PN: 613-002975 Rev.G
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AT-VST-VRT リリースノート


このリリースノートは、リファレンスマニュアルに記載されていない内容や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。

AT-VST-VRT(本製品)は、ネットワークの統合管理に必要な各種アプリケーションをパッケージ化した仮想化環境対応ソフトウェアです。
パッケージバージョン、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン、各種アプリケーションのソフトウェアバージョンを、次の表に示します。

パッケージバージョン AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
3.5.3 3.5.3
(VST-VRT-3.5.3.iso)
3.9.2 3.9.1 2.4.0 5.5.2-1.1 2.5.0 2.8.1
対応アプリケーションバージョンとドキュメント

パッケージバージョン 3.5.3 がサポートする各アプリケーションのバージョンと、各バージョンに対応するドキュメント(マニュアル、リリースノート)は以下のとおりです。

パッケージバージョン 3.5.3 へのアップデート時には、AT-VST-VRTのファームウェア、すべてのアプリケーションのバージョンを、下記のサポート対象バージョンにアップデートしてください。アップデート手順は「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」に記載されています。

また、 各アプリケーションの使用方法、変更点や制限事項は、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートに掲載されておりますので、本製品のご使用にあたっては、AT-VST-VRTのドキュメントに加え、使用するアプリケーションのマニュアル、リリースノートもあわせてご参照ください。

これらのドキュメントは弊社ホームページに掲載されています。

http://www.allied-telesis.co.jp/

製品 ファームウェアバージョン ドキュメント パーツ番号
AT-VST-VRT 3.5.3
AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.3 613-002977 Rev.H
AT-VST-VRT リリースノート(本ドキュメント) 613-002975 Rev.G
パッケージバージョン 3.5.3 がサポートするアプリケーション
アプリケーション ソフトウェアバージョン ドキュメント パーツ番号
Vista Manager 3.9.2 AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル 3.9.1

※ソフトウェアバージョンは 3.9.2ですが、マニュアルのバージョンは 3.9.1となります。

※Wireless Controllerについては「AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.9.1」を、Trap Receiverについては「Trap Receiver(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.5.0」を、SNMPプラグインについては「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.8.1」をご参照ください
613-002979 Rev.F
AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート
(Wireless Controller、Trap Receiver、SNMPプラグインに関する記述を含みます)
613-002981 Rev.J
Wireless Controller 3.9.1 AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.9.1 613-002980 Rev.F
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください
Trap Receiver 2.5.0 Trap Receiver(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.5.0 613-002982 Rev.D
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください
SNMP Plug-in 2.8.1 SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.8.1 613-002983 Rev.E_1
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください
AMF Security 2.4.0 AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.4.0 613-003022 Rev.C
AMF Security(AT-VST-VRT版)リリースノート 613-003023 Rev.C
AMF Cloud 5.5.2-1.1 AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.2 613-002974 Rev.F
AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リリースノート 613-002973 Rev.F
確認済みアプリケーションの組み合わせ
パッケージバージョン 3.5.3 での確認済みアプリケーションの組み合わせは以下のとおりです。

構成 AT-VST-VRT上で動作 他の装置で動作
Vista Manager Wireless Controller Trap Receiver SNMP Plug-in AMF Security AMF Cloud AMF Security AMFマスター
1 - - - -
2 - - - -
3 -
(2.2.0)
-
4 - -
(5.5.1-2.1)
5 - -
(5.5.1-2.1)
6 - -
(5.5.2-0.1)
7 - -
(5.5.2-0.1)

※ AT-VST-VRT上で動作する各アプリケーションのバージョンは、前記「AT-VST-VRT バージョン 3.5.3 がサポートするアプリケーション」に記載しているバージョンです。

  • 2.1.1
    パッケージバージョン 3.5.3へのバージョンアップ時の注意

    パッケージバージョン 3.5.3(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.3)へのバージョンアップは、パッケージバージョン 3.3.1(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.3.1)以降からのみ可能です。

    詳しくは、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.3」の「付録 / AT-VST-VRTのバージョンアップ」をご参照ください。

    なお、各アプリケーションのバージョンアップについての制限事項は、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.3」に加え、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートにも掲載されておりますので、あわせてご参照ください。

  • 2.1.2
    AMF Security ソフトウェアバージョン 2.4.0へのバージョンアップ時の注意

    パッケージバージョン 3.5.3(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.3)に含まれるAMF Security ソフトウェアバージョン 2.4.0へのバージョンアップを行うと、バージョンアップ前のAMF Securityの認証データは削除されます。そのため、バージョンアップを行う前に必ずバックアップを取得してください。

    バージョンアップの手順は、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.3」、「AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.4.0」、「AMF Security(AT-VST-VRT版)リリースノート」にも掲載されておりますので、あわせてご確認ください。

  • 3.1.1
    サポートするアプリケーション

    サポートするアプリケーションに関して、下記の変更が行われました。
    各アプリケーションの使用方法、旧バージョンからの変更点や現バージョンでの制限事項については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」記載のマニュアル、リリースノートをご参照ください。

    • Vista Manager アプリケーションのサポート対象バージョンを 3.9.2 に変更しました。
    • AMF Security アプリケーションのサポート対象バージョンを 2.4.0 に変更しました。
    • AMF Cloud アプリケーションのサポート対象バージョンを 5.5.2-1.1 に変更しました。
  • 3.1.2
    AMF Security テクニカルサポート情報(技術サポート情報)の取得

    本バージョンより、AT-VST-VRTの管理画面でもAMF Security アプリケーションのテクニカルサポート情報(技術サポート情報)を取得できるようになりました。

    以下の画面の「テクニカルサポート情報の生成」ボタンをクリックすると、AT-VST-VRTのストレージにファイルが出力されます。生成されたファイルは「システム」/「ファイル管理」画面でダウンロードできます。

    • 「システム」/「ファイル管理」画面
    • 「AMF Security」画面
    上記で取得できるファイルの内容は、AMF Securityの「システム設定」/「システム情報」画面で取得する内容と同一です。
  • 3.1.3
    AMF Cloud テクニカルサポート情報(技術サポート情報)の取得
    本バージョンより、AT-VST-VRTの管理画面でもAMF Cloud アプリケーションのテクニカルサポート情報(技術サポート情報)を取得できるようになりました。
  • 4.1.1
    鍵交換アルゴリズムの強化
    DHE(Diffie-Hellman鍵交換)に使用するビット長を2048ビット以上に変更しました。

パッケージバージョン 3.5.2 から 3.5.3 へのバージョンアップにおいて、以下の項目が修正されました。

  • 5.1 [R274308]
    実行基盤(ACP)の内部エラーや電源強制OFF等により、まれにコンテナが破損してLVMボリュームサイズチェックエラーによるメモリーリークが発生する場合がありましたが、メモリーリークが発生しないよう修正しました。
  • 5.2 [R274509]
    ユーザー用のパスワードを入力する際、「&」を使用できませんでしたが、これを修正しました。
  • 5.3 [R268816]
    Libxml2に関する脆弱性(CVE-2022-23308)への対策を行いました。
  • 5.4 [R269524]
    zlibに関する脆弱性(CVE-2018-25032)への対策を行いました。
  • 5.5 [R273338]
    OpenSSLに関する脆弱性(CVE-2022-1292)への対策を行いました。
  • 5.6 [R274604]
    PCRE2に関する脆弱性(CVE-2022-1587)への対策を行いました。
  • 5.7 [R278353]
    Linuxに関する脆弱性(CVE-2022-32250)への対策を行いました。

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.3には、以下の制限事項があります。

  • 6.1.1 [R226019]

    大量のデータ受信で仮想マシンが一時的にビジー状態になると下記のようなログが出力されることがありますが、ログのみの問題で動作に影響ありません。

    kern err kernel e1000 0000:00:03.0 eth0: Reset adapter
    kern warning kernel ------------[ cut here ]------------
    kern warning kernel WARNING: CPU: 0 PID: 0 at net/sched/sch_generic.c:468 dev_watchdog+0x247/0x250
    ...
    
  • 6.1.2 [R267543]

    AT-VST-VRTを2バージョン以上前からアップデートした場合、設定画面にログイン後、「デプロイ済みアプリケーション一覧」の各アプリケーションのイメージ欄に警告メッセージと「鍵に斜線のアイコン」(.appファイルの署名が確認できないことを示す)が表示されます。

    アプリケーションをアップデートすると表示は消えますが、Trap Receiver アプリケーションなど以前のパッケージとバージョンが変わらない場合は、旧パッケージのアプリケーションと判定されてしまい「鍵に斜線のアイコン」が表示されたままになることがあります。
    この状態でもアプリケーションの動作には影響しません。

    表示を消すためにはアプリケーションを削除、再作成してください。

  • 6.2.1 [R205024]
    「スタティック経路の追加」および「スタティック経路の編集」ダイアログで、「宛先ネットワーク」と「ゲートウェイ/インターフェース」の入力例として表示されるIPv6アドレスやvlanインターフェース名は未サポートです。
    「宛先ネットワーク」と「ゲートウェイ/インターフェース」は、IPv4アドレスで指定してください。
  • 6.2.2 [R203406]

    「インターフェース管理」画面でインターフェースを作成したとき、「ログ」画面に下記のようなerrレベルのログメッセージが出力されますが、動作には影響しません。

    /etc/systemd/network/eth4.4.network:4: Not a valid MAC address, ignoring assignment:
  • 6.2.3 [R217775]
    「ボンディング」画面で作成したbond1インターフェースは、次の場合に1回ダウン/アップします。
    • 新しいボンドを作成/削除した場合
    • br1に任意のポートを追加した場合
    • br1の下の任意のポートでVLANを変更した場合

    ※ bond1がbr1に所属している場合

  • 6.2.4 [R218093]
    「ボンド追加」画面でボンディングを新規作成する場合、既存のボンド番号を使用してボンディングを作成してもエラーが表示されません。番号が重複しないように作成してください。
    なお、既存のボンド番号を使用した際、ボンド種別(スタティックまたはLACP)を設定すると、既存のボンディングに上書きされますのでご注意ください。
  • 6.2.5 [R187968]
    「インターフェース管理」画面でインターフェースを削除しても、該当インターフェースが残っているように見えることがあります。この場合は、Webブラウザーの画面を再読み込みしてください。
  • 6.3.1 [R227732]
    AT-VST-VRT起動時、「ログ」画面に多数のログメッセージが出力されますが、これは起動時のみ出力されるログメッセージで、動作には影響しません。

AT-VST-VRT、および、各アプリケーションのリファレンスマニュアルに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外です。
最新マニュアルの入手先については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」をご覧ください。

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