router vrrp

モード: グローバルコンフィグモード --> VRRPモード
カテゴリー: IPルーティング / VRRP


(config)# [no] router vrrp <1-255> IFNAME


指定したIPインターフェース上にバーチャルルーターを作成し、設定のためのVRRPモードに移行する。すでに指定したバーチャルルーターが存在している場合は、該当バーチャルルーターの設定をするためVRRPモードに移行する。
no形式で実行した場合はバーチャルルーターの設定(VRRPモード以下で行う設定すべて)を削除する。この場合、グローバルコンフィグモードのまま移動しない。

本コマンドで作成した直後のバーチャルルーターは無効になっている。

バーチャルルーターの動作を有効にするためには、少なくともバーチャルIPアドレスの指定(virtual-ipコマンド)を行った上で、enableコマンドを実行する。

VRRPモードからグローバルコンフィグモードに戻るにはexitコマンド(空行でCtrl/Dを押しても同じ)を、特権EXECモードに戻るにはendコマンド(Ctrl/Zキー)を使う。


パラメーター

<1-255> バーチャルルーターID(VRID)
IFNAME 該当バーチャルルーターが使用するIPインターフェース。VLANインターフェースのみサポート


使用例

■ vlan100上にバーチャルルーター(VRID=100)を作成し、設定を開始する。

awplus(config)# router vrrp 100 vlan100
awplus(config-router)# 


■ vlan100上のバーチャルルーター(VRID=100)の設定を削除する。動作中のバーチャルルーターは削除できないことに注意。

awplus(config)# no router vrrp 100 vlan100
% You must disable this session first
awplus(config)# router vrrp 100 vlan100
awplus(config-router)# disable
awplus(config-router)# exit
awplus(config)# no router vrrp 100 vlan100
awplus(config)# 




注意・補足事項

■ 本コマンドをno形式で実行する場合は、あらかじめdisableコマンドでバーチャルルーターの動作を無効化しておくこと。

■ バーチャルルーターはVRIDとIPインターフェース(IFNAMEパラメーター)の組によって一意に識別される。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- router vrrp(グローバルコンフィグモード)
         |
         +- advertisement-interval(VRRPモード)
         +- circuit-failover(VRRPモード)
         +- disable(VRRPモード)
         +- enable(VRRPモード)
         +- ha associate(VRRPモード)
         +- preempt-mode(VRRPモード)
         +- priority(VRRPモード)
         +- transition-mode(VRRPモード)
         +- virtual-ip(VRRPモード)
         +- virtual-ipv6(VRRPモード)


関連コマンド

end(任意のコンフィグモード)
exit(任意のモード)
show vrrp(非特権EXECモード)



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