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CentreCOM AR550S 設定例集 2.9 #185

PPPoEによる端末型インターネット接続+IPv6ブリッジによるフレッツ・スクウェア ネクスト(NTT東日本)接続


NTT東日本のフレッツ・スクウェア ネクストに接続するための設定例です。

インターネットへの接続はPPPoE(ppp0)経由で行い、フレッツ・スクウェア ネクストへの接続はIPv6ブリッジ機能を用いてLAN側のネットワークから直接通信します。

表 1:ISPから提供されたインターネット接続情報
接続方式 PPPoE
PPPユーザー名 user@isp
PPPパスワード isppasswd
PPPoEサービス名 指定なし
WAN側IPアドレス(ppp0) グローバルアドレス1個(動的割り当て)

表 2:フレッツ・スクウェア ネクスト接続情報
接続方式 ブリッジ
フレッツ・スクウェア ネクスト専用URL http://flets-east.jp/

通常のインターネット通信はppp0、フレッツ・スクウェア ネクスト宛のパケットはブリッジ対象となるためeth0インターフェースを通ります。

ルーターの設定

  1. WAN側Ethernetインターフェース(eth0)上にインターネット(ISP)接続用のPPPインターフェース「0」を作成します。「OVER=eth0-XXXX」の「XXXX」の部分には、ISPから通知されたPPPoEの「サービス名」を記述します。ISPから指定がない場合は、どのサービス名タグでも受け入れられるよう、「ANY」を設定します。


  2. ISPから通知されたPPPユーザー名とパスワードを指定し、接続時にIPアドレス割り当ての要求を行うように設定します。LQRはオフにし、代わりにLCP Echoパケットを使ってPPPリンクの状態を監視するようにします。また、ISDN向けの機能であるBAPはオフにします。


  3. IPモジュールを有効にします。


  4. IPCPネゴシエーションで与えられたIPアドレスをPPPインターフェースで使用するように設定します。


  5. LAN側(vlan1)インターフェースにIPアドレスを設定します。


  6. インターネット接続用のWAN側(ppp0)インターフェースにIPアドレス「0.0.0.0」を設定します。ISPとの接続が確立するまで、IPアドレスは確定しません。


  7. デフォルトルートを設定します。


  8. DNSリレー機能を有効にします。


  9. DNSリレーの中継先を指定します。通常、中継先にはDNSサーバーのアドレスを指定しますが、IPCPによりアドレスを取得するまでは不明であるため、ここではインターフェース名を指定します。


  10. ファイアウォール機能を有効にします。


  11. ファイアウォールの動作を規定するファイアウォールポリシーを作成します。


  12. ICMPパケットはPing(Echo/Echo Reply)と到達不可能(Unreachable)のみ双方向で許可します。

    Note - デフォルト設定では、ICMPはファイアウォールを通過できません。

  13. ルーターのidentプロキシー機能を無効にし、外部のメール(SMTP)サーバーなどからのident要求に対して、ただちにTCP RSTを返すよう設定します。


  14. ファイアウォールポリシーの適用対象となるインターフェースを指定します。
    LAN側インターフェース(vlan1)をPRIVATE(内部)に設定します。


    インターネット側WANインターフェース(ppp0)およびフレッツ・スクウェア側WANインターフェース(ppp1)をPUBLIC(外部)に設定します。


  15. LAN側ネットワークに接続されているすべてのコンピューターがppp0およびppp1を通って送出される際、ENAT機能を使用できるよう設定します。グローバルアドレスには、ppp0およびppp1で動的に取得したIPアドレスを使用します。


  16. ブリッジモジュールを有効にします。


  17. WAN側(eth0)インターフェースにブリッジポートを作成します。

    Note - フレッツ・スクウェア ネクスト宛のパケット(ブリッジ対象のパケット)はppp0ではなくeth0インターフェースを通るため、ブリッジ対象のインターフェースとしてはeth0を指定します。

  18. LAN側(vlan1)インターフェースにブリッジポートを作成します。


  19. ブリッジ対象のプロトコルを指定します。IPv6をブリッジする場合はtypeパラメータに「86dd」を指定します。


  20. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。

まとめ

ルーターのコンフィグ [テキスト版]
create ppp=0 over=eth0-any
set ppp=0 over=eth0-any bap=off iprequest=on user=user@isp password=isppasswd lqr=off echo=on
enable ip
enable ip remoteassign
add ip int=vlan1 ip=192.168.1.1 mask=255.255.255.0
add ip int=ppp0 ip=0.0.0.0
add ip route=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 int=ppp0 next=0.0.0.0
enable ip dnsrelay
add ip dns int=ppp0
enable firewall
create firewall policy=net
enable firewall policy=net icmp_f=ping,unreach
disable firewall policy=net identproxy
add firewall policy=net int=vlan1 type=private
add firewall policy=net int=ppp0 type=public
add firewall policy=net nat=enhanced int=vlan1 gblint=ppp0
enable bridge
add bridge port=1 int=eth0
add bridge port=2 int=vlan1
add bridge protocol type=86dd





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