interface

モード: トラフィックコントロールモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-tc)# interface IFNAME {overhead {<0-512>|ethernet} & virtual-bandwidth BANDWIDTH & system-bandwidth <1-99>}

(config-tc)# no interface IFNAME {overhead & virtual-bandwidth & system-bandwidth}


出力インターフェース固有のQoS設定(帯域計算の対象範囲、仮想帯域、システム帯域)を行う。
no形式で実行した場合はインターフェースから指定したQoS設定を削除する。


パラメーター

IFNAME インターフェース名
overhead {<0-512>|ethernet} トラフィックレートの計算時に考慮する1パケットあたりのオーバーヘッド(バイト)。キーワード「ethernet」は 24(バイト)を指定したのと同じ意味。これは、Ethernetインターフェースを想定したもので、プリアンブル、FCS、フレーム間ギャップ(IFG)相当分 24バイトを各パケット本体のサイズに加算して帯域を計算する。初期値は0
virtual-bandwidth BANDWIDTH 仮想帯域(最大送出トラフィックレート)。本項目設定時は、対象インターフェースからの送出レートが指定した帯域までに制限される。単位として「kbit」(Kbps)、「mbit」(Mbps)、「gbit」(Gbps)のいずれかを指定すること。有効範囲は 1kbit 〜 100gbit。初期状態では未設定だが、QoS機能を使用する場合はつねに仮想帯域の設定を行うことを推奨する
system-bandwidth <1-99> 暗黙のシステムクラスに割り当てる帯域。対象インターフェースの実帯域(仮想帯域未設定時)あるいは仮想帯域に対するパーセンテージ(%)で指定する。初期値は5


使用例

■ eth1インターフェースでのトラフィックレート計算時にEthernetのプリアンブル、FCS、IFGを考慮するよう設定する。

awplus(config)# traffic-control
awplus(config-tc)# interface eth1 overhead ethernet


■ eth1インターフェースの仮想帯域(最大送出トラフィックレート)を50000Kbpsに設定する。

awplus(config)# traffic-control
awplus(config-tc)# interface eth1 virtual-bandwidth 50000kbit


■ eth1インターフェースの仮想帯域設定を削除する。

awplus(config)# traffic-control
awplus(config-tc)# no interface eth1 virtual-bandwidth


■ eth1から送出されるシステムトラフィックに対し、インターフェース帯域(実帯域または仮想帯域)の15%を割り当てるよう設定する。

awplus(config)# traffic-control
awplus(config-tc)# interface eth1 system-traffic 15


注意・補足事項

■ 802.1Qサブインターフェース(ethX.Y、tunnelX.Yなど)には仮想帯域を設定しないこと(設定しても無効)。なお、トラフィックシェーピングルールの出力インターフェースがサブインターフェースであっても問題はない。


コマンドツリー

traffic-control (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- interface(トラフィックコントロールモード)


関連コマンド

show traffic-control(特権EXECモード)
show traffic-control interface(特権EXECモード)
traffic-control enable(トラフィックコントロールモード)



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