各種操作 / スマートコネクト / SC共通設定の作成、編集、削除


SC共通設定の作成
SC共通設定の編集
SC共通設定の削除


ここではSC共通設定の作成、編集、削除の方法について説明します。
SC共通設定では、AWC-SCによるAP間無線通信を行うための設定を行います。

SC共通設定の作成

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
    SC共通設定一覧が表示されます。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「SC共通設定新規作成」画面が表示されます。
    Note
    登録されている管理グループすべてにSC共通設定が作成されている場合は、「新規作成」ボタンはクリックできません。

    表 1:SC共通設定
    項目名 説明
    SC共通設定
    SC共通設定名 SC共通設定名を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。(必須)
    カントリーコード(無線周波数帯の規制区域)を選択します。(必須)
    AVM EXの「ユーザー管理」画面にて「国コード」を設定している場合、設定された国コードがデフォルトとして選択されます。
    モデル AWC-SCの管理下に追加する無線APの機種を選択します。
    指定できる機種は次の通りです。
    • AT-TQ6702 GEN2
    • AT-TQ6602 GEN2
    • AT-TQ5403
    • AT-TQ5403e
    • AT-TQm5403
    Note
    AWC-SCは、AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403ファームウェアバージョン6.0.1-1.x以降、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2ファームウェアバージョン8.0.3-0.x以降にてサポートします。
    なお、SC共通設定の対象モデルとしてAT-TQ6602が表示されますが、未サポートですので選択しないでください。
    Note
    AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2と、AT-TQ5403/5403eやAT-TQm5403を同一のスマートコネクトネットワークに共存させることはできません。
    管理グループ SC共通設定を適用する管理グループを選択します。(必須)
    既に他のSC共通設定を作成済みの管理グループ名は表示されません。

    • 管理グループを検索:
      検索したいキーワードを入力します。
      現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
      検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
      Note
      大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    SC基本設定
    SC管理用SSID AWC-SCによるAP間無線通信を行うためのSSID(ネットワーク名)を入力します。(必須)
    デフォルトでは、「SC-Default-*****」(*****はランダムな大文字小文字の半角英字5文字)が自動的に設定されます。
    このSSIDはブロードキャストされず、同じSC共通設定が適用された無線AP同士のみで通信を行うため、通常はデフォルトから変更する必要はありません。
    セキュリティキー(WPA-PSK) 暗号キーが63文字のランダムな半角英数字で自動的に設定されます。変更はできません。
    自動認識 新規無線APからのビーコンを自動認識するか否かを「有効」または「無効」で指定します。
    デフォルトは「有効」です。

    • 「有効」を指定すると工場出荷状態の無線APをAWC-SC管理下に参加させることができます。
      新規無線APからのビーコンを自動認識し、ビーコンのMACアドレスがAWCプラグインに登録されている場合はこれを管理下に接続します。
      Note
      自動認識を使用する場合、構築するネットワーク上で、ネットワークアドレス172.31.0.0/24は使用できません。
      Note
      電波環境によっては、自動認識に非常に時間がかかる場合があります。その場合は無線APを直接AWCプラグインの所属するネットワークに接続して設定を行ってください。
    • 「無効」を指定するとビーコンの自動認識を行いません。この場合は、工場出荷状態の無線APをAP間無線通信のみで初期設定することはできません。無線APを有線接続で加入させることのみ可能です。
    SC無線設定
    チャンネル設定 AP間無線通信に使用するチャンネルの選択方式を、「自動」、「固定」から選択します。
    デフォルトは「自動」です。

    • 「自動」を選択した場合、「使用帯域」で指定した帯域に相当するチャンネルからAWCプラグインが自動的に選択します。
      Note
      AP共通設定にて、AWC-SCを使用する無線バンドで特定のチャンネルを指定している場合、SC共通設定ではチャンネル設定を「自動」に設定しないでください。「自動」に設定した場合、AP共通設定で意図したチャンネル以外を使用してしまう場合があります。
      Note
      SC共通設定にてチャンネル設定を「自動」に設定した場合、AWC計算を実行し、適用することで、スマートコネクトネットワークに所属する無線APのSC管理用SSIDが使用する無線チャンネルを同じチャンネルに設定する必要があります。
      該当のSC共通設定を適用する無線APを有線接続で初めて管理下に追加するとき(または設定適用を行うとき)は、管理下に追加後、AWC機能の計算・適用を行ってください。
    • 「固定」を選択した場合、別途「チャンネル選択」で使用するチャンネルを指定します。
    使用帯域 AP間無線通信に使用する無線の帯域を「2.4 GHz」(無線1)、「5 GHz Low」(無線2:W52)から選択します。
    デフォルトは「2.4 GHz」です。
    Note
    AWC-SCを使用する無線バンドでは、他のVAPは自動的に無効に設定されます。
    使用帯域幅 AP間無線通信に使用する帯域幅を選択します。
    「使用帯域」の設定により、選択肢が異なります。いずれの場合も、デフォルトは「20MHz」です。

    • 2.4 GHz:
      「20MHz」、「40MHz」から選択します。
    • 5 GHz Low:
      「20MHz」、「40MHz」、「80MHz」から選択します。
    チャンネル選択 「チャンネル設定」にて「固定」を選択した場合、AP間無線通信に使用するチャンネルを指定します。
    無線AP一覧
      AWC-SCの対象となる無線APを選択します。
    一覧には、「SC共通設定」の「管理グループ」で指定した管理グループ配下の無線APがすべて一覧表示されます。
    詳細については、「各種操作」/「スマートコネクト」/「対象無線APの選択」をご覧ください。
    Note
    管理グループにAWC-SCをサポートする無線APと非サポートの無線APが混在する場合は、SC共通設定編集画面の「無線AP一覧」にて、AWC-SCを非サポートの無線APに対し、スマートコネクトを「無効」に設定する必要があります。
    無線AP一覧にてスマートコネクトが「有効」に設定されていると、スマートコネクト非対応無線APであっても、無線チャンネルなどに意図しない設定を使用してしまう場合があります。
  3. SC共通設定、SC基本設定、SC無線設定の各項目を設定します。
  4. ここまでの設定を一旦保存する場合は、コンテンツ欄右上の「追加」ボタンをクリックします。
    そのままAWC-SCの管理対象とする無線APの選択を行う場合は、「各種操作」/「スマートコネクト」/「対象無線APの選択」の手順4から続けます。

SC共通設定の編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
  2. SC共通設定一覧から編集するSC共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. SC共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
  4. 編集したい情報の編集を行います。
  5. コンテンツ欄右上の「保存」ボタンをクリックします。

SC共通設定の削除

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
  2. SC共通設定一覧から編集するSC共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. SC共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「削除」ボタンをクリックします。
  4. 「確認」ダイアログが表示されます。
  5. 「削除」ボタンをクリックします。