[index] AT-AR2050V/AT-AR3050S/AT-AR4050S コマンドリファレンス 5.4.7
Noteここでは、LAN側スイッチのフォワーディングデータベースについて述べています。ソフトウェアブリッジについては、「ブリッジング」の「一般設定」をご覧ください。
Note本マニュアルでは「LANポート」のことを、スイッチ製品にならって「スイッチポート」と表記しています。「LANポート」と「スイッチポート」は同じ意味ですので、適宜読み替えてください。また同様に、「スイッチ」は「LAN側スイッチ」のことを表しています。
ステーションが所属するVLAN | |
ステーションのMACアドレス | |
ステーションが存在するポート(アクションがdiscardのときは意味を持たない) | |
該当ステーション宛てフレームの処理方法。転送(forward)と破棄(discard)がある |
学習機能により自動的に登録されたエントリー。一定時間受信がなかったエントリーは削除される(エージング)。また、システムを再起動すると、すべてのエントリーが削除される | |
管理者が手動で登録したエントリー。エージングによって削除されることはない。設定をファイルに保存すれば、再起動後にも使用できる。また、特定アドレス宛てのフレームを破棄するよう設定することもできる。mac address-table staticコマンドで登録する |
awplus> show mac address-table ↓ VLAN port mac fwd 1 port1.0.1 0001.0001.0001 forward static 1 port1.0.1 0009.4138.0280 forward dynamic 1 port1.0.1 0009.414c.a1c0 forward dynamic 1 port1.0.1 0021.9bfc.4508 forward dynamic 1 port1.0.1 0023.329b.0a96 forward dynamic 1 port1.0.1 0024.e808.aca5 forward dynamic 1 port1.0.1 0080.87eb.a74c forward dynamic 1 CPU eccd.6d20.c0a3 forward static
awplus# clear mac address-table dynamic ↓
awplus# clear mac address-table dynamic address 0009.414c.a1c0 ↓
awplus(config)# no mac address-table acquire ↓
awplus(config)# mac address-table acquire ↓
Note学習機能をオフにすると宛先アドレスがデータベースに登録されていない状態となるため、同一のVLANに所属するすべてのポート(受信ポートを除く)からフレームを出力します(フラッディング)。
awplus(config)# mac address-table ageing-time 600 ↓
Noteパケットを受信しなくなってから実際にアドレスが削除されるまでの時間は、タイミングにより「エージングタイム設定値」~「エージングタイム設定値×2」の範囲で変動します。
Note該当エントリーを宛先とする通信が発生している場合は、エージングタイムを経過してもアドレスは削除されません。
awplus(config)# mac address-table static 0000.f412.3456 forward interface port1.0.3 vlan 10 ↓
awplus(config)# mac address-table static 0000.f4ab.cdef discard interface port1.0.6 vlan 10 ↓
awplus(config)# no mac address-table static 0000.f412.3456 forward interface port1.0.3 vlan 10 ↓
Noteフォワーディングデータベースの検索キーは入力VLAN IDと宛先MACアドレスなので、スタティックエントリーの操作時はこの2つを意識して正しく指定してください。さらに削除時は、これらのパラメーターに加えて、転送先ポートの指定が登録内容と一致していないと希望のエントリーが削除されないので注意が必要です。
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