色に変わります。クリックすることで、Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定内容が保存されます。

「保存」ボタンをクリックすると、「ファイル管理」画面に「default.cfg」というファイルが作成されます(既に存在していた場合は上書きされます)。
このファイルには、「保存」ボタンをクリックした時点のAllied Telesis コンテナプラットフォームの設定内容が保存されますので、設定内容のバックアップファイルとして使用できます。

設定ファイルのバックアップ手順

設定用コンピューターにAllied Telesis コンテナプラットフォームの設定ファイルをバックアップする手順を説明します。
  1. Allied Telesis コンテナプラットフォームにログインして、必要な設定を行います。
  2. 設定が完了したら、画面上部のナビゲーションバーにある「保存」ボタンをクリックします。

  3. 「Allied Telesis コンテナプラットフォーム」/「ファイル管理」画面を開いて、「default.cfg」ファイルを確認します。

  4. 「default.cfg」ファイルの横にある「下矢印(ダウンロード)」ボタンをクリックします。

  5. Webブラウザーの表示に従って、「default.cfg」ファイルを保存します。
Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定ファイルのバックアップは以上です。

設定ファイルのリストア手順

運用中のAllied Telesis コンテナプラットフォームを、以前に作成したバックアップの状態に復元します。
設定ファイルのリストアは、次の手順で行います。
Note
リストアするためには、Allied Telesis コンテナプラットフォームを再起動する必要があります。
Note
Allied Telesis コンテナプラットフォームの再起動が完了するまで、「保存」ボタンをクリックしないでください。
「保存」ボタンをクリックした時点の設定内容で「default.cfg」ファイルが作成されるため、以前に作成したバックアップの状態に復元できません。
  1. Allied Telesis コンテナプラットフォームにログインして、「Allied Telesis コンテナプラットフォーム」/「ファイル管理」画面を表示します。
  2. 「default.cfg」ファイルの横にある「ゴミ箱(削除)」ボタンをクリックします。

  3. 確認画面が表示されますので、「削除」ボタンをクリックします。

    Note
    「保存」ボタンがオレンジ色に変わりますが、クリックしないでください。
    「保存」ボタンをクリックすると、「default.cfg」ファイルが作成されます。
  4. 「アップロード」ボタンをクリックします。

  5. 以前に保存した「default.cfg」ファイルを選択して、「開く」ボタンをクリックします。

  6. 「default.cfg」ファイルを確認します。

    Note
    「保存」ボタンがオレンジ色に変わりますが、クリックしないでください。上記手順でアップロードした「default.cfg」ファイルの設定内容が、「保存」ボタンをクリックした時点の設定内容に上書きされます。
  7. 「再起動」ボタンをクリックして、Allied Telesis コンテナプラットフォームを再起動します。

Allied Telesis コンテナプラットフォームの設定ファイルのリストアは以上です。