ip address negotiated

モード: インターフェースモード
カテゴリー: PPP / 一般設定


(config-if)# ip address negotiated [A.B.C.D]

(config-if)# no ip address negotiated


対象PPPインターフェースにおいて、IPCPによるIPアドレスの自動取得を有効にする。
no形式で実行した場合は、IPCPによるIPアドレスの自動取得を無効にする。
初期設定は無効。

PPP接続時には、IPCPネゴシエーションによってIPアドレスだけでなくDNSサーバーアドレスも取得できる。DNSサーバーアドレスを取得するかどうかは、ppp ipcp dnsコマンドで設定する(初期設定では取得しない)。


パラメーター

A.B.C.D デフォルトIPアドレス。接続相手からIPアドレスを取得できなかった場合は、対象PPPインターフェースのIPアドレスとしてこのアドレスを使用する。本パラメーター省略時および0.0.0.0指定時は、接続相手からIPアドレスを取得できなかった場合に該当PPPインターフェースがdown状態のままとなる


使用例

■ ppp0インターフェースのIPアドレスをIPCPで要求するよう設定する。

awplus(config)# interface ppp0
awplus(config-if)# ip address negotiated


■ ppp0インターフェースのIPアドレスをIPCPで要求するよう設定する。ここではデフォルトIPアドレスを指定して、IPアドレスを取得できなかった場合は10.10.10.10を使用するよう指示している。

awplus(config)# interface ppp0
awplus(config-if)# ip address negotiated 10.10.10.10


注意・補足事項

■ 本コマンドはPPPインターフェース(pppX)でのみ有効。

■ 本コマンドはip addressコマンドによるIPアドレスの固定設定とは併用不可。本コマンドとip addressコマンドは後から設定したほうが有効になる。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- ip address negotiated(インターフェースモード)


関連コマンド

encapsulation ppp(インターフェースモード)
ip address(インターフェースモード)
ppp ipcp dns(インターフェースモード)
show ip interface(非特権EXECモード)



(C) 2016 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002311 Rev.A