[index] SwitchBlade x3100シリーズ コマンドリファレンス

運用・管理 / コンフィグレーション


  - データベース
   - データベースの消去
  - コンフィグレーション
   - コンフィグレーションファイルの操作
    - コンフィグレーションファイルのバックアップ
    - コンフィグレーションファイルのリストア

データベース

本製品のデータベースはCFCカードのフラッシュメモリーに保存されています。設定変更をすると、直ぐにデータベースに記録されます。またCFCカードを冗長化している場合、ACTCFCカードのフラッシュメモリーのデータベースへの記録が実行されると、自動的にINACTCFCカードのフラッシュメモリーのデータベースにも同じ情報が記録されます。

データベースの消去

既存のデータベースを消去する場合は、PURGE DATABASE (SEC)コマンドを使います。PURGE DATABASE (SEC)コマンドは工場出荷時状態に戻したい場合などに使用します。

Note - PURGE DATABASE (SEC)コマンドを使うと、ネットワークシステムの停止やネットワーク障害の原因になる場合がありますので注意してください。

Note - TelnetクライアントからCLIへの接続は工場出荷時に無効で設定されているため、Telnetクライアントから本コマンドを使うとシステムに接続できなくなります。データベースを工場出荷時の状態に戻す場合は、CFCカードのコンソールポート経由でPURGE DATABASE (SEC)コマンドを使い、再度TelnetクライアントからCLIにアクセスできるよう設定してください。

officer SEC>> PURGE DATABASE FORCE
Command has been submitted
PURGE DATABASE - success


Note - 本コマンド使用後にシステムは再起動します。

コンフィグレーション

本製品のコンフィグレーションはバイナリ形式でなく、テキストファイル形式で提供されます。そのためコマンドの編集や設定を確かめたりすることが容易に行えます。また、システムがコンフィグレーションを作成する際には、フラッシュメモリーでなくRAMメモリーのバイナリデータベースから作成します。

コンフィグレーションファイルの操作

コンフィグレーションファイルをバックアップすることにより、同じ構成のシステムや似たようなシステムに使用することができます。

コンフィグレーションファイルのバックアップ

コンフィグレーションファイルのバックアップには、BACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使い、フラッシュメモリー、SD/SDHCメモリーカード、外部サーバーに保存できます。

Note - コンフィグレーションファイルのバックアップ中には、システムに関係するコマンドは使用できません。またバックアップには数分かかります。

コンフィグレーションファイルのバックアップ手順
  1. BACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使いSD/SDHCメモリーカードに保存します。

  2. SHOW CONFIG (SEC)コマンドのSTATUSパラメーターでバックアップの途中経過を確認できます。


コンフィグレーションファイルのリストア

テキスト形式の設定ファイルはデバイスのコンフィグレーションファイルとして一般的に使用されています。

ファイルの実行やコンフィグレーションファイルのリストアを行うには、RESTORE CONFIG FILE (SEC)コマンドを使います。

Note - テキストコンフィグレーションのリストアプロセスが完了すると、システムは既存のデータベースを消去し、テキストコンフィグレーションファイルを反映させたコンフィグレーションで再起動します。途中で中止する場合はSTOP CONFIG (SEC)コマンドを使います。

Note - 本コマンド実行後にシステムは再起動します。


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