AMF Security mini 2.2.3 リリースノート

• 1. 対象製品とソフトウェアバージョン
• 2. 重要：注意事項
• 3. 本バージョンで追加・拡張された機能
• 4. 本バージョンで仕様変更された機能
• 5. 本バージョンで修正された項目
• 6. 本バージョンでの制限事項
• 7. サポートリミット一覧
• 8. 最新マニュアルについて

1. 対象製品とソフトウェアバージョン

本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。

2. 重要：注意事項

2.1. 一般

• 2.1.1
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AMF Security miniのサポートAW+バージョンとGUIバージョン

  AMF Security mini 2.2.3は以下のAW+とGUIのバージョンをサポートします。

  AW+ 5.5.3-0.1 & Device GUI 2.14.0

  上記のバージョンではバージョン更新（バージョンアップ）時の一時的な稼働を除き、以前のAMF Security miniのバージョンは未サポートです。運用では本バージョンをご使用ください。

• 2.1.2
  x950 x908GEN2 AR4050S
  スケジュールの日時とタイムゾーン設定の関係について

  「ポリシー設定」のスケジュールで設定する開始日時・終了日時は、「システム設定」/「時刻設定」画面で現在設定されているタイムゾーンの日時です。スケジュールを登録後にタイムゾーンが変更されると、変更後のタイムゾーンに合わせてスケジュールの開始日時・終了日時が変更されます。

  例

  ■ タイムゾーンが「UTC」で以下を設定

  スケジュール開始日時	スケジュール終了日時
  20XX-04-01　08:00:00	20XX-09-30　23:59:59

  ■ タイムゾーンを「UTC」から「Asia/Tokyo」に変更

  スケジュール開始日時	スケジュール終了日時
  20XX-04-01　17:00:00	20XX-10-01　08:59:59

  そのため、以下のようなスケジュールの設定に関連した操作を行う場合には、あらかじめ使用されるタイムゾーンが設定されていることを確認してください。

  • 「ポリシー設定」でスケジュールの追加・更新
  • 「システム設定」/「システム情報」画面で、認証データのエクスポート・インポート
  • 　AMF Security miniの連携アプリケーション（API）による認証データの登録

  
  

  Note「システム設定」/「システム情報」画面でエクスポートするシステム設定には、タイムゾーンの設定が含まれます。AMF Security miniのタイムゾーンの初期設定は「UTC」のため、AMF Security miniの初期化や新規インストール後などに、バックアップしていたシステム設定と認証データをインポートする場合には、「システム設定」のインポート → AMF Security miniインスタンスの再起動（停止→起動） → 「認証データ」のインポートの順で行ってください。
  AMF Security miniインスタンスの操作については、AW+のコマンドリファレンスの「Web GUI」/「Vista Manager mini - AMF Security mini」をご参照ください。

3. 本バージョンで追加・拡張された機能

3.1. 一般

• 3.1.1
  x950 x908GEN2 AR4050S
  MACアドレスのベンダー名のリスト（OUIリスト）の更新

  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」に表示される端末のMACアドレスのベンダー名のリスト（OUIリスト）を更新しました。
• 3.1.2
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AMFマスターとの接続状態表示

  「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー設定」画面のAMFマスターとの「接続状態」に「Warning」の表示を追加しました。

  Note「Warning」の表示については本バージョンで仕様変更された機能の「AMFアプリケーションプロキシー連携」をご参照ください。

4. 本バージョンで仕様変更された機能

4.1. 一般

• 4.1.1
  x950 x908GEN2 AR4050S
  鍵交換アルゴリズムの強化

  AW+のAMFアプリケーションプロキシー ホワイトリスト機能で、プロキシーノードとの通信を暗号化した際のDHE（Diffie-Hellman鍵交換）に使用するビット長を1024ビットから2048ビットに変更しました。

  Note AW+側のファームウェアの変更や設定変更は不要です。
• 4.1.2
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AMFアプリケーションプロキシー連携

  AW+のAMFアプリケーションプロキシー連携の動作仕様を変更しました。

  これまではAMFメンバー（エッジノード）の設定不備等でAMF SecurityがAMFマスターからAMFアプリケーションプロキシー関連の情報を取得できなかったときは「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー設定」画面の「接続状態」に「Error」が表示され、AMFアプリケーションプロキシー機能が正常に動作しませんでしたが、該当するAMFメンバーが存在しても「接続状態」に「Warning」を表示し、該当のAMFメンバー以外でAMFアプリケーションプロキシー機能が動作するようにしました。

  また「接続状態」の表示が「Warning」になり、情報が取得できなかったAMFメンバーが存在したときのAMF Securityログに出力する内容を変更しました。

5. 本バージョンで修正された項目

本バージョンでは、以下の項目が修正されました。

• 5.1 [R275563]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AT-SESC ソフトウェアバージョン 1.4.0で追加されたフォーマットの複数のデバイス IDに追加されている優先度が同一のポリシーの認証データ（CSV形式）を、「システム設定」/「システム情報」画面でインポート、またはAMF Securityの連携アプリケーション（API）によるインポートで削除を行った場合に、該当のポリシーが削除されないことがありましたが、これを修正しました。
• 5.2 [R275671]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AT-SESC ソフトウェアバージョン 1.4.0で追加されたフォーマットの認証データ（CSV形式）で値が必須の項目に値がない場合や値が空白の場合に、「システム設定」/「システム情報」画面でインポート、またはAMF Securityの連携アプリケーション（API）によるインポートができることがありましたが、これを修正しました。
• 5.3 [R276751]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AT-SESC ソフトウェアバージョン 1.4.0で追加されたフォーマットで誤りのある認証データ（CSV形式）を、「システム設定」/「システム情報」画面でインポート、またはAMF Securityの連携アプリケーション（API）によるインポートで登録を行った場合に、エラーメッセージの表示、およびログに出力される誤りの場所が正しくないことがありましたが、これを修正しました。
• 5.4 [R238227]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  サービスの再起動、バージョン更新、AW+機器の起動・再起動後に、AMF Securityログに内部のサービスの開始を示す'started'関連のログが出力されないことがありましたが、これを修正しました。
• 5.5 [R294537]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面に表示されるMACアドレスのベンダー名が表示される項目名が 'vender' でしたが、'vendor' に変更しました。
• 5.6 [R303507]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「スイッチ」/「接続中 AMF メンバー 一覧」画面の「削除」または「同期」ボタン押下で、端末の認証情報の削除、認証されている端末の情報の取得ができなかった際のメッセージが正しくないことがありましたが、これを修正しました。
• 5.7 [R198721]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー設定」画面で、AMFマスターではなくAMFメンバーのIPv4 アドレス、ユーザー名、パスワードを設定した場合に「接続状態」の表示が「Good」になっていましたが、「Error」の表示になるように修正しました。

6. 本バージョンでの制限事項

本バージョンには、以下の制限事項があります。

6.1. デバイス

• 6.1.1 [R198498]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AMFアプリケーションプロキシーホワイトリスト機能使用時、「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面で、状況が「認証失敗」または「検出」の端末を登録した際に、下記のような認証データを更新したことを示すログが複数と、AMFマスターから端末の認証情報が削除できなかったことを示すログが記録されますが、ログのみの問題で動作に影響ありません。
  
  

  auth INFO Authentication policy was updated
  auth INFO Authentication policy was updated
  web INFO Failed to remove xx-xx-xx-xx-xx-xx from AMF master xxx.xxx.xxx.xxx, Not Found

• 6.1.2 [R198725]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「スイッチ」/「接続中 AMF メンバー 一覧」画面で、「削除」ボタンをクリックしてAMFメンバーの認証情報の削除を行った際に、「接続中 AMFメンバーの削除に失敗しました。Receiveing IPC message timeout」メッセージが表示され、ログに web ERROR Failed to send IPC message (server), [Errno 32] Broken pipe が出力される場合がありますが、認証情報は正しく削除されます。
• 6.1.3 [R198730]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面で、デバイスを「複数切断」で切断した際に、「接続中 デバイスの削除に失敗しました。 Receiveing IPC message timeout」メッセージが表示され、ログに web ERROR Failed to send IPC message (server), [Errno 32] Broken pipe が出力されますが、認証情報は正しく削除されます。
• 6.1.4 [R198742]
  x950 x908GEN2 AR4050S

  CentreCOM x950シリーズ / SwitchBlade x908 GEN2 の場合

  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面に表示されるAMFアプリケーションプロキシーホワイトリスト機能で認証された端末の情報は、「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー 設定」画面の「AMFメンバーがネットワークに接続した時に認証済み端末リストの再読み込みを行います。」のチェックボックスにチェックが入っている場合には、アプリケーションインスタンスの再起動と「システム設定」/「システム情報」画面のサービスの再起動後に自動で表示されます。

  ただし、x950シリーズ / x908 GEN2が再起動した場合には、自動で表示されないことがあります。その場合は、「システム設定」/「システム情報」画面のサービスの再起動や、「スイッチ」/「接続中 AMF メンバー 一覧」画面で「同期」ボタンをクリックしてください。
  

  AT-AR4050S / AT-AR4050S-5G の場合

  「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面に表示されるAMFアプリケーションプロキシーホワイトリスト機能で認証された端末の情報は、「AMF」/「AMF アプリケーションプロキシー 設定」画面の「AMFメンバーがネットワークに接続した時に認証済み端末リストの再読み込みを行います。」のチェックボックスにチェックが入っている場合には、アプリケーションインスタンスの再起動と「システム設定」/「システム情報」画面のサービスの再起動後に自動で表示されます。

  ただし、AT-AR4050S/AT-AR4050S-5Gが再起動した場合は表示されないことがあります。その場合は、「システム設定」/「システム情報」画面でサービスの再起動を行ってください。

• 6.1.5 [R303088]
  x950 x908GEN2 AR4050S
  AMFマスター（プロキシーノード）とAMF Securityで事前共有鍵(PSK)が一致しない場合でも、「デバイス」/「接続中 デバイス一覧」画面で該末が「認証済み」の表示になることがありますが、実際の認証は成功しません。

6.2. システム設定

• 6.2.1 [R219181]
  x950 x908GEN2 AR4050S

  AMF Security mini 1.7.0から本バージョンにバージョン更新（バージョンアップ）を行うと、「システム設定」/「アクションログ」画面の「優先度」と「アクション ID」の表示内容、およびダウンロードしたファイル内の「優先度」と「アクション ID」の内容が入れ替わります。

  なお、バージョン更新後に出力されるアクションログは正しく出力されます。

• 6.2.2 [R267666]
  x950 x908GEN2 AR4050S

  AT-SESC / AMF Securityで作成したOpenFlow用の認証データ（CSV形式）は未サポートです。

  誤ってインポートした場合は、「システム設定」/「システム情報」画面の認証データで「リセット」を実行して、認証データをすべて削除してください。

7. サポートリミット一覧