[index] CentreCOM 8700SLシリーズ コマンドリファレンス 2.9

SET MSTP

カテゴリー:スイッチング / マルチプルスパニングツリープロトコル(MSTP)


SET MSTP [CONFIGNAME=string] [REVISIONLEVEL=0..65535] [MAXHOPS=1..40] [MAXAGE=6..40] [HELLOTIME=1..10] [FORWARDDELAY=4..30] [PROTOCOLVERSION={STP|RSTP|MSTP}] [STATICVLANS={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE}]

string: 文字列(1〜32文字。英数字とアンダースコアが使用可能)


マルチプルスパニングツリープロトコル(MSTP)のパラメーターを変更する。



パラメーター

CONFIGNAME: MSTリージョン名。同一リージョンに所属させたい装置には、同じ名前を指定する。デフォルトは製品のMACアドレス(xx-xx-xx-xx-xx-xxの型式)。

REVISIONLEVEL: MSTリージョン設定のリビジョン。同一リージョンに所属させたい装置には、同じ数値を指定する。デフォルトは0。

MAXHOPS: 最大ホップ数。BPDUがMSTPブリッジを抜けるごとにカウントダウンされるされる、BPDUの寿命カウンター。デフォルトは20。

MAXAGE: 最大エージタイム。ルートブリッジからBPDUが届かなくなったことを認識するまでの時間(秒)。この時間内にBPDUを受信できなかった場合、各ブリッジはスパニングツリーの再構成を開始する。2×(HELLOTIME + 1) 以上、かつ、2× (FORWARDDELAY - 1) 以下でなくてはならない。デフォルトは20秒。

HELLOTIME: ハロータイム。ルートブリッジがBPDU(Bridge Protocol Data Unit)を送信する間隔(秒)。デフォルトは2秒。

FORWARDDELAY: フォワードディレイタイム。ネットワーク構成の変更後に、ルートブリッジ内のポートがディスカーディングからラーニング、ラーニングからフォワーディング状態に遷移するまでの最大時間(秒)を示す。デフォルトは15秒。

PROTOCOLVERSION: MSTPの動作モード。MSTP(MSTP BPDUを使う)、RSP(RSTP BPDUを使う)、STP(STP BPDUを使う)から選択する。デフォルトはMSTP。

STATICVLANS: スパニングツリーのトポロジー計算時、MSTインスタンスに所属しているVLANのポート構成を考慮するかどうか。YESを指定した場合は、VLANのポート構成を考慮して計算を行う(MSTインスタンスに所属しているVLANのメンバーポートだけを利用してトポロジーを計算する)。NOを指定した場合は、VLANのポート構成を考慮せずに通常のMSTPの方法で計算を行う(MSTインスタンスに所属しているVLANのメンバーポートだけでなく、すべての物理ポートを使用して計算を行う)。ブリッジ(スイッチ)間を接続しているすべてのポートが同じVLAN設定であるならOFFでよいが、そうでない場合は、特定のMSTインスタンスにおいて、所属VLANのメンバーでないポートがルートポートになる可能性がある。このようなときはONを指定するとよい(OFFのままでも、メンバーポートのポートプライオリティーやポートパスコストを調整すれば同じ効果を得られる)。デフォルトはOFF。



関連コマンド

SHOW MSTP




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