policy

モード: トラフィックコントロールモード --> トラフィックコントロール・ポリシーモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-tc)# policy NAME SCHED

(config-tc)# policy NAME

(config-tc)# no policy NAME


QoSポリシーを作成し、QoSポリシーの設定を行うためのトラフィックコントロール・ポリシーモードに移行する。
no形式で実行した場合は指定したQoSポリシーを削除する。この場合はトラフィックコントロールモードのまま移動しない。

なお、単に「policy NAME」とした場合は、第一階層クラスの設定を行うためのトラフィックコントロール・ポリシーモードに移行する(指定したポリシーがすでに存在していることが前提)。


パラメーター

NAME ポリシー名
SCHED 第一階層のクラス間におけるキュー制御方式。下記から選択する
priority PQ(絶対優先キュー)
wrr WRR(重み付きラウンドロビン)
htb HTB(階層型トークンバケット)


使用例

■ 第一階層のクラス間でPQを使うQoSポリシー「qos-pq」を作成する。

awplus(config-tc)# policy qos-pq priority
awplus(config-tc-policy)# 


■ 既存QoSポリシー「qos-pq」の設定を行うため、トラフィックコントロールモードに移動する。

awplus(config-tc)# policy qos-pq
awplus(config-tc-policy)# 


■ QoSポリシー「qos-pq」を削除する。

awplus(config-tc)# no policy qos-pq
awplus(config-tc)# 


注意・補足事項

■ 1つのQoSポリシーを複数のインターフェースに関連付けることは可能だが、1つの出力インターフェースに関連付けられるQoSポリシーは1つだけ。ruleコマンドのtoパラメーターで指定するエンティティー(DST_ENTITY)に関連付けられたインターフェースが「出力インターフェース」、policyパラメーターで指定するクラスを束ねるQoSポリシーが「QoSポリシー」となる。


コマンドツリー

traffic-control (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- policy(トラフィックコントロールモード)
         |
         +- class(htb)(トラフィックコントロール・ポリシーモード)
         +- class(priority)(トラフィックコントロール・ポリシーモード)
         +- class(wrr)(トラフィックコントロール・ポリシーモード)


関連コマンド

rule(トラフィックコントロールモード)
show traffic-control policy(特権EXECモード)



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