[index] CentreCOM 9424T コマンドリファレンス 2.11
- FDBエントリー - 自動学習とダイナミックエントリー - スタティックエントリー
フォワーディングデータベース(FDB)は、スイッチが受信フレームの転送先ポートを決定するために使用するデータベースです。本製品は最大16K個のアドレスを登録できます。
FDBエントリー |
VLAN ID | ステーションが所属するVLAN |
MACアドレス | ステーションのMACアドレス |
ポート番号 | ステーションが存在するポート |
ステータス | スタティック、ダイナミック、またはマルチキャストのどれか |
ダイナミックエントリー | 学習機能により自動的に登録されたエントリー。一定時間受信がなかったエントリーは削除される(エージング)。また、システムを再起動すると、すべてのエントリーが削除される。 |
スタティックエントリー | 管理者が手動で登録したエントリー。ADD SWITCH FILTERコマンドで登録する。また、ポートセキュリティーでSECUREDモードを設定すると、それまでに学習したエントリーもスタティックエントリーとなる。ポートセキュリティーの設定は、SET SWITCH PORT SECURITYMODEコマンドで行う。このエントリーは、エージングによって削除されることはない。設定をファイルに保存すれば、再起動後にも使用できる。 |
ポートセキュリティー(learn)エントリー | ポートセキュリティー機能の「学習済みアドレス」としてカウントされる特殊なエントリー。ポートセキュリティーでLIMITEDモードを設定し、学習可能なMACアドレスの上限値を設定したポートで自動学習される。ポートセキュリティーの設定は、SET SWITCH PORT SECURITYMODEコマンドで行う。このエントリーはスタティックエントリーとして扱われる(エージングによって削除されない)が、ポートセキュリティー機能をオフにする(ポートセキュリティーのモードをAUTOMATICに設定する)、またはシステムの再起動によって削除される。 |
自動学習とダイナミックエントリー |
RESET SWITCH FDB ↓
DELETE SWITCH FILTER TYPE=DYNAMIC ↓
SET SWITCH AGEINGTIMER=600 ↓
Note - パケットを受信しなくなってから実際にアドレスが削除されるまでの時間は、タイミングにより「エージングタイム設定値」〜「エージングタイム設定値×2」の範囲で変動します。
スタティックエントリー |
ADD SWITCH FILTER DESTADDRESS=00-00-f4-99-88-76 PORT=1 VLAN=white ↓
Note - ポートセキュリティーの学習済みアドレス(learnエントリー)は、エージングにより削除されない点ではスタティックですが、ポートセキュリティー機能をオフにする、または、システム再起動によって削除されます。
DELETE SWITCH FILTER DESTADDRESS=00-00-f4-99-88-76 VLAN=1 ↓
DELETE SWITCH FILTER TYPE=STATIC ↓
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