AMF Security mini 2.2.2 リリースノート

• 1. 対象製品とソフトウェアバージョン
• 2. 重要：注意事項
• 3. 本バージョンで追加・拡張された機能
• 4. 本バージョンで修正された項目
• 5. 本バージョンでの制限事項
• 6. サポートリミット一覧
• 7. 最新マニュアルについて

1. 対象製品とソフトウェアバージョン

本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。

2. 重要：注意事項

2.1. 一般

• 2.1.1
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AMF Security miniのサポートAW+バージョンとGUIバージョン

  AMF Security mini 2.2.2は、AW+ 5.5.2-0.1とGUIバージョン 2.11.0でご使用ください。

  上記のバージョンでは、バージョン更新（バージョンアップ）時の一時的な稼働を除き、以前のAMF Security miniのバージョンは未サポートです。運用では本バージョンをご使用ください。

• 2.1.2
  x950 x908GEN2 AR4050S
  スケジュールの日時とタイムゾーン設定の関係について

  「ポリシー設定」のスケジュールで設定する開始日時・終了日時は、「システム設定」/「時刻設定」画面で現在設定されているタイムゾーンの日時です。スケジュールを登録後にタイムゾーンが変更されると、変更後のタイムゾーンに合わせてスケジュールの開始日時・終了日時が変更されます。

  例

  ■ タイムゾーンが「UTC」で以下を設定

  スケジュール開始日時	スケジュール終了日時
  20XX-04-01　08:00:00	20XX-09-30　23:59:59

  ■ タイムゾーンを「UTC」から「Asia/Tokyo」に変更

  スケジュール開始日時	スケジュール終了日時
  20XX-04-01　17:00:00	20XX-10-01　08:59:59

  そのため、以下のようなスケジュールの設定に関連した操作を行う場合には、あらかじめ使用されるタイムゾーンが設定されていることを確認してください。

  • 「ポリシー設定」でスケジュールの追加・更新
  • 「システム設定」/「システム情報」画面で、認証データのエクスポート・インポート
  • 　AMF Security miniの連携アプリケーション（API）による認証データの登録

  
  

  Note「システム設定」/「システム情報」画面でエクスポートするシステム設定には、タイムゾーンの設定が含まれます。AMF Security miniのタイムゾーンの初期設定は「UTC」のため、AMF Security miniの初期化や新規インストール後などに、バックアップしていたシステム設定と認証データをインポートする場合には、「システム設定」のインポート → AMF Security miniインスタンスの再起動（停止→起動） → 「認証データ」のインポートの順で行ってください。
  AMF Security miniインスタンスの操作については、AW+のコマンドリファレンスの「Web GUI」/「Vista Manager mini - AMF Security mini」をご参照ください。

3. 本バージョンで追加・拡張された機能

3.1. デバイス

• 3.1.1
  x950 x908GEN2 AR4050S
  MACアドレスのベンダー名のリスト（OUIリスト）の更新

  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」に表示される端末のMACアドレスのベンダー名のリスト（OUIリスト）を更新しました。

  Note 本更新は、x950/SBx908 GEN2のAMF Security mini 2.2.0からの更新です。AR4050S/AR4050S-5GはAMF Security mini 2.2.1からの更新はありません。

3.2. システム設定

• 3.2.1
  x950 x908GEN2 AR4050S
  SSLサーバー証明書の更新

  AMF Security miniのWebサーバーのSSLサーバー証明書と、ホワイトリスト認証サーバーのSSLサーバー証明書を更新しました。

4. 本バージョンで修正された項目

本バージョンでは、以下の項目が修正されました。

• 4.1 [D223000]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  システムの設定を変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「ネットワーク設定」画面と「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー設定」画面にある「SSL 証明書」項目の「Web」で「削除」ボタンをクリックすると、「システム設定へのアクセス権限がありません。」と「システム設定へのアクセス権限がありません。 設定を反映させるため、30秒後にログアウトします。」のメッセージが表示されていましたが、正しいエラーメッセージが表示されるように修正しました。
• 4.2 [D223001]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  システムの設定を変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「ネットワーク設定」画面と「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー設定」画面にある「SSL 証明書」項目の「Whitelist」で「削除」ボタンをクリックすると、「システム設定へのアクセス権限がありません。」のエラーメッセージが2つ重なって表示されていましたが、これを修正しました。
• 4.3 [D223002]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  システムの設定を変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「システム情報」画面にある「システム設定」項目の「エクスポート」ボタンをクリック、または「技術サポート情報」項目の「ダウンロード」ボタンをクリックすると、テキストのエラーメッセージの画面が表示されていましたが、「システム情報」画面にエラーメッセージが表示されるように修正しました。
• 4.4 [D223003]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  認証データベースを変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「システム情報」画面にある「認証データ」項目の「エクスポート」ボタンをクリックすると、テキストのエラーメッセージの画面が表示されていましたが、「システム情報」画面にエラーメッセージが表示されるように修正しました。
• 4.5 [D223004]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  認証データベースを変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「アクションログ」画面の「ダウンロード」ボタンをクリックした際にエラーメッセージが表示されませんでしたが、これを修正しました。
• 4.6 [R255084]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  システムの設定を変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「AMF Securityログ」画面の「ダウンロード」ボタンをクリックすると「404 Not Found」の画面が表示されましたが、エラーメッセージが表示されるように修正しました。
• 4.7 [R255093]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  システムの設定を変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「AMF Securityログ」画面のログが1ページに収まっていない状態で最下部の「すべてのログのクリア」ボタンを押下すると、エラーメッセージがページの最上部に表示されていましたが、現在表示されているページの上部に表示されるように修正しました。
• 4.8 [R255105]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  システムの設定を変更する権限が付与されていないアカウントでログイン時に、「システム設定」/「ネットワーク設定」画面のサービスの設定を変更すると、「ネットワーク設定を更新しています。 30秒後にこのページを再読込します。」のメッセージが表示されていましたが、正しいエラーメッセージが表示されるように修正しました。
• 4.9 [R255398]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「システム設定」/「アクションログ」画面の「アクションログのクリア」ボタンで複数回ログのクリアを行うと、「Command '['systemctl', 'start', 'ses-ofc']' returned non-zero exit status 1.」のメッセージが表示されることがありましたが、これを修正しました。
• 4.10 [R255580]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「システム設定」/「アクションログ」画面の「アクションログのクリア」ボタンでログのクリアが行えるアカウントの権限が「システムの設定を変更する権限」になっていましたが、「認証データベースを変更する権限」に修正しました。
• 4.11 [R255617]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  Sophos XG Firewallとの連携において、トラップ監視対象の「Security Heartbeat：Green − マルウェア駆除正常化を検出」が正しく動作しないことがありましたが、これを修正しました。
• 4.12 [D221012]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー 設定」画面でAMFマスターの設定後やAMFマスターとの接続が切断される操作後に、AMFメンバーの詳細情報が正しく取得できず、「スイッチ」/「接続中 AMF メンバー 一覧」画面上の「ドメイン名」「IPv4 アドレス」が表示されないことがありましたが、詳細情報が正しく取得できなかった場合に再取得するように修正しました。
• 4.13 [R268474]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  OpenSSLに関する脆弱性（CVE-2021-4160）への対策を行いました。

5. 本バージョンでの制限事項

本バージョンには、以下の制限事項があります。

5.1. デバイス

• 5.1.1 [R198498]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AMFアプリケーションプロキシーホワイトリスト機能使用時、「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面で、状況が「認証失敗」または「検出」の端末を登録した際に、下記のような認証データを更新したことを示すログが複数と、AMFマスターから端末の認証情報が削除できなかったことを示すログが記録されますが、ログのみの問題で動作に影響ありません。
  
  

  auth INFO Authentication policy was updated
  auth INFO Authentication policy was updated
  web INFO Failed to remove xx-xx-xx-xx-xx-xx from AMF master xxx.xxx.xxx.xxx, Not Found

• 5.1.2 [R198725]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「スイッチ」/「接続中 AMF メンバー 一覧」画面で、「削除」ボタンをクリックしてAMFメンバーの認証情報の削除を行った際に、「接続中 AMFメンバーの削除に失敗しました。Receiveing IPC message timeout」メッセージが表示され、ログに web ERROR Failed to send IPC message (server), [Errno 32] Broken pipe が出力される場合がありますが、認証情報は正しく削除されます。
• 5.1.3 [R198730]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面で、デバイスを「複数切断」で切断した際に、「接続中 デバイスの削除に失敗しました。 Receiveing IPC message timeout」メッセージが表示され、ログに web ERROR Failed to send IPC message (server), [Errno 32] Broken pipe が出力されますが、認証情報は正しく削除されます。
• 5.1.4 [R198742]
  x950 x908GEN2 AR4050S

  CentreCOM x950シリーズ / SwitchBlade x908 GEN2 の場合

  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面に表示されるAMFアプリケーションプロキシーホワイトリスト機能で認証された端末の情報は、「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー 設定」画面の「AMFメンバーがネットワークに接続した時に認証済み端末リストの再読み込みを行います。」のチェックボックスにチェックが入っている場合には、アプリケーションインスタンスの再起動と「システム設定」/「システム情報」画面のサービスの再起動後に自動で表示されます。

  ただし、x950シリーズ / x908 GEN2が再起動した場合には、自動で表示されないことがあります。その場合は、「システム設定」/「システム情報」画面のサービスの再起動や、「スイッチ」/「接続中 AMF メンバー 一覧」画面で「同期」ボタンをクリックしてください。
  

  AT-AR4050S / AT-AR4050S-5G の場合

  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面に表示されるAMFアプリケーションプロキシーホワイトリスト機能で認証された端末の情報は、「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー 設定」画面の「AMFメンバーがネットワークに接続した時に認証済み端末リストの再読み込みを行います。」のチェックボックスにチェックが入っている場合には、アプリケーションインスタンスの再起動と「システム設定」/「システム情報」画面のサービスの再起動後に自動で表示されます。

  ただし、AT-AR4050S/AT-AR4050S-5Gが再起動した場合は表示されないことがあります。その場合は、「システム設定」/「システム情報」画面でサービスの再起動を行ってください。

5.2. システム設定

• 5.2.1 [R219181]
  x950 x908GEN2 AR4050S

  AMF Security mini 1.7.0から本バージョンにバージョン更新（バージョンアップ）を行うと、「システム設定」/「アクションログ」画面の「優先度」と「アクション ID」の表示内容、およびダウンロードしたファイル内の「優先度」と「アクション ID」の内容が入れ替わります。

  なお、バージョン更新後に出力されるアクションログは正しく出力されます。

• 5.2.2 [R267666]
  x950 x908GEN2 AR4050S

  AT-SESC / AMF Securityで作成したOpenFlow用の認証データ（CSV形式）は未サポートです。

  誤ってインポートした場合は、「システム設定」/「システム情報」画面の認証データで「リセット」を実行して、認証データをすべて削除してください。

6. サポートリミット一覧