[index] CentreCOM 8700SLシリーズ コマンドリファレンス 2.9

SET STP PORT

カテゴリー:スイッチング / スパニングツリープロトコル(STP/RSTP)


SET STP[={stpname|ALL}] PORT={port-list|ALL} [PATHCOST={1..1000000|1..200000000}] [PORTPRIORITY=0..255] [EDGEPORT={YES|NO}] [PTP={AUTO|YES|NO}] [DEFAULT]

stpname: STPドメイン名(1〜15文字。英数字とアンダースコア(_)、ハイフンを使用可能。大文字小文字を区別しない)
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)


指定ポートのスパニングツリーパラメーターを変更する。



パラメーター

STP: STPドメイン名。ドメインを指定しなかった場合、および、ALLを指定した場合はすべてのSTPドメインが対象となる。

PORT: ポート番号。複数指定が可能。ALLを指定した場合はすべてのポートが対象となる。

PATHCOST: パスコスト。該当ポートを通過する際のコストを示すもので、一般的にはポートの通信速度に応じて設定する。通信速度ごとのデフォルト値と推奨値範囲は別表を参照。なお、SET STPコマンドのMODEパラメーターでSTPの動作モードを変更すると、PATHCOSTも自動的に変更される。

PORTPRIORITY: ポートプライオリティー。小さいほど優先度が高く、ルートポートになる可能性が高くなる。MODEがRAPIDのときは16の倍数で指定する(16の倍数でない値を指定したときは、指定値より小さい直近の倍数に変換される)。デフォルトは128。

EDGEPORT: MODEがRAPIDのとき、該当ポートがエッジポートかどうかを指定する。エッジポートとは、他のブリッジが存在しない末端(エッジ)のLANに接続されているポートのこと。ただし、EDGEPORT=YESを指定した場合でも、同ポートでRSTP BPDUを受信した場合はエッジポートとしては扱われなくなる。デフォルトはNO。

PTP: MODEがRAPIDのとき、該当ポートが他のブリッジとポイントツーポイントで接続されているかどうかを指定する。AUTOを指定した場合は、本製品が自動判別する。デフォルトはAUTO。

DEFAULT: PATHCOST、PORTPRIORITYパラメーターをデフォルト値に戻したいときに指定する。PORT以外のパラメーターと同時に指定することはできない。



表 1:STANDARDモードにおけるパスコストの推奨範囲とデフォルト値
通信速度
推奨範囲
デフォルト値
10Mbps 50〜600 100
100Mbps 10〜60 19
1000Mbps 3〜10 4

表 2:RAPIDモードにおけるパスコストの推奨範囲とデフォルト値
通信速度
推奨範囲
デフォルト値
10Mbps 200000〜2000000 2000000
100Mbps 20000〜200000 200000
1000Mbps 2000〜20000 20000



関連コマンド

PURGE STP
RESET STP
SET STP
SHOW STP




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