vlan

モード: VLANモード
カテゴリー: L2スイッチング / バーチャルLAN


(config-vlan)# vlan VLANRANGE [name VLANNAME] [state {enable|disable}]

(config-vlan)# no vlan VLANRANGE


VLANを定義、または、定義済みVLANの名前や状態を変更する。
no形式で実行した場合は、指定したVLANを削除する。


パラメーター

VLANRANGE VLAN ID(VID)。2〜4094の範囲から選択する。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能
name VLANNAME VLAN名。VLAN IDを複数指定した場合は指定できない。最大32文字。使用可能な文字は半角英数字と記号(! # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~)。大文字小文字を区別する。省略時は「VLANXXXX」(XXXXは4桁のVLAN ID)となる。VLAN名はshow vlanコマンドなどで表示される単なる説明文字列(メモ)であり、コマンド中におけるVLANの指定や通信に用いられることはないが、他のVLANと同じ名前を指定することはできない
state {enable|disable} VLANの状態(該当VLANに所属するパケットの転送を行うかどうか)。enabled(転送有効)、disable(転送無効)から選択する。VLAN作成時の初期値はenable


使用例

■ vlan100を作成する。ここでは、メモとして「silver」という名前を付けている。

awplus(config)# vlan database
awplus(config-vlan)# vlan 100 name silver


■ VLAN 10、20、30、40〜49を一度に作成する。

awplus(config)# vlan database
awplus(config-vlan)# vlan 10,20,30,40-49


注意・補足事項

■ VLAN名にスペースは使用できない。

■ VLANを指定するパラメーターを持つコマンドの中には、参照先VLANがno vlanで削除された場合に、ランニングコンフィグから自動的に削除されるものとされないものがある。VLANを削除したときは、ランニングコンフィグ上に該当VLANを指定している関連コマンドが残っていないか確認し、残っていた場合は手動で削除すること。

■ スタートアップコンフィグなしの状態で起動した場合、vlan4091、4092は作成できない。vlan4091、4092を使用する場合は、スタートアップコンフィグの実体ファイルが存在する状態で起動してから、本コマンドでvlan4091、4092を作成すること。スタートアップコンフィグの実体ファイルは、show bootコマンドの「Current boot config」欄で確認可能。


コマンドツリー

vlan database (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- vlan(VLANモード)


関連コマンド

show interface switchport(非特権EXECモード)
show vlan(非特権EXECモード)
switchport access vlan(インターフェースモード)
switchport mode(インターフェースモード)
switchport trunk allowed vlan(インターフェースモード)
switchport trunk native vlan(インターフェースモード)



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