このリリースノートは、リファレンスマニュアルに記載されていない内容や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。
AT-VST-VRT(本製品)は、ネットワークの統合管理に必要な各種アプリケーションをパッケージ化した仮想化環境対応ソフトウェアです。
パッケージバージョン、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン、各種アプリケーションのソフトウェアバージョンを、次の表に示します。
パッケージバージョン | AT-VST-VRTの ファームウェアバージョン | Vista Manager アプリケーションの ソフトウェアバージョン | Wireless Controller アプリケーションの ソフトウェアバージョン | AMF Security アプリケーションの ソフトウェアバージョン | AMF Cloud アプリケーションの ソフトウェアバージョン | Trap Receiver アプリケーションの ソフトウェアバージョン | SNMP Plug-in アプリケーションの ソフトウェアバージョン |
3.5.2 | 3.5.2 (VST-VRT-3.5.2.iso) | 3.9.1 | 3.9.1 | 2.3.2 | 5.5.2-0.1 | 2.5.0 | 2.8.1 |
パッケージバージョン 3.5.1 から 3.5.2 のバージョンアップでは、Vista ManagerおよびWireless Controller アプリケーションだけが更新されており、AT-VST-VRT ファームウェアおよびその他のアプリケーションは更新されていません。
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.4.1から 3.5.1への更新内容については、「AT-VST-VRT リリースノート 3.5.1(613-002975 Rev.E_1)」をご参照ください。
パッケージバージョンごとに、サポートするAT-VST-VRTのファームウェア、各アプリケーションのバージョンが決まっています。アプリケーションご利用の有無によらず、正しい組み合わせでお使いください。
パッケージバージョン 3.5.2 がサポートする各アプリケーションのバージョンと、各バージョンに対応するドキュメント(マニュアル、リリースノート)は以下のとおりです。
パッケージバージョン 3.5.2 へのアップデート時には、AT-VST-VRTのファームウェア、すべてのアプリケーションのバージョンを、下記のサポート対象バージョンにアップデートしてください。アップデート手順は「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」に記載されています。
また、 各アプリケーションの使用方法、変更点や制限事項は、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートに掲載されておりますので、本製品のご使用にあたっては、AT-VST-VRTのドキュメントに加え、使用するアプリケーションのマニュアル、リリースノートもあわせてご参照ください。
これらのドキュメントは弊社ホームページに掲載されています。
http://www.allied-telesis.co.jp/
製品 | ファームウェアバージョン | ドキュメント | パーツ番号 |
AT-VST-VRT | 3.5.2 | ||
AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.2 | 613-002977 Rev.G | ||
AT-VST-VRT リリースノート(本ドキュメント) | 613-002975 Rev.F | ||
パッケージバージョン 3.5.2 がサポートするアプリケーション | |||
---|---|---|---|
アプリケーション | ソフトウェアバージョン | ドキュメント | パーツ番号 |
Vista Manager | 3.9.1 | AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル 3.9.1
※Wireless Controllerについては「AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.9.1」を、Trap Receiverについては「Trap Receiver(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.5.0」を、SNMPプラグインについては「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.8.1」をご参照ください | 613-002979 Rev.F |
AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート (Wireless Controller、Trap Receiver、SNMPプラグインに関する記述を含みます) | 613-002981 Rev.H | ||
Wireless Controller | 3.9.1 | AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.9.1 | 613-002980 Rev.F |
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください | |||
Trap Receiver | 2.5.0 | Trap Receiver(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.5.0 | 613-002982 Rev.D |
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください | |||
SNMP Plug-in | 2.8.1 | SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.8.1 | 613-002983 Rev.E_1 |
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください | |||
AMF Security | 2.3.2 | AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.3.2 | 613-003022 Rev.B |
AMF Security(AT-VST-VRT版)リリースノート | 613-003023 Rev.B | ||
AMF Cloud | 5.5.2-0.1 | AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.2 | 613-002974 Rev.E |
AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リリースノート | 613-002973 Rev.E |
構成 | AT-VST-VRT上で動作 | 他の装置で動作 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Vista Manager | Wireless Controller | Trap Receiver | SNMP Plug-in | AMF Security | AMF Cloud | AMF Security | AMFマスター | |
1 | 〇 | 〇 | - | 〇 | - | 〇 | - | - |
2 | 〇 | 〇 | 〇 | - | - | 〇 | - | - |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | 〇 (2.2.0) | - |
4 | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | - | 〇 (5.5.1-2.1) |
5 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 (5.5.1-2.1) |
6 ※ | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | - | 〇 (5.5.2-0.1) |
7 ※ | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 (5.5.2-0.1) |
※ AT-VST-VRT上で動作する各アプリケーションのバージョンは、前記「AT-VST-VRT バージョン 3.5.2 がサポートするアプリケーション」に記載しているバージョンです。
パッケージバージョン 3.5.2(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.2)へのバージョンアップは、パッケージバージョン 1.2.1(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 1.2.1)以降からのみ可能です。
詳しくは、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.2」の「付録 / AT-VST-VRTのバージョンアップ」をご参照ください。
なお、各アプリケーションのバージョンアップについての制限事項は、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.2」に加え、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートにも掲載されておりますので、あわせてご参照ください。
サポートするアプリケーションに関して、下記の変更が行われました。
各アプリケーションの使用方法、旧バージョンからの変更点や現バージョンでの制限事項については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」記載のマニュアル、リリースノートをご参照ください。
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.2には、以下の制限事項があります。
大量のデータ受信で仮想マシンが一時的にビジー状態になると下記のようなログが出力されることがありますが、ログのみの問題で動作に影響ありません。
kern err kernel e1000 0000:00:03.0 eth0: Reset adapter kern warning kernel ------------[ cut here ]------------ kern warning kernel WARNING: CPU: 0 PID: 0 at net/sched/sch_generic.c:468 dev_watchdog+0x247/0x250 ...
AT-VST-VRTを2バージョン以上前からアップデートした場合、設定画面にログイン後、「デプロイ済みアプリケーション一覧」の各アプリケーションのイメージ欄に警告メッセージと「鍵に斜線のアイコン」(.appファイルの署名が確認できないことを示す)が表示されます。
アプリケーションをアップデートすると表示は消えますが、Trap Receiver アプリケーションなど以前のパッケージとバージョンが変わらない場合は、旧パッケージのアプリケーションと判定されてしまい「鍵に斜線のアイコン」が表示されたままになることがあります。
この状態でもアプリケーションの動作には影響しません。
表示を消すためにはアプリケーションを削除、再作成してください。
「インターフェース管理」画面でインターフェースを作成したとき、「ログ」画面に下記のようなerrレベルのログメッセージが出力されますが、動作には影響しません。
/etc/systemd/network/eth4.4.network:4: Not a valid MAC address, ignoring assignment:
※ bond1がbr1に所属している場合
AT-VST-VRT、および、各アプリケーションのリファレンスマニュアルに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外です。
最新マニュアルの入手先については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」をご覧ください。